ピアノ協奏曲 第23番 k.488
ソナタ形式の弦と木管の演奏のあと
ポツンと入ってくるピアノ
ひとつひとつの音が煌めいて消えていく
二度と戻らないひとつひとつの音
それでも
その音は確実にこころのなかに何かを残していく
不幸を握り続けて
この音たちが奏でる
軽やかな流れの中にいることは出来ない
もし 握り続けていたら
この音たちと不幸なこころが乖離していく
第2楽章のかなしみにしてもそうだ
コップの中の泥水が
しだいに水と泥が分離してくるように
かなしみと苦しみが分離してくる
上澄みの水のような
すんだかなしみ
このかなしみが第2楽章の中にはある
不幸を握り続けて
モーツァルトは聴くことはできない ・・・・・・・
手の怪我がまだ治らない・・・・
左手が使えないので食事も作れない
だから ここ一ヶ月ほど
出来合のものばかり買ってきて食べている
こんな状態だから
ブログの更新もままならず・・・・
でも まあ
不幸を握り続けるのは
僕のスタイルじゃないから乗り切るしかないと思う
ここから 学べるものも
あるのかなって 思う
piano concerto 23 1st movement
piano concerto 23 2nd movement