箆柄暦『箆柄日記(ぴらつかにっき)』

沖縄へ流れ着いた箆柄暦のぴらつかさんの
沖縄的日常とか、イベントの感想とかを綴る。
戻れぬ 旅だよ 人生は…。

『新城組!』で『なんだこりゃ~沖縄』

2005-12-15 08:46:39 | 箆柄日記
ボーダーインクの新城和博さんのところへ、わうけいさおさん著の『なんだこりゃ~沖縄』の話を聞きに行く。


ボーダーインクの扉を開けると、昨夜の忘年会の余韻を感じさせるまったりとした空気が…。栄町、生活の柄からボトルネックとは、ボーダーらしすぎるコース。ちょっとお疲れの新城さんと話題の新刊『なんだこりゃ~沖縄』についてゆんたく。

『なんだこりゃ~沖縄』は、わうけいさおさんがマンガ・映画・雑誌などに登場する「味わい深く描かれた沖縄」を、おもしろおかしく、時に真剣に語りおろした一冊。沖縄のマンガ喫茶文化と古本屋文化とレンタルビデオ事情が交錯し合い産み落とされた、奇跡の一冊か。と学会会員という肩書きも渋い。

私も東京にいた頃は、コンビニ通いのコミックジャンキーだったので、結構覚えていたネタもあった。「ゴルゴ13」が沖縄独立クーデターを阻止するの巻とか、尾瀬あきらの「ぼくの村の話」などは懐かしく思い出すと同時に、あれをウチナーンチュはこんな風に読んでいたのかと知ることができて勉強になった。

映画に関しても、『沖縄10年戦争』の話や『寅さんシリーズ』ネタは、沖縄つながりなら何でも観ていた頃にチェックしていた作品だったので楽しめた。アイドル系のお話しも、あの人も沖縄出身だったのかと驚いたり感心したりで面白かった。

ところで、夏頃気が付いたのだが、著者わうけいさおさんとは今年の「あかぎ亭ライブ」の打ち上げの席で臨席していた。私が「(2004年の大河ドラマ)『新選組!』面白かったですよね」と話していたら、突如「どこがっ!」と叱りつけられてしまった事があったのだが、その人だった。

いやちがうぞ。2003年末に出た『Wander35号』では今回の単行本の前身となる特集「なんじゃこりゃ沖縄 わうけいさおの世界1 漫画の中の味わいのある沖縄」が組まれている。この当時新城さんから紹介されたような記憶が…。とすると2003年のボーダーインク忘年会の席かなにかで紹介されていたのか?

嗚呼、わうけさんの本のようにキレ良く思い出せなくていけません。

追記:
プロフィールに「ペンネームを使い分け執筆活動中」とあるが、この夏来沖した「バーベル」というバンドについて調べている時に見つけた、とあるブログもわうけさんの顔のひとつだろう。秘密かと思っていたが、『なんだこりゃ~沖縄』を出版した事もそのブログで書いているので秘密ではないようだ。バーベルのライブ会場で会えるかと思って楽しみにしていたのだが会えず。またどこかでお会いしましょう。
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越城を越えねば

2005-12-14 12:28:06 | 箆柄日記
お稽古に行く。最優秀賞の課題曲から「越城(くいぐしく)節」と格闘中。40頁の最後の二行がなっかなか越えられない。これがつかめたら一人練習もできそうな感じなんだけど、もうちょっと。


最優秀賞の課題曲はどれも難易度が高い上に曲数も多いので、先ず覚えるのが大変、更に、長い曲も多いので熟成というか唄い込みがまた大変。この一年はあまりきちんと通えなかったのも響いている。

第32回八重山古典民謡コンクールまであと10ヶ月しかない。今度は間に合うのかねぇ。

 ●第32回八重山古典民謡コンクール課題曲
  新人賞:鷲ぬ鳥節・鶴亀節・鳩間節
      夜雨節・千鳥節・安里屋節
  優秀賞:赤馬節・蔵ぬぱな節
      上原ぬ島節・月夜浜節
      古見ぬ浦節・小浜節
      大浦越路節・弥勒節
  最優秀:越城節・たらくじ節
      まんのーま節・石ぬ屏風節
      仲筋ぬぬべーま節・しょんかねー節
      崎山節・月ぬまぴろーま節
      とぅばらーま節

 ※ここ数年は10月上旬の週末に審査があるので、
  2006年の審査は10月6~8日になると思います。

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マジカルのャbドキャスティング

2005-12-13 12:25:46 | 箆柄日記
田村邦子さんの『マジカルミステリーツアー』のャbドキャスティングが続々投入されている。今日投入されたのは、ドキュメンタリー作品『Marines Go Home~辺野古・梅香里・矢臼別』監督の藤本幸久さん。

 マジカル「藤本幸久さん」(2005/11/17放送)[聴く


桜坂劇場にて(2005年10月30日)

12月18日に『連続ティーチイン沖縄@戸塚YMCA』で上映と車座トークが行われる。まだ観ていない人はちょうど良い機会かと思う。

県内だと16日まで名護シアターで。そういえば名護シアターは年内いっぱいで閉館とか…。
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ぱふさんは「沖縄が好きプラス」

2005-12-12 12:28:19 | 箆柄日記
人気沖縄ブログ「沖縄が好きプラス」を運営しているぱふさんが来局。伊是名あたりをほろほろしたあと、那覇経由で帰京する前に番組に出演して頂いた。


ぱふさんのブログ「沖縄が好きプラス」

ぱふさんには、エフエム那覇が9月21日に Apple Store 銀座で行った Podcasting セミナー会場でお会いしてる。今回の番組出演のなかで、我々はぱふさんが初めてオフラインで会ったネット上の知人だったと知った。光栄。

ぱふさんが「沖縄が好きプラス」に78タイフーンfmへの出演の事を書き込んだら、すぐに県外から「聞く方法はないの?」というコメントが付いていた。Podcastingで聞けるようになっているので、どうぞお聴きください。

「ナハ・ぶらっ!」ラジオ伝言板[ぱふさん

さてと、ぱふさん今夜は沖縄最後の夜を過ごしているはず。
どこでどうしているのやら…。
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『空中庭園』の小泉今日子

2005-12-11 00:48:50 | 箆柄日記
連夜の桜坂劇場。『空中庭園』を見に行く。今月「STEREO1969」で特集した小泉今日子が母親役として主演。


この映画については特に予備知識無し。先日、カフェユニゾンの三枝(みえだ)さんと顔を合わせた時、「僕の知り合いも関わった映画で面白いと思うよ」と聞いて見に行った。豊田利晃監督が覚醒剤の不法所持で逮捕されたため、この秋の公開予定が上映館大幅縮小。沖縄に入ってくるかも危ぶまれた作品とのこと。

まあ、そんなに映画はたくさん観ていないけど、今年観たなかでは一番ガツンと来た映画だった。内容については詳しく書かないが、確かにこれは21世紀の『家族ゲーム(1983年森田芳光監督)』かもしれない。12月16日までレイトショーで上演中なので、見ていない人には是非オススメする。

小泉今日子の演技が凄い。他のキャストもいい。同世代の小泉今日子が母親役というのは、時代の流れを感じさせられつつもわからないでもなかったが、高校生の息子役が広田玲央奈の息子というのにはそこそこショック。調べてみたら、『だいじょうぶマイフレンド(村上龍監督)』も1983年の映画だったか。

「思いこんでいると見えなくなることがある」というようなセリフがあった。主人公は自分のこころのなかに押し隠していた“思いこみ”について指摘されたと感じ不安になるが、指摘した側のいう“思いこみ”はまったく別の意味だった、という結末に結びつく。思いこんでいるから指摘された先が正確に見いだせない。

キツイ映画だった。

追記:
ところで、ここのところ桜坂劇場に通っている状態。自分の興味のあるライブや作品がやって来ているのか、桜坂劇場の狙いにはまっているのか。どっちでも良いけど頑張ってください。
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