久しぶりにおはなブンに乗ってちぴらを迎えに行く、こうやって何度も同じ機体(JA801K)に乗れるのも離島暮らしの醍醐味だ。「プロペラ機?、もしかしてYS-11!」って興奮してる観光客のおばちゃん、残念ながらダッシュ8(カナダ製)なんです…
ぴらにあの職場(同じ部署)に新人さんがやってきた、今度はピチピチの若いお姉ちゃんだ。この職種が全く未経験というお姉ちゃん、「私につとまりますかねぇ・・・」と甚だ不安そうだけど、「とりあえず、やってみれば?」と軽いぴらにあにそそのかされて、頑張ってみることになったけど・・・
今まで、室内の座り仕事しか経験がないというお姉ちゃん。紹介してくれた人によると、「30分以上外での仕事はムリなんじゃ?」とか、「茶碗より重たいモノを持ったことがないかも?」とかひどい事を言ってたけど、意外と力もあるしスジもいい。全くやったことが無い作業でも、ちょっと教えればコツをつかんで上手にこなす。しか~し、初日の午前中にずーっと外で仕事をしていて、だんだん口数が少なくなるお姉ちゃん(もともとあまりしゃべる方じゃないけど)。やっとお昼になってお弁当を食べた後、自分の席に戻ってそのまま倒れ込んでしまった。息はしているから生きてるようだけど、ピクリともせずに机に伏して気絶している。昼休みの時間が終わっても意識は回復せず、リーダーは「起こせ!」と言うのかと思ったら、「かなり疲れたんだな、しばらくそのままにしといた方がいいんじゃねぇのか?」といつになく優しい・・・
ぴらにあが午後の仕事を一回りして戻ってくると、お姉ちゃんがカメのようにのっそり動き始めていた。「大丈夫?」と聞くと、「はひ~、ふみはへん~・・・」とほとんどハ行で答えるお姉ちゃん。その後、今度は重機の取り扱いなんかも試しにやってもらって、大活躍の初日は終わった。ぴらにあも家に帰ってゴハンを食べて、ちぴらのいない間にテレビゲーム(電車のすごろく)をやっていたら、猛烈な脱力感と眠気に襲われてそのまま気絶する。「もう9時だよ、起きなよ~!」というぴら奥さんの声は聞こえるけど、どうしても身体が動かない。う~ん、慣れない仕事でお姉ちゃんがケガでもしないように、ぴらにあもかなり緊張して一日仕事をしていたらしい。「はひ~、おふろはいりはふから~・・・」とやっぱりハ行で答えてるぴらにあ、今頃リーダーも気絶してるかもしれないと思った・・・
そして昨日は2日目、「もしかしたら、疲れて休んじゃうかもな?」とリーダーと話していたけど、元気にやって来たお姉ちゃん。前の日にも増して、抜群のセンスで初仕事をこなしていくけど、やっぱり慣れない人がいると色々と気を遣う(特にケガや事故)。リーダーとぴらにあとお姉ちゃんと(&Sくんも)、しばらくみんなでキンチョ~の日々が続く・・・
先週から咳が出ていたちぴら。東京に行っても朝晩にゴホゴホ苦しそうだから、都会のマツモト○ヨシで咳止めの薬を買ってやった。マツモト○ヨシはEdyも使えるから、あおブンのマイルもたまってうれしい。たくさん並んだ子供用の咳止めを前に、迷わず「コレ!」と選んだのはやっぱりアンパンマンの咳止めシロップ。よほよど気に入ったのか、ランチの店(鴨南店長のそば屋)で「ココでのむ!」と言い張る。家に帰ってから寝る前にと思っていたけど、早く飲んでくれるにこしたことはない。箱を開けてシロップの瓶を取り出すと、「コドモのリポ○タンDだ~!」と意味不明に喜んでいるちぴら。さて、瓶を開封しようと思ったらカチカチ音がして回るばかりで、全然取れないフタちゃん。説明書をよく見ると、子供のイタズラ防止用に、押し込みながら回さないと開かないようになっているらしい。少し練習したらすぐに開くようになったけど、コツが必要で意外と難しい・・・
シロップはいちごのかき氷の味がするそうで、ちぴら曰くなかなか美味いらしい。「コレは薬だからね、ジュースみたいには飲めないんだよ!」と、わかってるようだけど一応ちぴらと約束をする。「フタは大人に開けてもらう、量は自分で計らない、勝手にいじらない」の3つだ。「お父ちゃんが大島に帰ってもね、じじかばばに飲ませてもらうんだよ!」と説明すると、「わかった!」とちぴら。そしてぴらにあが島に帰る直前の話、「あのフタ、開きにくいんだねぇ・・・」とばばさん。朝ご飯の後にちぴらにシロップを飲ませようとして、全然開けられなかったらしい。「こうやるんだよ!」って、ちぴらに教えてもらったんだとか。開け方をばばに教えただけで、ちぴらは約束通り触らなかったらしいけど。で、あの程度のカラクリじゃ、4ちゃい児は騙せないというコト・・・
ちぴらが留守でヒマだから、お友達と遊ぼうと思った。オルガンの上手なMちゃんと『波浮の港』を歌って(なんと♭3つのCmで弾いてくれた)、虎刈りヘアーのHちゃん(1週間前はボサボサだった)はブロックに夢中でつれなくて、いつもは真っ先にぴらにあをイジメに来る豆タンクのSちゃんも今日はちょっと大人しくて。「ちぴらのお父さん、なんで来たの?」って、みんな不思議そう・・・
「ちぴらく~ん、お迎えよ!」って先生、「あら、ちぴらくんは来てないんじゃ?」とやっと気が付いたみたい。何の用事もないのに、夕方の保育園に行ってみました・・・