山々のたたずまい、雲の行きかい、風の韻(ひび)き、水の流れ
--ことごとく観世音菩薩の慈悲の説法である。
心に耳のある者は聴け、心に目ある者は見よ。
観世音菩薩を称うる祈り より 谷口雅春 著
こんな言葉を思い出した
若いときに 読んだ本の中にあったものだ
人の欲に 心の三毒に 惑わされず
ただ さらさらと はぐれ雲のように流れていく
人の世の 苦しみ 悲しみを観じても
それは 完結の姿ではない
それは 流れの中にいる姿
ならば 苦しみや悲しみを掴まずに
苦しみや悲しみの中で
自分をも許して 明るく誠実に生きていこう
やさしさ そのものの こころになってしまおう
新しいリズムは 新しい悟りの上に ・・・・