ミュージカルDEVILの東京公演は、有楽町の東京ヒューリックホールが会場でした。
有楽町マリオンの11階。
以前、大きな映画館だったところです。
会場に設置されたキャストボード
最近、いろんなところで見かけるようになりました。
ちょっといい感じの写真なのですが、狭いロビーに設置されていて,じっくり眺められなくて残念でした。
外のスペースに設置すればよかったのに、と思いました。
12日ソワレのキャスティングボード。
あっきーはX-White
X-Blackはハン・ジサンさん。
コンサートで「君の夢の中で」を歌っていた方です。
ジョンが東山光明さん、ジョンの影であるスペシャル・シンガーが大山真志さんです。
「DEVIL」を観るのは初めてだったので、まず、ストーリーを掴むのに苦労しました。
WhiteとBlackはもともと一人で演じていたことを先日のコンサートで知っていたので,わりとすんなり理解できたのですが、違和感を感じてしまったのは、ジョンとジョンの影。
影、いる?
体の大きな大山さんが、白と黒の変なスーツを着て,ジョンの背後霊みたいにつきまとっているのは、なんか、変な感じがしてなりませんでした。
そもそも、影って何?
台詞もジョンとジョンの影ではほとんど分ける必要性が感じられなくて、なんか変な感じでした。
Blackの歌は,激しいロック朝の派手なナンバーが多く,力技のシャウトや強い喉や声で煽っていく
煽って盛り上げるのが上手いジサンさんです。
Whiteの曲は、「雅歌」をはじめとして、優しく情感豊かに歌い上げるナンバーが多く,一見地味な印象なのですが、その繊細な歌声はとても魅力的に感じられました。
15日のマチネのキャスト。
Blackはチェ・ミヌさん。
初めましての方です。
2回目だったからなのか、日本語のセリフや歌がとても聞き取りやすく感じました。
ジョン役もやられているので,すごく努力さ
れたんだと思います。
そして、大山さんがジョン、東山さんがジョンの影です。
前回、影いる?と思ったのですが,今回、やっばり影いらない!と思いました。
BlackとWhiteほどくっきり分かれているわけでもなく、大山さんは大柄ゆえに悪目立ちっぼかったのが、東山さんはダンサーたちに紛れてしまって、存在感を感じられなかったからです。
ジョンの揺れ動く心は、そもそもX-WhiteとX-Blackという神と悪魔の人格に分けられているのだから、ここで影を分離する意味はないんじゃないかなと。
今回の席は、あっきーの歌が真っ直ぐ届く席でした。
声量やシャウトで押し切るのではなく、本当に繊細で豊かな表現で伝えようとしているのが伝わってきました。
まさに、神の声。
「SHIROH」みたい。
そういえば、白い羽のついた衣装も、どことなく天使のように見えてきます。
(でも、白いぽんぽんはいらない。羽とセットで鶏を連想するから。)
悪魔は人の心に囁きかけ誘惑し、神は沈黙する。
神は人の心の中にあり、救いを求める人自身が答えを探し出さなくてはならないのかな?
なんてことを思った仏教徒でした。
ストーリーとか、いろんなところで引っかかるけど、ひっかかるのは、いいこと。
音楽の力は感じたし、面白い試みだったと思います。
ファンクラブで先行予約した特典で、ポストカードをもらいました。
気づかない人も多かったたようですが、ちょっと嬉しいプレゼントでした。
左が13日のマチネで、右が12日のソワレ。
13日のは、あっきー友だちがゲットしたもので、写真も使わせて頂きました。
キラキラしていい感じでしょ?
銀色の椅子だったのに、光が反射して金色の額縁のようです。
これが、15日のマチネ。
自宅のテーブルの上なので、地味ですね。
お友達に教えてもらったのですが、コンプリートした強者さんもいらっしゃって、その写真も公開されていました。
すごいパワーと愛を感じました。
私には、もういろんな意味で無理です。
今回、短い東京公演の間に2回通っただけでも、よく頑張ったね、と思います。
少しずつ書き溜めたので、ぶつ切りの感想になったかもしれませんが、久しぶりに長い記事になりました。
今日も朝からギンギンです。
さ、頑張っていきましょう!