今日はそごう美術館の藤城清治展に行ってきました。
お兄ちゃんがまだ小さかった頃(3歳か4歳くらい?)、藤城さんの影絵の舞台を見に行ったことがあります。
色とりどりの光の洪水のような舞台は幻想的でとても素敵でした。
音楽も生で、随分贅沢だなあと思ったものでした。
演目は「孫悟空」。
一幕目の最後で、いたずらがすぎて、悟空が岩屋にとじこめられるのですが、「出してよ~」という悟空の声にシンクロするように、お兄ちゃんが泣き出したのには驚かされました。
「悟空がかわいそう」と休憩時間中しゃくりあげていて、一緒に行ってた友達から、「いたずらすると、押し入れに閉じ込めているんでしょ」と笑われてしまったのもいい思い出です。
(お兄ちゃんもかわいかったわ)
そんなことを思い出しながら、のんびり巡ってきました。
シルクスクリーンの裏からライトがあたっていて、写真で見るよりもずっと魅力的。
全体的なは雰囲気はメルヘンなのですが、「悲しくも美しい平和への遺産」と題された原爆ドームの影絵には、違う空気を感じました。
どう違うかを説明できないのが、すごく、くやしい。