


帰りの電車の中で立ったままウトウトしていた。2ヶ月も通勤電車にイヤイヤ乗っていると、自然とこんな特技が身につくらしい。で、今日に限ってな~んでかお手々がポワ~ンと温かい。う~ん、いい感じ・・・と夢見心地の時にハッと気が付いた。隣に立っていた女子高校生が手すりにつかまっている、その彼女の手の上にピッタリとぴらにあの手が乗っかってるんだと。「キャ~!、このおじさんヘンなんです!」と叫ばれたら、「そうです、ワタシがヘンなおじさんです!」と開き直るしか無い状態。どうなる、大ピンチだぞ、もしかしてこのままチカン行為で駅長室に連れて行かれて、大好きな「警○庁24時間スペシャルお手柄鉄道警察隊」とかに出演しちゃうんだ。あぁ、今日で終わりだ、とうとうクビになるのか、愛する妻や子供らになんて説明しよう・・・。と走馬燈のように悪い考えを巡らしていると、「おじさん、疲れているのね・・・」という微笑みとともに電車を降りていく女子高校生さん。あぁ、きっとネ申だ・・・