箆柄暦『箆柄日記(ぴらつかにっき)』

沖縄へ流れ着いた箆柄暦のぴらつかさんの
沖縄的日常とか、イベントの感想とかを綴る。
戻れぬ 旅だよ 人生は…。

バーベルのバンド道

2005-09-01 16:17:04 | 箆柄日記
来週末、バーベルというバンドが来沖する。9月9日に宜野湾のHumanStage、9月10日にコザの7th HEAVEN KOZAでライブを予定している。9月9日にマジカルへの出演も決まっている。


8月4日に局へ遊びに来てくれた時のスナップ。

大阪で結成し、現在東京で活動中。沖縄のバンドでもないのに、なぜか箆柄暦で採り上げて欲しいという申し出が知り合った切っ鰍ッ。箆柄暦としては、沖縄に縁がないと採り上げにくいのでどうした物かと思っていたが、先月プロモーションで来沖したさいに実際に会ってみた。

話を聞いてみると、沖縄との関わりは99年に遡る。大阪で活動していた彼らは、宮永英一さんの前座を務めた時、「ロックの本場で修行してみないか」と誘われて、約1カ月本島中部に住んで合宿&ライヴ活動していた時期があったのだそうだ。

結成10年でいろんな事があり、今度新しく『~Days~』というアルバムを出すにあたり、レコ発全国ツアーのスタートを沖縄にしたいということなのだそうだ。それでも正直、少し弱いかなと思ったのだけれど、バンドヒストリーを聞いているうちに興味が湧いてきた。

特に結成以来のギターが今のメンバーと入れ替わった話の部分で、ボーカルとドラムの二人の語りが熱くなった。ギターの交代で表面的には以前とかなり違うサウンドになったけれど、音楽に取り組む姿勢は変わらないし、むしろバンドとして素直になれたと強調していた。

私も大学時代から、アマチュアながらいろんなバンドを経験し、いろんなバンドの紆余曲折を見てきているので、そういう感じは分かるつもりだ。「ああこの人達は大きな決断をして今これに賭けているんだな」ということがすっと伝わってきた感じがした。

良い意味で、久しぶりに沖縄のバンドにはない切迫感に触れた気がした。「いい奴らだな」と親近感が湧いてきた。素直にガンバッテ欲しいと思った。


ファーストアルバム『昇天』と最新作『~Days~』(sample版)

気になったので、彼らのファーストアルバムを買って聞いてみた。確かに最新作とは随分と趣が違う。けれど、メンバーの熱い語りを思い浮かべながら聞いていると、二枚のアルバムの距離がまた何とも感慨深かった。

HumanStageでのライブを楽しみにしたいと思う。