アルフィとくらやみ評論社このアイテムの詳細を見る
色がとても美しい。暗闇の中にとても豊かなたくさんの色が浮かび上がる。布団や枕の模様もとても細かく描かれていて、いかにもこの作家さんらしい。
いくつかの影が組み合わさったりして、くらやみくんの顔になっているのが面白い。
だがアップになった男の子の顔はちょっと恐いかも。
最後の朝の光の中の色も美しいけれど、私はやはり闇の中の抑えた色が美しいと思っ . . . 本文を読む
急行「北極号」河出書房新社このアイテムの詳細を見る
映画がやってたせいかみんなが順々に借りていて、なかなか図書館に戻ってこなかった本。
子どもの時にだけ乗れる急行「北極号」。光と影がとても美しい。最後の鈴の絵だけが、とてもくっきり描かれている。それ以前は思い出で、その鈴だけが今もここにあるということなのだろうか。
大人は聞くことが出来ない鈴の音というのは、いったい何を表しているのだろう。私には . . . 本文を読む
きつねとトムテ偕成社このアイテムの詳細を見る
素朴な感じのする絵。1枚1枚の絵にサインが入っているというのも珍しい?
雪の柔らかさと冷たさ、青白い光を発している様子が上手く描けている。
動物や鶏小屋、牛小屋の中の様子はよく描けているわりに、人間の家の中がいまひとつな気がする。動物の方が得意な作家さんなのだろうか。
おかゆを食べながら上目遣いでトムテ(家のどこかに住み着いていて、人間や動物を . . . 本文を読む