ちぴらのトレーラー・・・

　職場のＳさんが巨大なトレーラーのオモチャを持ってきて、「これ、よかったらちぴらくんにどうぞ」と言う。全長５０ｃｍ以上もあろうか、自動車運搬用の二段式トレーラーで、ミニ四駆（古いか？）くらいのレーシングカーが４台も乗っかっている。ぴらにあが以前、ふざけてけん引免許を取りに行っていた時（仕事とは無関係）、方向転換の練習用（イメージトレーニング）にデパートへ買いに行ったけど、あまりにお値段が高くて諦めたヤツだ・・・

　「これどうしたの？」とＳさんに聞くと、「親戚の人から子供へプレゼントでもらったんですけど、ちょっと壊れてたからメーカーに電話したら、すぐにもう１台送ってきたんですよ」と言う。「こっちは壊れてた方なんですけどね、ボンドで簡単に治っちゃいました！」と笑っているから、ありがたく頂戴した。家に帰って机の上に置いておくと、保育園から帰ってきたちぴらがめざとく見つける。「これなに？」と聞くから、「Ｓさんのお兄ちゃんがお父ちゃんにくれたんだけどさ・・・」と少しイジワル言ってみた。いつもなら「ちょうだい！」とか、「あそんでいい？」とか軽く言うちぴらだけど、あまりの迫力にビックリしたのか呆然と見つめている。「壊さないように遊ぶんならあげるけど、約束できる？」とちぴらに聞くと、キラキラした目で「うん！」と答えるが早いか、大事そうにトレーラーの荷台をナデナデしている・・・

　こんな時、オモチャがチョロＱくらいのモノだと、知っている人なのに「どこのＳさん？」とか、わざと「いらないよ～！」なんて言って親をおちょくる若旦那だけど、よほどトレーラーが気に入ったのか全く冗談を言う余裕がないらしい・・・。ゆっくりゆっくり慎重に畳の上を転がして遊んだ後は、屋根の上のビッグホーンやら垂直に突き出した排気管やら、パーツを一つ一つ指さして「これなに？」の質問攻めが続く・・・

本気で台風接近中・・・

　台風１１号は間違いなく伊豆大島に直撃コースで進んできている。夕方の防災無線では、「今夜東京竹芝発の大型船（さるびあ丸）は明朝大島折り返しで７：００繰り上げ出帆、明日の午前中のジェットフォイルは全便欠航です・・・」と、早々放送していたっけ。現在の進路予報によると、明日の午後あたりから本格的な影響が出てくると思うけれど、果たしてどうなるやら・・・

　とりあえず、「三日遅れの便りを乗せて～♪」になった時の対応として、多少なりとも豆腐やら卵やら、あると便利な食品（ちぴらの好物）の買いだめに行く。スーパーはぴらにあと同じ考えの人でごった返して、日配品の冷蔵コーナーは既に品切れモード全開・・・

　まだ雨は降ってないから、保育園の帰りにちぴらと海へザッパンを見に行ってみる。いつもの岸壁や防波堤はもうキケンだと思ってガケの上の公園へ行くと、同じように何人も波を見に来ていた。台風はまだ数百キロも遠く彼方だけど、南の方からは次々とうねり（まだ２ｍくらい）が押し寄せ、磯の岩に波が当たって砕けて１０ｍ以上しぶきが上がる。空は一面の鉛色で遠くに雲のかかった利島も見えて、なんとも幻想的な景色・・・。と感動しつつ、「ぷんぷいさん、来なくてよかったかも？」とホントに思う・・・

幻の伊豆大島オフ会・・・

　結局、ぷんぷいさん＆はなちんの大島旅行は中止になった。四国に残るオットさんとも相談して決めたらしい。せっかくまた会えると楽しみにしていただけに、「はなちん、こないね～・・・」とちぴらも残念がっているけど、台風１１号の進路を見れば賢明な判断だと思う。「行けなくて困る～！」ならまだしも、大島に来ちゃってから「帰れなくて困る～！」の可能性も大きいし・・・

　ぷんぷいさんに電話するとはなちんが出た。「あのね～、おうちにも台風が来てね、おみずが入ってきたんだよ！」と元気な声、去年四国に襲来した台風の思い出を、アツく語っているらしい。そして一通り話すと、「じゃぁ、おばあちゃん代わって！」って。またかい？・・・（やっぱり「電話返して～！」と絶叫するぷんぷいさん）

　それでは、ちぴら＆ぴら奥さん（田中麗奈似の・・・）共々、第二回伊豆大島オフ会でお待ちして申し上げております！

ぷんぷいさんと共に・・・

　台風１１号＆１２号が伊豆諸島に接近している。特にアブナイ１１号の進路予報によると、一番東のルートを通ってくると直撃コースだ。しかも運の悪いことに、ぷんぷいさん＆はなちんが大島に来る日と、最接近予定日がほぼ重なっている。とりあえず、欠航になった時の対応を相談しておこうと電話してみると・・・

　「台風来てるんですか？、知らなかった～！」とぷんぷいさん、まったく台風の事なんか眼中になかったらしい。「このままだと、かなりの確率で欠航だと思いますよ・・・」とぴらにあが伝えると、「ダメなら、東京から高速バスで四国へ帰っちゃおうかな？」とぷんぷいさんは言う。「そんな、船が欠航になるくらいの台風に、瀬戸大橋なんかバスで渡れるのか？」とぴらにあは思うけれど、「バスで帰っちゃったら、飛行機のチケットはどうなるんだろう？」と本気で心配しているぷんぷいさん・・・

　でも、そんな超楽観的なぷんぷいさんが来るという日に限って、普通にジェットフォイルが走ったりして。ちぴらとはなちんが再会を果たすのか、今のところ神のみぞ知る・・・

プールで熱が出る？・・・

　昨日のちぴら、プールでゲロッた時から少しヘンだとは思った。帰ってきてからもコホコホ咳をしているから、「海水でも飲み込んだのかな？」とも思っていたら、夜になるとゲホゲホとひどくなる咳。調子に乗ってプールで暴れて、風邪ひいたか若旦那？・・・

　今日もプールに行ってみようかと話していたけど、念のために温泉に行くのも止めた。「はなちんが来た時に、コンコン出てたら遊べないでしょ」と言うと、意外と素直に従うちぴら。よほどはなちんと遊ぶのを楽しみにしているらしい。とはいえ、一日中家にいるのもつまらないから、少しは涼しい三原山までドライブ。山頂の茶店でかき氷（アシタバミルク味）を食べている時は不思議と咳が出ない若旦那、食べ終わるとすぐにゴホゴホ・・・。帰ってきて昼寝して、あんまり顔が赤いからお熱を計ってみるとなんと３８℃・・・

　でも、そんなに熱がある割には元気なちぴら。もしかして、汗だくで昼寝していたから、一時的に体温が上がっていたのかもしれない。熱冷ましにエアコンで涼みながらの晩ご飯。ぴらにあ特製『冷やし天ぷらうどん』の海老天を、美味そうにシッポからカリカリ（海老シッポ好きはぴらにあの遺伝？）かじっているちぴら。この様子なら、明日は保育園に行けそうだ・・・

写真館を「フクちゃんの夜・・・」に更新しました！

　よさこい祭り前夜のアーケードをちぴらとお散歩。フクちゃん（横山隆一さんも高知出身）の巨大な垂れ幕の下で、自慢のカチカチ（鳴子）をふるちぴら。通りすがりのおばちゃんに「小さいのにエライね～！」と、よさこい参加者（踊り手）と勘違いされて・・・

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ちぴらと男の旅２００５（その９・最終回）

　高知はチンチン電車沿いのシティホテルを予約しておいた。シングル（食事無し）で５，５００円（ポイントでさらに８００円引き）、ロビーに無料インターネットが設置してあるのと、展望大浴場もあるというが気に入って決めた。「ベッドが狭いと２人じゃ辛いな・・・」と思っていたけど、セミダブルの広いベッドがお出迎え。８階の大きな窓からはチンチン電車が走っているのも見えて、「かっこいいおへやだね～！」とご満悦のちぴら。いや、気に入ったのはお部屋よりも、あっちこっちにあるスイッチの数々？・・・

　部屋の窓から景色を眺めた後は、ベッドサイドの目覚ましやらライトやら、夢中で手当たり次第スイッチをいじりまくるちぴら。夜中にいきなりアラームが鳴ったらかなわないから、「押しちゃダメだよ！」と注意するけどお構いなしだ。今度はテレビのリモコンをターゲットに、禁断の赤いボタン（有料チャンネル）を押そうとするから慌てて取り上げる。もうかなわん・・・

　そして夜中、あまりの蒸し暑さに目を覚ます。頭上に生暖かいモノを感じるからオバケでも出たのかと思ったら、ぴらにあの頭の上で「ム～ム～」うなっているちぴら。「なんでベットの上で横になってるのよ？」と寝相を直そうと思ったら、エアコンのメインスイッチ寝ながら切ってるし・・・

　次の日、高知竜馬空港から羽田空港へガラガラのあおブン（Ａ－３２１）で飛ぶ。空港の食堂でうどんを食べて、出発ロビーで柚子ジュースを飲んで満腹のちぴら。絶対に寝ると思っていたら、機内テレビのピカチュウやら、窓の外の利島やら（残念ながら大島は×）を見ているうちに羽田へ到着。最後はおはなブンのエンジントラブルまでおまけがついて、なんとか無事？に大島へ帰ってきました。男の旅はもっと大変かと思ったけど、ママがいなければ意外としっかり者のちぴら。薄々気が付いていたけれど、やっぱり２人一緒（ちぴら＋ぴら奥さん）に連れていくのが一番大変だと、よ～く解った男の旅でした。またちぴらと２人で行ってみよ～！（完）

ホントに初めて泳ぐ・・・

　大島測候所で『夏休みこども見学会』をやっているというので行ってみた。家から測候所のある港町に向かって走っていくと、あまりに伊豆半島がきれいに見えるから、道を外れて弘法浜に下りていった。お盆は過ぎたといえ、夏休み真っ只中の土曜日、ビーチはどんなに混んでいるのかと思ったら、意外と人影もまばらだ。砂浜にあるプールなんて、無料なのに２～３人の子供たちのみだし・・・

　今さら伊豆大島に住んでいて言うのもなんだけど、ぴらにあは海が苦手だ。小学生の頃、千葉の海へ何度か海水浴に連れて行かれて、日焼けが痛いのと塩水が気持ち悪いので嫌いになった。最後に海で泳いだのは中学校１年生の時だろうか、プールだってまともに泳いだのは高校生の時が最後だと思う。自慢じゃないけれど、大島の海にだってまだ一度も入ったことがないし・・・。でも、あんまり空いている弘法浜を見て、「プールくらいなら入ってもいいかな？」と思った。ぴら奥さんに「行ってみる？」と聞くと、「いくいく！」と乗り気だ。「持っている水着のサイズが不安・・・」というぴら奥さんに誘われてホームセンターに行く。ちぴらの海パンと赤い浮き輪も買って、家に準備に帰って・・・

　また弘法浜まで戻るのは面倒臭かったから、家から３Ｋｍほどの無料プール（海水）に行ってみる。無料といっても２５ｍ×６レーンの大人用と、水が流れるすべり台付きの子供プールで本格的だ。場所は海岸のガケの上にあるから眺めが最高、利島、新島、神津島から、遠くに雲がかかった三宅島まで見える。保育園では毎日子供プール（ほとんど行水）に入っているちぴらだけど、大きなプールが初めてだから怖がるかと思ったら、大人用プールで浮き輪にしがみついてちゃんと泳いでいる。かなり興奮してキャーキャー喜んで、休憩中にお昼のパンを少しゲロッたりして・・・

　１時間ほど遊んで、アイスを食って家に戻る。シャワーを浴びてスッキリして３人で爆睡、気が付いたらもう夕方だった。背中がヒリヒリすると思ってぴら奥さんに見てもらったら、「あ～、すごい赤いよ！」と驚いている。ぴら奥さんの背中もセクシーな水着の痕がクッキリ、ちぴらもデコチンが赤い。ホント、２５年ぶりくらいの海水浴（プールだけど）、思ったより気持ちよかったから、また明日行ってみようかな？

うきわ男…

あまりに赤い浮き輪が気に入って、利島へ泳いで行こうかと考えてる若旦那?…

朝からヌレヌレ気分・・・

　ここ連日、あつい～！あつい～！あつい～！・・・で、全く仕事をする気がないぴらにあ・・・。と、ぴら奥さんに言えば、「いつもの事でしょ！」と軽～く流されてしまう。せめて少し雨でも降らないか？と思っても、そんな気配もなし・・・

　今朝も蒸し暑い中、職場に向かって海沿いの道路を快適に走る。といっても、最近なぜかネズミちゃんがウロウロしている（お盆のかき入れ時？）から、ちょっと用心してアクセル控え気味・・・。港町に近づくと、だんだん雲行きが怪しくなってきた。曇というよりも、なんか入道雲の下に入ったみたいだ。もうちょっとで職場に到着という時、フロントグラスにポツポツと雨粒と思ったら、いきなりの豪雨に突入した。不思議なのはものすごい雨なのに、所々に晴れ間が見えて、対岸の伊豆半島もクッキリと見え・・・。職場の駐車場に入ってもますます雨は激しくなり、しょうがないから走って建物に入るけど、たった１０ｍでビショ濡れ。１０分くらい前に職場に到着した人は雨が降り始めたのを知らず、「なんで濡れてるの？」って・・・

　その後、２０分ほどで豪雨は止んで一面の青空になる。当然、いつにも増して蒸し暑くなる伊豆大島。もう、また仕事する気が無くなったのよ・・・