世にある日々

現世(うつしよ)は 愛おしくもあり 疎ましくもあり・・・・

愛染明王

2018-06-30 | ひとりごと









定年後は それまでとちがう仕事をしたいと思っていた
介護か福祉 人間のどろどろとしたところで
人間というものを観てみたい と考えていた

そんなこんなで 1年が過ぎ
いろんなことを見て学んだ

やはり 愛なのかな・・・・



完全な愛情を受けて 育った人はひとりもいない
人は何かしら いびつな愛情を受けて育っている

そして

幼い頃 受ける愛情もあるが
人生の伴侶から受ける愛情もある

それが なくなったときの悲しみ苦しみ

そんなものも 愛着障害になってくるのだろうね

そんなことも 考えてみた







上の ふぉと は 愛染明王 (あいぜんみょうおう)

どのような神様か簡単に言うと
愛を通して 人を悟りに導く仕事をしておられる お方
愛欲の中にも 悟りに至る道がある

煩悩 即 菩提  ということかな






先週 ちょっと 愛ということで迷いがあった
まぁ そんな迷いや苦しみは他人から見れば
本当に しょうもないものなんだけどね

苦しんでいたら
真っ赤な 愛染明王 が目の前に観えた
目の前に ぽっかり浮かんで憤怒の相で
僕を見ている

こころ が苦しくなると顕れるんだ

仕事をしていても 前を見たら
そこにおられる

それも ぷりぷり怒りながら・・・・

でも その お姿を観ると
こころ が安らかになる


それで 三日くらい経って
ふと前を見ると 笑っておられた

こちらも つい
ぷっと笑ってしまったのだが・・・・

それから しばらく
にっこりと笑っておられたよ

今はもう 前におられないけどね


今 目の前にある苦しみや悲しみ
いろいろな愛欲の諸相
そして 自分のこと

それら 全部含めて
大切なことを学んでいるようだ

だから

愛染明王様 が身を顕されたのかな

そう思っている

ありがたいことだ