数少ない交差点にさしかかる。ぴらにあが右折しようと待っていると、対向車の運転手さんが頭を下げながら通り過ぎていく。「ヤァ、どうも!」って感じじゃなくて、「わざわざ待ってもらってすいませ~ん!」と謝ってるみたい。その車ばかりじゃなくて、右折で待っていると対向車がみんな丁寧に挨拶をしていく。う~ん、やっぱりこういうコトか・・・
一般的な交通ルール(道路交通法を含む?)では、右折と直進が対向した場合は直進が優先だ。もちろん、譲り合って右折を先に進めることもあるけれど、特別な事がない限り右折の方が待つことになる。でも島のルールは違う。路地から一周道路(広い道)に出る時や右左折する時、はたまた停まってる車が走り出す時、とにかく先にその地点に来た方が優先になるらしい。ホントの優先車がどんなにギリギリに迫っていてもフツーに脇道から出るし右折するし、後ろを見ないで発進だってしちゃう。教習所の検定なら進路妨害で検定中止だけど。当然、優先道路を走ってる車は急ブレーキで避ける、その前を何事も無かったかのように25~30Kmで安全運転していく島免許の運転手さん・・・
独特の島ルールは車対車だけじゃなくて、車対自転車、車対歩行者にも適用されるみたい。「歩行者用信号が青だったから渡ったのに!」なんてアブナイ体験を証言しても、「だって、信号なんか滅多にナイから!」と言われてしまうかも・・・