始まりましたね!
ゴールデン・ウィーク前半戦です。
私は毎年同じ、カレンダー通りのゴールデン・ウィーク。
だから、ひとまず三連休。
とはいえ、お兄ちゃんがお仕事なので、ゆっくり朝寝坊はできません。
今日も、いつも通りの朝の攻防戦でありました。
溜まった洗濯物を片付け、ずっと締切だった窓を開け、さて、衣更えと春の大掃除でもして過ごしますか。
グリーン・カーテン用の、朝顔の種まきもしなくては。
持ち帰りのお仕事と、借りてきた本も読みたい!
なかなか多忙な三連休です。
ゴールデン・ウィーク前半戦です。
私は毎年同じ、カレンダー通りのゴールデン・ウィーク。
だから、ひとまず三連休。
とはいえ、お兄ちゃんがお仕事なので、ゆっくり朝寝坊はできません。
今日も、いつも通りの朝の攻防戦でありました。
溜まった洗濯物を片付け、ずっと締切だった窓を開け、さて、衣更えと春の大掃除でもして過ごしますか。
グリーン・カーテン用の、朝顔の種まきもしなくては。
持ち帰りのお仕事と、借りてきた本も読みたい!
なかなか多忙な三連休です。
部屋の中に、うごめく、緑色の物体。
なんだ?
巨大な芋虫?
モスラの幼虫?
答えは、茶々子ちゃん。
ママが脱ぎ捨てていたレギパンに入り込んでいました。
ストレッチがきいていて、快適だったようです。
おいおい(^-^;)
ゴールデン・ウィーク初日から、オオボケコボケの茶々子さまです。
トム・ストッパードの「アルカディア」に行ってきました。
過去と現代を行き来し、イギリス史や数学・物理の知識を必要とする難解な戯曲という噂。
予習しようにも資料がほとんどなかったので、開演前にプログラムを買い、登場人物の関係だけ頭に叩き込んでおきました。
ありがたいことに、恐れていたほど難解ではなく、ちゃんとついていけました。
私、このお話、好きです。
知的で、ユーモアたっぷりで、沢山の伏線が、きちんと収拾されていって。
難解な数学や物理学の法則も、いたずらに観客を惑わすためではなく、ちゃんと物語の主題に絡んでいて、ああ、そうなのかと納得できる。
19世紀と21世紀とが融合していくラストシーンは、ためいきが出るような美しさ。
でもね、決して高尚なお話ではなくて、語られるのは「愛」(それも、かなり下ネタ?)です。
結構笑いました。
頭と目と耳と心を総動員。
少し、ぐったりしてます。
過去と現代を行き来し、イギリス史や数学・物理の知識を必要とする難解な戯曲という噂。
予習しようにも資料がほとんどなかったので、開演前にプログラムを買い、登場人物の関係だけ頭に叩き込んでおきました。
ありがたいことに、恐れていたほど難解ではなく、ちゃんとついていけました。
私、このお話、好きです。
知的で、ユーモアたっぷりで、沢山の伏線が、きちんと収拾されていって。
難解な数学や物理学の法則も、いたずらに観客を惑わすためではなく、ちゃんと物語の主題に絡んでいて、ああ、そうなのかと納得できる。
19世紀と21世紀とが融合していくラストシーンは、ためいきが出るような美しさ。
でもね、決して高尚なお話ではなくて、語られるのは「愛」(それも、かなり下ネタ?)です。
結構笑いました。
頭と目と耳と心を総動員。
少し、ぐったりしてます。
さっきまで、興奮してらっこちゃん(ジュゴンという噂もある)を振り回していたくせに、カメラを向けるとおすまし。
おすまし顔もかわいいけど、無邪気に遊んでる顔は、もっとかわいいんだけどなあ。
茶々子ちゃん、プロ意識、高すぎ。
おすまし顔もかわいいけど、無邪気に遊んでる顔は、もっとかわいいんだけどなあ。
茶々子ちゃん、プロ意識、高すぎ。
茶々子ちゃんです!
おふとんの山に、ずぶずぶずっと、埋もれてます。
でも、顎のせには、ちょうどいい。
今日のお昼はあったかだったのに、だんだん曇って、肌寒くなってきましたね。
最低気温と最高気温の差は10℃。
これって、やっぱり、体調不良になるよね。
ゴールデン・ウィークが待ち遠しい茶々子ちゃんなのでした。
おふとんの山に、ずぶずぶずっと、埋もれてます。
でも、顎のせには、ちょうどいい。
今日のお昼はあったかだったのに、だんだん曇って、肌寒くなってきましたね。
最低気温と最高気温の差は10℃。
これって、やっぱり、体調不良になるよね。
ゴールデン・ウィークが待ち遠しい茶々子ちゃんなのでした。
公園に生け垣、街路や道路の分離帯。
至る所で躑躅が鮮やかに咲いています。
赤や白も綺麗だけど、私は、やっぱり春らしいピンク色が好きです。
広島の家の周りの山には、山躑躅が沢山あって、毎年この時期は、山躑躅の花のトンネルがとても綺麗でした。
今思うと、よくあんな山の中に、女の子だけでふらふら入り込んで遊んでいたもんだと思うんだけど、ほんと、こわいもの知らずでしたね。
最近、よく、お花の写真を撮っています。
自分で寄せ植えする時の参考にしようと思って。
駅前のコンテナガーデン。
黒いチューリップが素敵でした。
このコンテナのチューリップは、八重で、薔薇のようです。
至る所で躑躅が鮮やかに咲いています。
赤や白も綺麗だけど、私は、やっぱり春らしいピンク色が好きです。
広島の家の周りの山には、山躑躅が沢山あって、毎年この時期は、山躑躅の花のトンネルがとても綺麗でした。
今思うと、よくあんな山の中に、女の子だけでふらふら入り込んで遊んでいたもんだと思うんだけど、ほんと、こわいもの知らずでしたね。
最近、よく、お花の写真を撮っています。
自分で寄せ植えする時の参考にしようと思って。
駅前のコンテナガーデン。
黒いチューリップが素敵でした。
このコンテナのチューリップは、八重で、薔薇のようです。
茶々子ちゃんです!
藤棚の下で、おすまし。
藤の花の開花レポートです。
ちょっとわかりにくいけど、藤の房が、たれ始めています。
見頃は、もう少し先、GWごろかな?
藤の花は、いい香りがするんだよ。
藤波のしたを散歩するのを、楽しみにしている茶々子ちゃんなのでした。
お花は、こんな感じ!
藤棚の下で、おすまし。
藤の花の開花レポートです。
ちょっとわかりにくいけど、藤の房が、たれ始めています。
見頃は、もう少し先、GWごろかな?
藤の花は、いい香りがするんだよ。
藤波のしたを散歩するのを、楽しみにしている茶々子ちゃんなのでした。
お花は、こんな感じ!
「ミュージカル グランドホテル」のグリーン版は、今日が東京の千秋楽。
残念ながら、あっきー率いるグリーン版しか観ていないので、レッドとの比較なんかはできないのですが、2時間の、本当に濃密な時間を過ごしてきました。
前回、かなり長い感想やら何やらを書いたので、今回は簡単にするつもりです。
まず今回の席が、とってもいい席だったんですよね。
どセンターで、舞台がもすごく近い。
前回、遥かかなたから眺めていた舞台とは、また違うものがいろいろ見えたり、聞こえたり。
オープニング。
「人を探しています。」という、318号室の客は、わたるさん(死)だったのですね。
そして、ルーレットみたいに回る人の中から見つけた獲物が、男爵。
前回、わたるさんが誰かを指差してるのは分かったのですが、今回近くで観て、しっかり男爵を狙っているのが分かりました。
無表情な顔に浮かんだ微笑みの美しさといったら。
ドキドキしてしまいました。
あんなに近くで、あの素敵な脚線美とダンスを堪能できて、幸せでした。
正直なところ、わたるさんが登場すると、視線がそっちに奪われてしまいました。
ほんと、あんなに素敵な「死」とだったら、一緒に踊ってもいいと思ってしまいます。
素敵。
あっきーのがに股歩きも、近くでがっつり観ました。
今回のあっきーは、全然カッコよくない、コメディーの要素が強い役だけど、同時に、死と向き合う重い荷物を抱えた役柄。
正直、なんかよくわからない変な役なんだけど、そういう変な役、そういえば、最近よくやってるかも。
歌い上げるような、これが聞かせどころだ!みたいな所も少なく、もう少し歌つて欲しいなと思わないでもない。
でも、今、こういう役をやることは、あっきーにとって、意味があるのだと思った。
あっきーの歌を堪能するのは「ジャージー・ボーイズ」までお預けですね。
さて、いろんなことが詰め込まれたこの舞台。
1928年という時代背景は重く、みんなから色んな思いを託されて逃げていく赤ん坊に、小さな夢を掴んで欲しいと、本当に思った。
REDの東京楽は明日です。
別バージョンを見れないのは残念ですが、仕方がない。
このあと、あっきーの舞台が続々と控えています。
チケット代、貯めとかないとね。
残念ながら、あっきー率いるグリーン版しか観ていないので、レッドとの比較なんかはできないのですが、2時間の、本当に濃密な時間を過ごしてきました。
前回、かなり長い感想やら何やらを書いたので、今回は簡単にするつもりです。
まず今回の席が、とってもいい席だったんですよね。
どセンターで、舞台がもすごく近い。
前回、遥かかなたから眺めていた舞台とは、また違うものがいろいろ見えたり、聞こえたり。
オープニング。
「人を探しています。」という、318号室の客は、わたるさん(死)だったのですね。
そして、ルーレットみたいに回る人の中から見つけた獲物が、男爵。
前回、わたるさんが誰かを指差してるのは分かったのですが、今回近くで観て、しっかり男爵を狙っているのが分かりました。
無表情な顔に浮かんだ微笑みの美しさといったら。
ドキドキしてしまいました。
あんなに近くで、あの素敵な脚線美とダンスを堪能できて、幸せでした。
正直なところ、わたるさんが登場すると、視線がそっちに奪われてしまいました。
ほんと、あんなに素敵な「死」とだったら、一緒に踊ってもいいと思ってしまいます。
素敵。
あっきーのがに股歩きも、近くでがっつり観ました。
今回のあっきーは、全然カッコよくない、コメディーの要素が強い役だけど、同時に、死と向き合う重い荷物を抱えた役柄。
正直、なんかよくわからない変な役なんだけど、そういう変な役、そういえば、最近よくやってるかも。
歌い上げるような、これが聞かせどころだ!みたいな所も少なく、もう少し歌つて欲しいなと思わないでもない。
でも、今、こういう役をやることは、あっきーにとって、意味があるのだと思った。
あっきーの歌を堪能するのは「ジャージー・ボーイズ」までお預けですね。
さて、いろんなことが詰め込まれたこの舞台。
1928年という時代背景は重く、みんなから色んな思いを託されて逃げていく赤ん坊に、小さな夢を掴んで欲しいと、本当に思った。
REDの東京楽は明日です。
別バージョンを見れないのは残念ですが、仕方がない。
このあと、あっきーの舞台が続々と控えています。
チケット代、貯めとかないとね。
まったく!
お兄ちゃんときたら、何度声をかけても起きてきやしない。
ある日の、ママとの会話。
「6時だよ」
「6時5分」
「5分だよ」
「8分」
「あ、10分過ぎてる」
「13分」
「もう、14分だよ」
「じゃあ、15」
「一分刻みはやめろ!」
毎朝、これが延々と続くのであります。
挙げ句の果てには、
「えっ?なんで起こしてくんなかったの?」だもんねえ。
茶々子ちゃん、ママの味方だから、時々お兄ちゃんの顔を舐めて、起こすお手伝いするんだけど、布団の中に引きずり込まれちゃって、ついつい一緒に朝寝しちゃうのよね。
すんません。
しかも、「茶々子がかわいそうで、おきれなかった」とか、「茶々子がかわいすぎて」なんて、言い訳のタネにされてしまったり。
起こしましょうか?
舐めるんじゃなくて、別の方法で。
(茶々子)
お兄ちゃんときたら、何度声をかけても起きてきやしない。
ある日の、ママとの会話。
「6時だよ」
「6時5分」
「5分だよ」
「8分」
「あ、10分過ぎてる」
「13分」
「もう、14分だよ」
「じゃあ、15」
「一分刻みはやめろ!」
毎朝、これが延々と続くのであります。
挙げ句の果てには、
「えっ?なんで起こしてくんなかったの?」だもんねえ。
茶々子ちゃん、ママの味方だから、時々お兄ちゃんの顔を舐めて、起こすお手伝いするんだけど、布団の中に引きずり込まれちゃって、ついつい一緒に朝寝しちゃうのよね。
すんません。
しかも、「茶々子がかわいそうで、おきれなかった」とか、「茶々子がかわいすぎて」なんて、言い訳のタネにされてしまったり。
起こしましょうか?
舐めるんじゃなくて、別の方法で。
(茶々子)
4月から新しく通い始めた職場は、緑豊かな住宅街を少し外れたところにあります。
駅から十分ちょっと歩くのですが、その道が、素敵なお家の花壇や植木、公園や畑、道端の花と、ほんと、わくわくするような光景なのです。
江ノ電で通う職場は、蒼い海のひろびろとした眺眺望は見事ですが、防風林の黒松ばかりで、花の楽しむは、あまりありません。
桜の木も、建物の陰に、わずかに数本あるだけ。
こちらは、斜面一面にいろんな種類の桜が植えられて、そりゃもう、すごい眺めなのでした。
白、ピンク、緋色。
八重、一重。
桜って、こんなにたくさん種類があるのね、と、実感しました。
いまだに、こんなふうに、手鞠のようにまん丸に花をつけている木も、あります。
道路脇のには、母子草。
たんぽぽ。
密やかに咲いています。
心が穏やかになる、大切なひとときです。
駅から十分ちょっと歩くのですが、その道が、素敵なお家の花壇や植木、公園や畑、道端の花と、ほんと、わくわくするような光景なのです。
江ノ電で通う職場は、蒼い海のひろびろとした眺眺望は見事ですが、防風林の黒松ばかりで、花の楽しむは、あまりありません。
桜の木も、建物の陰に、わずかに数本あるだけ。
こちらは、斜面一面にいろんな種類の桜が植えられて、そりゃもう、すごい眺めなのでした。
白、ピンク、緋色。
八重、一重。
桜って、こんなにたくさん種類があるのね、と、実感しました。
いまだに、こんなふうに、手鞠のようにまん丸に花をつけている木も、あります。
道路脇のには、母子草。
たんぽぽ。
密やかに咲いています。
心が穏やかになる、大切なひとときです。
茶々子ちゃんです!
茶々子ちゃん、お元気ですよ。
(自分に敬語をつけちゃいましたね)
昨日は、昼過ぎから曇って、雨になったり、なかなかお天気が安定しません。
いつになったら、春らしくなるのかなあ?
今日も、いいお天気です。
でも、夕方からは、曇ってくるんだって。
さあて、どうなるか。
茶々子ちゃん、お元気ですよ。
(自分に敬語をつけちゃいましたね)
昨日は、昼過ぎから曇って、雨になったり、なかなかお天気が安定しません。
いつになったら、春らしくなるのかなあ?
今日も、いいお天気です。
でも、夕方からは、曇ってくるんだって。
さあて、どうなるか。
仕事のあと、上野の国立西洋美術館の「カラヴァッジョ展」に行ってきました。
月曜日なので本来は休館日ですが、NHKの特別鑑賞会に当選したのです。
ラッキー(#^_^#)
招待者だけの観覧なので、ゆったり鑑賞できてました。
こういうのって、いいですよね。
(常設展を見れなかったのは、ちょっと残念でしたが。)
さて、昨日の「日曜美術館」で「カラヴァッジョ展」を紹介していました。
予習のためにちゃんと見ていたのですが、画面の絵の具の質感など、やっぱり実物を見なければ分からないものですね。
無心に絵の前に立つのもいいのですが、今回は、予習のおかげて、じっくり楽しむことができたように思います。
徹底的に写実を追究した絵は、独特の力強さで迫ってきました。
心がぞわぞわしてくる感覚です。
「自然以外の何者も師としない」という、カラヴァッジョや彼の影響を受けたカラヴァジェスキたちの絵画は、ルネサンスの絵画よように、美しくはないけど、美しい。
不思議な魅力に満ちていました。
今回、カラバッチョ展にやってきたカラヴァッジョの絵画は、11点。
少ない気がしますが、カラヴァッジョの真筆は60点あまりで、しかもその作品の多くは教会の壁を飾る宗教画で、移動不可能なものだから、今回の展覧会は世界有数の規模なのだそうです。
「バッカス」の手に持つワイングラスの硝子の質感や、「果物を持つ少年」の匂いまで伝わってきそうな果物は、本当にすごいなあと思いました。
世界初公開の「法悦のマグダラのマリア」のうっすらと閉じられた目や、口元に浮かんだ不思議な微笑も、なんともいえません。
そして、暗い闇と、そこに射す光。
不思議な美しさと魅力にあふれた展覧でした。
月曜日なので本来は休館日ですが、NHKの特別鑑賞会に当選したのです。
ラッキー(#^_^#)
招待者だけの観覧なので、ゆったり鑑賞できてました。
こういうのって、いいですよね。
(常設展を見れなかったのは、ちょっと残念でしたが。)
さて、昨日の「日曜美術館」で「カラヴァッジョ展」を紹介していました。
予習のためにちゃんと見ていたのですが、画面の絵の具の質感など、やっぱり実物を見なければ分からないものですね。
無心に絵の前に立つのもいいのですが、今回は、予習のおかげて、じっくり楽しむことができたように思います。
徹底的に写実を追究した絵は、独特の力強さで迫ってきました。
心がぞわぞわしてくる感覚です。
「自然以外の何者も師としない」という、カラヴァッジョや彼の影響を受けたカラヴァジェスキたちの絵画は、ルネサンスの絵画よように、美しくはないけど、美しい。
不思議な魅力に満ちていました。
今回、カラバッチョ展にやってきたカラヴァッジョの絵画は、11点。
少ない気がしますが、カラヴァッジョの真筆は60点あまりで、しかもその作品の多くは教会の壁を飾る宗教画で、移動不可能なものだから、今回の展覧会は世界有数の規模なのだそうです。
「バッカス」の手に持つワイングラスの硝子の質感や、「果物を持つ少年」の匂いまで伝わってきそうな果物は、本当にすごいなあと思いました。
世界初公開の「法悦のマグダラのマリア」のうっすらと閉じられた目や、口元に浮かんだ不思議な微笑も、なんともいえません。
そして、暗い闇と、そこに射す光。
不思議な美しさと魅力にあふれた展覧でした。
今日が私の初日でした。
日曜日の公演なので、ファン・クラブから発券された席は、ものすごく遠かったのですが、こういう群像劇では、舞台全体を眺めたいから、そういう意味では、そんなに悪くもなかったかな?
舞台の真ん中に置かれた大きな回転ドアが、出会いと別れを繰り返す「グランドホテル」の象徴のような舞台装置も、じっくり眺めることができました。
さて、あっきーは、重い病を抱えたユダヤ人会計士、オットー役。
主役です。
これほど地味で冴えない主役も珍しい。
でも、日本初演の宝塚版では、涼風真世さんが退団公演で演じた役でもあります。
自分の死を見つめている男。
人生の最期をグランドホテルで過ごすために、全財産を持ってやってきた男。
ユダヤ人であるために差別され、昔の上司は彼の顔さえ覚えていない。
惨めな男。
でも、そんな男が、グランドホテルで生を見つめるようになっていく。
ユダヤ人であるために宿泊を断られそうになったオットーを助けてくれたのが、グランドホテルに住む、若くてハンサムな男爵。
でも、彼は、爵位はあってもお金がない。
お金はないけど、優雅な暮らしはやめられない。
実のところ、この男爵のほうが主役なんじゃないかと思わないでもない。
ロマンス担当だし、善人ではないけど、悪人にもなりきれない美味しい役。
登場人物たちは、みな、この男爵と関わりをもつことで人生が変わっていく。
オットーは、生きることに目を向けはじめる。
踊れなくなったバレリーナは、彼と恋して、踊りへの情熱を取り戻す。
彼に失恋したタイピストは、オットーの上司だった社長の私設秘書になり、悲劇を引き寄せる。
社長もまた、男爵との出会いによって人生を狂わせる。
そして、男爵自身も。
「死」と踊る男。
いろんな人生が交差する、「グランドホテル」のような男。
でも、やっぱり、主役はこの地味で冴えない会計士オットー。
なんとなく、そう思った。
オットーは、悲劇的であると同時に喜劇的な存在でもある。
男爵は「死」と踊り、オットーは新しい「命」と踊る。
もちろん、病が癒えたわけではないから、その未来には確実に「死」が待っている。
でも、最期の命の輝きを放つオットーの姿には、重苦しさはない。
けれど、私たちは歴史の流れを知っているから、この物語の続きは暗いと知っている。
鬱屈したホテルの従業員たちが、贅沢を弄ぶ客たちを襲う最後のシーンは、だから、見たくはない未来の姿だった。
けれど、悲劇的結末と言われる「green版」から受ける印象は、真っ暗闇ではない。
生まれたばかりの赤ん坊を抱いたエリックが、暴力の支配するグランドホテルから逃げていったように、逃げることでつなぐ命もあるのだから。
誰もが幸せになりたいともがいているのに、不幸への、道を選んでしまうのは、何故なんだろう。
重たいものを抱えて、帰ってきました。
日曜日の公演なので、ファン・クラブから発券された席は、ものすごく遠かったのですが、こういう群像劇では、舞台全体を眺めたいから、そういう意味では、そんなに悪くもなかったかな?
舞台の真ん中に置かれた大きな回転ドアが、出会いと別れを繰り返す「グランドホテル」の象徴のような舞台装置も、じっくり眺めることができました。
さて、あっきーは、重い病を抱えたユダヤ人会計士、オットー役。
主役です。
これほど地味で冴えない主役も珍しい。
でも、日本初演の宝塚版では、涼風真世さんが退団公演で演じた役でもあります。
自分の死を見つめている男。
人生の最期をグランドホテルで過ごすために、全財産を持ってやってきた男。
ユダヤ人であるために差別され、昔の上司は彼の顔さえ覚えていない。
惨めな男。
でも、そんな男が、グランドホテルで生を見つめるようになっていく。
ユダヤ人であるために宿泊を断られそうになったオットーを助けてくれたのが、グランドホテルに住む、若くてハンサムな男爵。
でも、彼は、爵位はあってもお金がない。
お金はないけど、優雅な暮らしはやめられない。
実のところ、この男爵のほうが主役なんじゃないかと思わないでもない。
ロマンス担当だし、善人ではないけど、悪人にもなりきれない美味しい役。
登場人物たちは、みな、この男爵と関わりをもつことで人生が変わっていく。
オットーは、生きることに目を向けはじめる。
踊れなくなったバレリーナは、彼と恋して、踊りへの情熱を取り戻す。
彼に失恋したタイピストは、オットーの上司だった社長の私設秘書になり、悲劇を引き寄せる。
社長もまた、男爵との出会いによって人生を狂わせる。
そして、男爵自身も。
「死」と踊る男。
いろんな人生が交差する、「グランドホテル」のような男。
でも、やっぱり、主役はこの地味で冴えない会計士オットー。
なんとなく、そう思った。
オットーは、悲劇的であると同時に喜劇的な存在でもある。
男爵は「死」と踊り、オットーは新しい「命」と踊る。
もちろん、病が癒えたわけではないから、その未来には確実に「死」が待っている。
でも、最期の命の輝きを放つオットーの姿には、重苦しさはない。
けれど、私たちは歴史の流れを知っているから、この物語の続きは暗いと知っている。
鬱屈したホテルの従業員たちが、贅沢を弄ぶ客たちを襲う最後のシーンは、だから、見たくはない未来の姿だった。
けれど、悲劇的結末と言われる「green版」から受ける印象は、真っ暗闇ではない。
生まれたばかりの赤ん坊を抱いたエリックが、暴力の支配するグランドホテルから逃げていったように、逃げることでつなぐ命もあるのだから。
誰もが幸せになりたいともがいているのに、不幸への、道を選んでしまうのは、何故なんだろう。
重たいものを抱えて、帰ってきました。