箆柄暦『箆柄日記(ぴらつかにっき)』

沖縄へ流れ着いた箆柄暦のぴらつかさんの
沖縄的日常とか、イベントの感想とかを綴る。
戻れぬ 旅だよ 人生は…。

ちえみジョーンズ and har boyfriends @栄町ボトルネック

2009-10-10 20:00:00 | 箆柄日記
栄町ボトルネックへ、ちえみジョーンズ and har boyfriendsを見にいく。意外にも栄町ボトルネックでは初ライブだそうだ。TOMAさんのギターと、米須さんのマリンバ、どちらも最小限で最大の効果を上げながら、ちえジョンの歌を盛り立てていた。店の雰囲気にも合っていて良いライブだった。


それにしても、米須さんの小さなマリンバが可愛かった。たぶん、斉藤楽器製作所の幼児用木琴の古いタイプだと思う。幼児用といってもとっても良い音だった。コンパクトなので小さなお店でも使えるし、これはこれから、ちえジョンサウンドを支える強い味方になるはず。


一緒に行ったタフビーツの鶴田さんも、演奏がしっかりしていることに感心していた。東京でライブをする機会があれば、何か一緒にできたら良いなと思い、引き合わせもした。

鶴田さんと、最近の全国の音楽状況などを聴いた。タフビーツはkeisonの作品も発売していて、全国いろんな所へ行くことがあるので、肌感覚を聴きたかった。ひと言で言うならば、全国でストリートのレベルが上がっていると感じているという。

言い換えると、プロではないけれど、ずっと音楽を楽しんできた人たちのレベルが上がっているという意味ではないだろうか。よく沖縄はプロとアマの垣根が低いというが、それは沖縄だけのことじゃないだろう。そうじゃないかな~とは思っていたのだけれど。

今日のようなライブが、全国至る所で開かれ、人々が集い、思い思いに楽しんでいるのだとすれば、メジャーのレコード会社がCDが売れないと嘆いているのに反して、悪い音楽状況ではないような気もする。

が、それにしても、以前は地方でライブをやると、そのあとCDやTシャツがよく売れたのに、最近はさっぱり売れないという。規模の小さなアーティストにとってこれはかなり辛い。たぶんそれは音楽の問題ではないのだと思う。

今聴いた音楽の高揚感をあとでまたCDで味わいたいと思っても、あと2,000円が出てこない。そこまで景気がきつくなっているのだ、悲しいことに。


栄町ボトルネックのあと、与世山澄子さんに会いにインタリュードへ行く。12月13日の原信夫とシャープス&フラッツ公演にゲストで歌うとかで、ビックバンドのテープを聴いていた。ご主人がご存命の頃の沖縄のビックバンドのテープだった。

カセットテープしか残っていないらしいけれど、良い音で録れていた。劣化しないうちに、デジタルに落としておかないと、沖縄の貴重な音楽の記録のひとつが消えてしまう…。


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大城美佐子&よなは徹『ふたり唄』

2009-10-09 10:36:00 | 箆柄日記
大城美佐子&よなは徹のアルバム『ふたり唄』発売記念ライブで桜坂劇場へ。客席の年齢層は高め。特に最前列付近を年配のお客さんが埋めていた。本格的な民謡を聴きたいという熱気が感じられた。


ふたりのスケジュールがちょうどあったのがこの日だったそうだが、くしくも今年の10月9日は嘉手苅林昌さんの10周忌。MCでもそんな話が出た。最後は「白雲節」。林昌さんも聴いていたに違いない。

打ち上げは、美佐子さんのお店「島思い」で。関係者やファンで店はいっぱい。アルバムを発売したタフビーツの神尾さんと鶴田さんも出席。上機嫌の美佐子さんと、翌日から世界放浪に出る堀内加奈子さんとの共演がとても良かった。


遅い時間になって松田須之吉さんや、安里勇さんもやってきて、室内の空気は濃くなる一方だった。濃かったのは空気だけではない。美佐子さんが気合いを入れて肉を粟国島から取り寄せて、弟子のたーくーさんがじっくりと煮込んだヒージャー汁もこってりと濃かった。


「山羊が好き!」と、楽しみにしていたのに、その濃厚さに食べきれない人がいたほどの強烈な濃さ。いろんなところでヒージャーを食べたけれど、塩味の少し白っぽいスープの、こういうタイプは初めてだった。私はこういうの得意なので、美味しくいただいた。ごちそうさまでした。

追記:
神尾さんは当日、鶴田さんは前日が誕生日。お誕生日ケーキが用意されていた。気遣いがスゴイです。


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新良幸人さんの爪、無事帰還。

2009-10-09 00:45:00 | 箆柄日記
各方面で話題となった、新良幸人さんの爪がなくなった事件ですが、手元に戻ったそうです。

パーシャクラブの掲示板に2009年10月9日(金)00時33分58秒付けで、本人から「無事帰還」の書き込みがありました。

よかった、よかった、一件落着!


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堀内加奈子&…

2009-10-08 20:00:00 | 箆柄日記
大城美佐子さんの愛弟子、堀内加奈子さんが、半年ほど世界ひとり旅に出るという。人生ここで見聞を広げておきたいということらしい。その壮行会的ライブが、首里の「あしびうなぁ」で行われた。


堀内加奈子&大城美佐子

出演者から客席まで、かーなーの幅広い交友関係が伺えた。お店のお客さん、三線教室の生徒、ミュージシャン仲間など、色んな人が詰めかけ、桟敷席から楽屋席までいっぱい、最後は大カチャーシー大会で盛り上がった。

こんな中で、かーなーは舞い上がるでもなく、盛り上がりすぎるでもなく、もちろん笑顔なのだけれどどこか淡々とした不思議な冷静さを感じさせる。普通、こういうャWションだったら女王様的に振る舞う人が多いのに、お客さんが楽しく過ごしているかをずっと見ている感じがする。

そんなところが好きなのだが、ことライブに関しては気遣いご無用。自分が燃焼するところを見せてくれるだけで充分、ライブを見に来たお客さんは満足だと思う。まだまだャeンシャルを残していると思う。

ヨーロッパやアフリカを旅するとのこと。きっとこの旅で、パワーを解き放つ何かを掴んでくるに違いない。また合う日が楽しみだ。

追記:
昼間、大工哲弘さんの取材で生活の柄の二階を拝借。糸満盛仁さんに感謝。
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新良幸人さんの爪、その後。

2009-10-08 09:41:00 | 箆柄日記
新良幸人さんの爪がなくなった事件は、いろんなブログやコミュに転載され、情報が一気に広まったご様子。

爪を拾った人から、オフィス・パーシャ(幸人さんの所属事務所)に返却を申し出る連絡があったとの書き込みもあったが、よくみるとこれもひとつの書き込みから広がっているっぽかったので、念のためオフィスパーシャに確認してみた。

上地さんからTELあり。「爪はまだ戻っていないけど、オフィス・パーシャに連絡はあった」とのことだ(10月7日水曜日15時時点)。一時情報を確認できたので、こちらに書いておきますが、届いたら、パーシャの掲示板とかでお知らせがあることでしょう。

ひとまず、よかった、よかった。

幸人さんの三線を近くで見ると、いろんな工夫がされていることが分かります。それを考えると、愛用の爪が、早く戻ってくるよう、願っています。



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