フィナーレで、バズーカから舞い散った紙吹雪と銀テ。
観劇の記念品です。
ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル。
かなり記憶が薄らいでいますが、忘れないうちに2回分の感想をまとめておきます。
こちらが、8月12日ソワレのキャストボード。
こちらが、8月26日マチネ。
芳雄さんの一足早い楽でした。
まず、チケットが2枚しか取れなくて、希望さんのサティーンを拝見できなかったのが一番の心残りです。
他にも、ダブルキャストを網羅できなかったので、それは来年のお楽しみということにしたいと思います。
「ムーラン・ルージュ!」というミュージカルの世界観は、正直私の趣味ではあありません。
でも、音楽とダンスで一気に駆け上がっていく疾走感にすっかり騙され、華やかなフィナーレで、美しい愛の物語を見たという幸福感に包まれてしまう。
マジックです。
芳雄さんのクリスチャンは、想像以上の若々しさで,驚きました。
しかも、12日よりも26日の方が、さらに若返っているように感じました。
それは、クリスチャンの恋の暴走と狂気が、12日よりも26日のの方が激しく感じられたからだと思います。
とにかく、実年齢を感じさせないクリスチャンでした。
カンカンでも綺麗に足が上がっていて、ダンサーの中にまじっていると、見失うくらい溶け込んでいました。
来年の再演は,まだ十分やれると思いました。
平原綾香さんのサティーンは、とてもチャーミングで、可愛らしいサティーンでした。
独特の歌声はダイナミックで、力強くかっこいい。
ただ、とても死ぬようには見えません。
そして、上品で、育ちの良さを感じさせるサティーンでした。
ジドラーは、さとしさんと松村雄基さんの両方観ることができました。
実は、26日の公演で、一幕目は全く松村さんだと気がつきませんでした。
今日のさとしさん、おとなしいな、くらいの感覚で、二幕目にはいって、あれ?違う?となり、カーテン・コールの挨拶で、あらまあ、となりました。
二人とも遜色なく、さとしさんがやや自由で、松村さんが優しさがにじみででいるジドラーでした。
ロートレック役も両方観ることができました。
ロートレックは、お芝居も要求される結構大きな役なのですが、上川さんの方が歌は上手だったかな?
中垣内さんと伊礼彼方さんについてはすでに12日の記事に書いているので、省略させていただきます。
また、ダンサーについては、そもそも語る資格がないので、控えさせていただきます。
さて、17000円のチケット問題。
確かに高いけれど、もっと高いチケットも出てきたので、仕方ないのかなとも思います。
ただ、もしそれをやるのなら、もう少し厳密に席を分けてもらいたい。
楽で座った1階のS席は、絶妙に見切れました。
隣の席は空席で、見切席なので販売してなかったようです。
正直、ファンクラブで取ったのに、こんなS席ありなの?という気持ちでした。
「ハリーポッター」の座席は区分が細かくて驚きましたが、それもアリかなと思いました。
センターブロックのSS席は、とても眺めがよくて快適そのものだったからです。
帝国劇場は、とにかく大きな劇場なので、もう少し席割りを考えて欲しいと思います。
一階センターの前席と上手や下手の見切れる席も同じS席だなんて、正直納得できません。
音の聞こえ方だって違います。
売ってしまった後に見切れるのがわかったなら、当日券の席と交換するとか、誠意を見せて欲しいです。
金額に見合う舞台なら高くても仕方ないと思うから、席の不平等感は本当になんとかして欲しいなと感じました。
と、愚痴っておしまいにします。