近未来、貨幣制度がなくなり、すべての売買は己の寿命(タイム)で行われるようになる。
貧民層は数時間の寿命を得るために奴隷のように働き続けなければならない。
労働で得た寿命(タイム)は日々、生活の糧となって消えていく。
コーヒーを飲んで1分減り、バスに乗って2時間減る。
そのたびに、二の腕に刻まれたデジタル時計が残された寿命を刻々と表示していく。
チカ、チカ、チカ、チカ、チカ、000:000:000:020分。
この人は20分以内にタイムを得ないと死んでしまうことになる。
と、まじめに解説していたら文章に行き詰ってしまった。
このくらいにしとこう。
ようするに、「時間を大切に」を体に刻み込まれた人たちの話。
ぶっ飛んだ話だが意外と共感する部分もあって面白い。
「時間」の貴重さを身をもって認識させられる映画だ。
★★★~★★★☆