息子の誕生日プレゼントに渡した「ハリーポッター」の舞台チケット。
いろいろあって、急遽私が一緒に行くことになりました。
ロングラン公演2年目になりますが、初ハリポタです。
噂通り、ACTシアター周辺はすっかりハリーポッターの世界に変わっておりました。
物語の核になるタイムターナーは、サカス広場に繋がる階段のなかほどにありました。
階段の両側には、ずらりと並んだ肖像画。
隠れキャラクターもいます。
残念ながら、映画は全く観ていないので、誰が誰なんだかさっぱりです。
シアター階段の脇には、ポスターにも使われている時計のフォトスポット。
終演後はライトアップされていました。
ACTシアター壁面の大看板は健在でした。
これを見ると、一気に観劇気分があがります。
ACTシアターです。
ACTシアターの向かい側にある
Bizタワー2階にも、フォトスポットがあります。今日のハリー、藤原竜也!
藤原竜也ファンのお兄ちゃんは、楽しそうに並んで写真を撮りました。(非公開)
サカス広場側には、ハリーの息子アルバスのフォトスポットもありました。
劇場ロビー内は、
敷き詰められた真っ赤なじゅたんや、石畳の階段など、ハリー・ポッターの世界を演出していて、興味深かったです。本棚の本にも仕掛けがあります。
ハリー・ポッターの本に混じって、
背表紙に本日のキャストが書かれています。開演前後の舞台セットは撮影可です。
こうしてみると大したことないのですが、ここに照明の力が加わると、客席までもがホグワーツの世界に変わります。
今回、あらためて照明の力に感動しました。
舞台上ではいろんな魔法が出てくるのですが、そのほとんどが照明の力を存分に活かしたマジックであり、イリュージョンです。
黒子やキャストたちがまとうマント、キャストのダイナミックでシステマチックな動き、そういったものが魔法の世界を支えています。
特に,ティメンターの不気味で幻想的な姿には驚かされました。
頭の真上を飛ぶ優雅な姿を、ずっと目で追っていました。
2階席の方は、目の前でその姿を眺められたんだろうなあ。
羨ましい。
こういった、安易に映像に頼らない、人海戦術ともいえる舞台。
私、好きです。
たとえば、階段を使った場面転換は舞台の定番ではありますが、階段の動きと、キャストの動きが、すれ違う心情とシンクロするようで、印象的でした。
一幕・二幕とも各1時間40分。
間に20分の休憩時間をはさんで4時間近い上演時間は,正直長すぎる!と思いました。
退屈したわけではないのですが、お尻は痛くなりました。
私は「ハリー・ポッター」は最初の3作までははるか昔にリアルタイムで読んでいますが、映画は観ていません。
なので、呪いの子の戯曲を読んで予習しました。
ストーリーの大筋はシンプルなので、予習なしでも迷子になることはなかったと思いますが、台詞が結構早口で、展開が早いので、読んでいてよかったと思いました。
藤原竜也さんのハリーは、藤原竜也のハリーでした。
何をやっても藤原竜也とよく言われますが、それは大根という意味ではないと思います。
悩み苦しむ藤原竜也のハリーはハリーそのものでした。
藤原竜也の個性を纏ったハリー。
その存在感が藤原竜也の魅力なんですよね、きっと。
来年4月までのロングランキャストが決まっていますが、藤原竜也で刷り込まれたハリーを超えるハリーが出たら面白いと思います。
さて、どうかな?