箆柄暦『箆柄日記(ぴらつかにっき)』

沖縄へ流れ着いた箆柄暦のぴらつかさんの
沖縄的日常とか、イベントの感想とかを綴る。
戻れぬ 旅だよ 人生は…。

琉球民謡音楽協会第4回藝能祭

2005-09-03 12:52:25 | 箆柄日記
琉球民謡音楽協会第4回藝能祭を見に行く。7月始めに開かれた琉球民謡音楽協会の民謡コンクールに合格した人の発表会。箆柄暦東京担当も今年新人賞に合格して出演、その他にも伊良皆貴士研究所の先輩や、仲宗根盛次研究所の皆さんなどが出演。


出演者だけで200名くらいはいた模様

那覇市民会館に着くと、大ホールが満杯になっていた。このホールは1Fが940席、2Fを合わせると1500席位になる。1Fはほぼ満席、2Fもまあまあ入っていた。さすが会員数700名だけあって、かるく一杯だ。

今年の藝能祭で群を抜いていたのは、やはり仲宗根盛次研究所の大城幸雄さんだった。大賞(コンクール最上位の賞)受賞の喜びの唄声。太く優しく安定した唄声が会場全体に響いた。伴奏の仲宗根盛次先生も嬉しそうだった。


西原の巨人、大城幸雄熱唱!
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大城幸雄さんとは、當間武三さんの沖縄芝居を取材中に知り合った。仲宗根盛次一門として芝居の地方を務めていたのが大城さん。地方は勿論、打ち上げの爆笑余興が凄かった。やっぱりここまで登り着く人は、ただ唄が上手いだけじゃなくて、撃ノ幅があるよなぁ。

當間武三さんも応援に駆けつけて、着物を着付けていたけど、大城さんが着ていた着物は武三さん所有の120万円の着物だったらしい。これもすげぇ。

舞台を見ていたら去年の自分のコンクール(八重山古典民謡コンクール優秀賞)と発表会の時のことを思い出した。あれからまだたった一年しか経っていないのに、随分と遠い昔のことのような気がする。

優秀賞不合格だった一昨年、優秀賞に合格できた去年、今年は最優秀賞(本島でいう最高賞)を見送る事にした。はやく最優秀賞にじっくりと取り組めるような状況になりたいと思っている。先は長くなりそうだ。

来月10月7~9日、今年も第31回八重山古典民謡コンクールの審査が行われる。受験される方は過去の箆柄日記に私の受験体験記がありますので良かったら参考にしてください。

 箆柄日記:『優秀賞不合格茫然自失編』(2003年10月3日頃)
      『優秀賞涙の合格編』(2004年10月3日頃)
      コンクール合格へ私的アドバイス

追記:
大工哲弘さんも師範として出演、大取りを務め「夏花」を唄われた。控え室ですれ違った時に挨拶すると「おお、ぴらつか、ご苦労さん」と返ってきた。憶えて頂き感謝。