朝イチで、新宿のSOMPO美術館へ行ってきました。
苦手な新宿ですが、ちゃんとたどり着けました。
会期は明日まで。
行きたい!と思っていたものの、バタバタで諦めていましたが、滑り込みセーフ!
思ったより、にぎわっていました。
ノルウェー・フィンランド・スウェーデンの絵画にフォーカスした、本邦初の本格的な展覧会なんだそうです。
神話や伝説をモチーフにした絵が集まっているというので、興味を持ちました。
こちらは、「トロルのシラミ取りをする姫」という絵。
北欧の神話には、トロルが出てくる物語がたくさんあるそうです。
入り口に掲げられた幕です。
フィンランドの「カレワラ」に出てくる大気の乙女。
波と交わり世界を産む存在なんだそうです。
アストラッドとオオカミ。
アストラッドの冒険の物語です。
写真より、実物が魅力的な作品です。
狼の目が青白く浮かび上がってきます!
そして、先ほどのシラミ取りの絵。
絵の具の厚みとトロルの毛の質感。
そして、明暗。
そして、明暗。
写真で見るより、ずっと、魅力的です。
トロルをめぐるもう一つの物語。
こちらは、ノルウェーの伝承です。
トロルを殺す場面は描かれないのに、テーブルクロスや椅子に飛び散った血が、妙に生々しい。
こちらは、タペストリーです。
こちらは、タペストリーです。
風景画にも、惹かれるものがありました。
写真禁止エリアだったので、写真はありませんが、「ストックホルム宮殿の眺め、冬」という作品に描かれた月の美しさ。
ベッカ・ハロネンの「河岸」。
水面の妖しさ。
吸い込まれそうでした。
さて、ムンクの絵もありました。
「フィヨルドの春」です。
雪解け水でしょうか?
勢いがあります。
そういえば、全体的に水の表現が印象的でした。
「イルマタル」の激しい波もそうですが、こちらの「水の精」も、躍動する水の造形という趣がありました。
工夫されたリーフレットや鑑賞ガイドが充実していました。
作品リストにメモできるよう、鉛筆が用意してあったのも嬉しかったです。
そして、この美術館といえば、ひまわりですよね。
東郷青児さんの絵を見られないのはちょっと残念でした。