シイの木の防風林の中でガサゴソと音がする。いつものようにリスかなと見ていると、茶色い物体が2匹飛び出してきた。やっぱり・・・と思ったら、リスよりちょっとでかい(40cmくらい)じゃん。シッポもリスみたいにフワフワしてないし、こいつらイタチか?。オコジョの写真みたいにチョコンと立ってこっちを見つめる2匹、ぴらにあを見つけて慌てて林へ逃げ込む(リスはすぐに木に登るけど、イタチは地面を逃げる)。島じゃイタチもたまに出てくるけど、カップルで遊んでるのは珍しいな・・・
ぴらにあが小学生~中学生の頃、『ガンバの冒険』というアニメが放映されていて好きだったなぁ。南の島に住んでいるネズミたちがイタチに襲われて、都会のネズミに助けを求めに来るというストーリーだった。荒海を貨物船で渡った7匹のネズミ(原作の本では15匹)がイタチと対決する、後で考えてみれば黒澤明の『七人の侍』とほぼ同じ展開だけど。でもキャラクターデザインは可愛いし、ストーリーもハラハラドキドキで面白かった。ネズミがイタチと戦う島は、確か八丈島がモデルだったと思う。実際にイタチがネズミ退治を目的として、本州から伊豆諸島に連れてこられていたんだとか。今日のイタチもガンバの敵の末裔なのかもしれないな・・・