世にある日々

現世(うつしよ)は 愛おしくもあり 疎ましくもあり・・・・

はぐれ雲

2018-01-06 | ひとりごと










山々のたたずまい、雲の行きかい、風の韻(ひび)き、水の流れ
--ことごとく観世音菩薩の慈悲の説法である。
心に耳のある者は聴け、心に目ある者は見よ。

                         観世音菩薩を称うる祈り より  谷口雅春 著



こんな言葉を思い出した
若いときに 読んだ本の中にあったものだ



人の欲に 心の三毒に 惑わされず
ただ さらさらと はぐれ雲のように流れていく

人の世の 苦しみ 悲しみを観じても
それは 完結の姿ではない
それは 流れの中にいる姿

ならば 苦しみや悲しみを掴まずに
苦しみや悲しみの中で
自分をも許して 明るく誠実に生きていこう

やさしさ そのものの こころになってしまおう


新しいリズムは 新しい悟りの上に ・・・・