あぁ日本

2008-07-26 | Weblog
只今僕の悩みは、NHKさんの『古都 三都物語/奈良・京都・鎌倉』を買うか否か。



僕の性格上、結局「買う」という結果は見えているのだけど、
一応、「ちゃんと考えてから」というフリをしてみている。

四季折々のやすらぎと華やぎに満ちた古都の花の名所約60寺社を収録した映像遺産。

だぜぇ。
花に興味は無いのに何でこんなに欲しいのか。
仏像も出てこないのに何でこんなに欲しいのか。

以前にも書きましたが、
僕は自然音CDや環境DVD類が大好物でして、
いろいろと失敗しながら見聞きあさっています。
本当に「これだ!」ってのには、なかなか出会えないのですけどね。

需要が少ないのと、演出を挟む余地の少なさで、
この手のジャンルで名作を生み出す事はとても難しいのでしょう。
予算も少ないだろうけどね。
作る側が、何となく綺麗な景色を写しとけば良い位の気持ちで
作ってるものが70%位の駄作率。
なめんなよ!!と投げた円盤の数知れず。

南国の砂浜、夕焼け、安いヒーリングミュージック。
この手のものには一切興味は無く、
まず僕のこだわりは「日本」であること。
森の音がひたすらに70分収録されたCDも、外国の森では違うのです。
かすかに聞こえる鳥の声や虫の声、川のせせらぎ、
僕の見てきた森の音が欲しいのです。
知らない鳥の鳴き声はいらんのです。

映像にしても、見知らぬ樹木を見てもダメなのです。
森のスケールも、日本離れしたものはいらんのです。

実際にそこで生活してきてはいなくても、
「日本人」として身体に沁み込んでいる感情を刺激してくれるものに
出会いたいのでございます。

そこんとこ、NHKさんはやってくれます。
やってくれなきゃいかんのです。

集金目当てで、民放どこでもやってる様な若者に媚びた番組など
作ってる場合ではないのです!

近年の傑作「映像詩 里山シリーズ 」を観ていない人は是非観て下さい。
涙が出ますから。(今のところ僕だけですが)

という流れで『古都 三都物語/奈良・京都・鎌倉』ですがね、

買うね。

明日には買うね。