『土佐の高知でカツオを喰らう!』の巻・・・
安芸駅でアイス(ちぴらはイチゴ味、ぴらにあはミョウガ味)を食べて、ごめんなはり線沿いに高知へ向かう。ホテルにチェックインしてお風呂&一休みの後は、高知のチンチン電車に乗ってお散歩に行く。とりあえず、坂本竜馬の生家跡に行ってみるけど、「つかれた~、おなかすいた~・・・」と全く興味がないちぴら。「次はお饅頭屋さんに行ってみる?」と聞くと、「おまんじゅう、おかし?」と少し乗り気になったらしい。ブツブツ言いながらも、竜馬生家から『お饅頭屋さん家跡』まで歩いて行く。そう、お饅頭屋さんは竜馬の親友の近藤長次郎さん(実家が餅菓子屋)のあだ名、コンビニでもあるのかと期待して付いてきたのに、またも「パパに騙された~!」のちぴら・・・
そろそろ日も暮れてきたしお腹もすいてきたから、オットさんお薦めの芋けんぴを買いがてら、高知駅まで行ってみることにする。駅ビルに行けばシャレたレストランの2~3軒もあると思っていたけど、高知駅まで行って愕然とするぴらにあ。県庁所在地のJR駅とは思えないレトロな感じで、コンコースの2階がオミヤゲ屋と食堂が入っている懐かしい作りだ。まだ7時だってのに、1店しかない食堂はもう閉店してるし・・・。よほど立ち食いうどんでも食べようか、売れ残りの駅弁でも買ってホテルに戻ろうかと思ったら、「カツオは?」って若旦那・・・
ちぴらに「高知はカツオが有名なんだよ!」と旅行前から教えていたら、「大好きなカツオの刺身が食べられる!」とずーっと期待していたらしい。「カツオの高知でうどんなんか喰えるか!」という感じ・・・。どこに行けば美味いカツオが食べられるのか解らないけれど、若旦那のアツイ気持ちを裏切る訳にもいかず、とりあえずはりまや橋方面にチンチン電車で戻る。駅の停車中に車内で地図を見ていると、「旅行ですか、タタキなら居酒屋がいいですよ!」と親切な運転手さんが教えてくれた。はりまや橋近くのアーケードに入ると、いかにも『飲み屋!』という感じの土佐料理屋さん(しかもちょっと高そう・・・)を発見。どうしようか悩んだけど、ぴらにあ&ちぴらの空腹も限界に近づき、「あの、お酒飲まないんですけどいいですか?」と店員さんに聞いてみる。「どうぞ~!」とニコニコ顔で座敷に案内してくれる店員さん・・・
店内をよく見ると、子連れの人や食事だけの人も大勢いてちょっと安心。写真付きの親切なメニューを見て、土佐料理が一通り揃っている定食と、どろめ(生のしらす)のお寿司、それと青のり(四万十川名産)の天ぷらを注文する。「少し待つんだろうけどちぴら大丈夫かな?」と心配していたら、あっという間に次から次へと料理が運ばれてくる。ぶ厚いカツオの刺身にタタキ(皮が炙ってある)、のれそれ(うなぎの稚魚?)、長太郎貝(ホタテみたいな貝)の焼き物、鯨の刺身、カツオのづけ丼・・・、どれも美味しくてちぴらと夢中で食べる。デザートの柚子シャーベットまで堪能したちぴらに、「何が一番うまかった?」と聞くと、「え~とね、カツオのしおから!」って。いつもながらしょっぱい系珍味好き、土佐の酒盗がお気に入りのもうすぐ3ちゃい児でした・・・
満腹で外へ出ると、アーケードのあっちこっちでよさこい踊りの練習中、ちぴらはさっき高知駅でかった鳴子(カチカチ)で飛び入り参加。料理屋のおじさんもちぴらの鳴子を見て、「いい時に来ましたね、明日は前夜祭ですよ!」と教えてくれたけど、明日帰っちゃうのよね・・・