ぴらにあの写真館 in 伊豆大島→都会へ(新・日記帳)

8年間の伊豆大島生活から都会へ移住しました…
旧日記帳(ODNまいぺーじの思い出)は、BOOK MARKよりどうぞ!

北海道からカーフェリーに乗ろうぜの旅!(2日目)

2015-08-27 21:48:55 | おでかけ(国内)
*仙台~遠野~青森でカッパとC58を見ました・・・の巻!(476Km)

 ぴらにあが一人旅で遠野を訪れたのは、もう20年以上前のことだったろうか。当時はまだ「遠野に行ってきた!」と友達に話しても、「そこ何県?」と聞かれるほどマイナーな場所で、ぴらにあだって「遠野物語(柳田国男がまとめた民話集)」を何かの小説か旅行記の類だと思っていた。薄暗いカッパ淵(観光客なんて誰もいなかった)に一人で立っていると、ホントにカッパが出てきて川に引きずり込まれそうな雰囲気だった。川辺の小さいベンチにおじいさんが座っていて、気味が悪いから気がつかないフリをしていたら、おじいさんの方からぴらにあに声を掛けてきた。「お゛に゛い゛さ゛ん゛は、ど゛こ゛か゛ら゛い゛ら゛っし゛ゃい゛ま゛し゛た゛か゛?」、おじいさんの問いかけの言葉は助詞以外の全ての文字に濁点が付いていた。「東京からです!」とぴらにあが答えると、何か言いながら微笑んでくれた。たぶん、「遠いところからご苦労さん」みたいな意味だったんだと思うけど聞き取れなかった。その「お゛に゛い゛さ゛ん゛は~」のフレーズが気に入って、東京に戻ってからずいぶん真似をして友達に聞かせた。「そんなじいさん、ホントにいるのか?」と半信半疑の友達、でもいたんだよ、あのおじいさんはきっとカッパの生まれ変わりなんだよ・・・

 ずいぶん過ぎて、ハァハァ言いながら友達が訪ねてきた。「見た見た、昨日テレビで!」ってコーフンして、いったいナニを見たのよ。「カッパじいさん、テレビでお゛に゛い゛さ゛ん゛ってホントに言ってた!」だって。今だったらインターネットの動画サイトに簡単に投稿されちゃうんだろうけど、当時は行くしかなかった時代。便利な世の中ってのはどんどんつまらなくなっていくのよね・・・


【遠野駅、こんなにキレイだったっけか・・・】


【いきなり観光協会でカッパが出ました。すこぶるキュウリが好きらしい・・・(実話)】


【遠野にはホップ畑が多い。この緑色の花を集めてビールの味付けに使う・・・】


【カッパ淵は常堅寺というお寺の裏手にある・・・】


【もう観光客の波というか、20年前とは全く違うこの雰囲気。この小さい川に50人くらい集まってたろうか・・・(写真にできるだけ入らないように頑張ってみた)】


【カッパをキュウリで釣るには、観光協会発行の「捕獲許可証」が必要。ちなみに有料なので参加しませんでした・・・】


【お寺の境内で売っていたミニトマトうかまったッス・・・】


【ふるさと村に曲り家を見に行く。母屋と厩がつながっていてL字型になっている、南部地区の代表的な家屋建築・・・】


【中に入るとお馬さん用の豆を煮るカマドに火が入って虫除けになっている・・・】


【やっぱ板の間でペッタリ寝ますよね。ぴらにあも小学生の夏休み、千葉の農家に里子に出された時に板の間を占領していた・・・】


【ふるさと村にはクルミの木がいっぱい、緑色のうちはまだ食べられない・・・】


【お馬さんとカッパのふれあい・・・】


【ふるさと村の曲り家は色々なドラマや映画の撮影で使われているそうな・・・】


【この田園風景も時代劇で多数使用されているらしい・・・】


【遠野物語の語り部、佐々木喜善氏の家があった山口集落の水車を見に行く。この辺にはデンデラ野という老人を捨てる場所(寿命が来るまで自給自足で暮らしていた村)があったという・・・】


【さぁ、来ましたよ汽車ポッポ、スーパーで買った茹でトウモロコシを食べながら待つ・・・】


【もっと煙モクモクでゴッホゴホ(ドリフ大爆笑の爆発オチみたい)になるのを期待していたのに、あっさり通り過ぎてしまうC58・・・】


【炭水車の水分補給のため1時間停車、ゲージによると満タンで17立米(トン)積めるらしい・・・】


【客車かと思ったら4両編成の気動車なんじゃん。それにしてもこの「キサハ」って気動車の付随車(エンジン無し)って意味なんだろうけど、なら「キ」はついてないんだから「サハ?」、いやそれじゃ電車の付随車になっちゃうのか・・・】


【釜石線の急坂はC58だけだと上れないので、キハ140系と動力協調運転をやってるそうな、ずいぶんハイテクなのね。遠野駅ホームにはざしきわらしさんが出没・・・】


【上越線(渋川~水上)で乗ったD51はお釜の周りがずいぶん熱くて近づけなかったけど、C58はそんなでもない感じ・・・】


【SL銀河なので車両は星座がいっぱい、この車両はJR北海道の札幌近郊用で走っていたものを改造して使っている・・・】


【見つければ顔を入れている2名、片っ方は中学生なんですけど・・・】


【予定では遠野の後は花巻温泉郷(宮沢賢治が訪れていた温泉)~八幡平~青森だったけど、遠野出発時点でもう2時過ぎ。花巻IC手前の日帰り温泉にだけ浸かって青森を目指す。青森駅前の定食屋のホタテ料理がすこぶる美味かった・・・】


【夜は恒例のお勉強大会、その日の出来事を思い出して日記に書く(もちろん自由研究)。あと、洗濯が終わったらコインランドリーに取りに行くのもご両人のお仕事・・・】
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする