11/23に広島電鉄 八丁堀交差点で旧京都市電の1900形を撮りました。
1枚目は、本線から白島線への渡り線に差し掛かる、1912(旧京都市電1928)の9号線 白島行きです。
日中の9号線は白島線内の折返しですが、平日に3回、休日に2回だけ江波車庫からの送り込みを兼ねた江波発 白島行きが運転されます。
なかなか見ることができない、本線から白島線へ入線する光景が記録できました。
2枚目は、渡り線を右折中の1912です。
3枚目は後追いで、女学院前電停に向かう1912です。
日中の白島線は八丁堀電停での折返し線なので、写真の右下の渡り線を通って女学院前電停に向かいますが、この運用は本線からの乗り入れなので真っ直ぐ向かいます。
京都市電は1978年9月に全線廃止となりましたが、前年10月の河原町、七条線廃止時に2両、1978年の全線廃止時に13両が広島電鉄に譲渡されました。
1900形は京都市電900形として1955年に間接制御車は901~915、1957年に直接制御車は916~935が登場しています。
前面は600形以降の京都市電スタイルが継続されて傾斜角のついた緩やかな丸妻流線型構造で、上部中央に半埋め込み式の砲弾型ケーシングに収められた前照灯が行先方向幕の上に取り付けられていました。
1970年に直接制御車の内、916~931がワンマン化改造され、旧車番に1000を加えた1900形1916~1931に改番されています。
ワンマン化改造に当たって、後部扉を閉鎖して中央に降車扉を新設され、前照灯が白熱灯1灯からシールドビーム2灯に変更されて前面上部左右に振り分けられ、さらに旧前照灯取付位置付近に行灯式のワンマンカー表示が掲げられました。
1900形は1974年に交通事故で廃車となった1922以外の15両が広島電鉄に譲渡され、車番は1901~1915に整理されています。
さらに、前面の行先表示器は電動化されるとともに大型になり、京都市電時代の前面上部ワンマンカーの行灯は撤去され、現在のスタイルとなりました。
京都市電は自分が幼少時から馴染みが有り、高校生の頃に全線廃止となりましたが、名残惜しく運行最終日にも乗車しに行きました。
1900形は京都市電としては21年、広島電鉄として43年間の在籍となり、広島電鉄での在籍期間の方が長いです。
しかし、自分が好きだった京都市電が、改造されたとは言え当時の塗装で現役で活躍中なのは喜ばしいです。
最近の広島電鉄では新型の連接車の導入により、旧型の車両は次々と引退しています。
還暦を過ぎた1900形ですが、出口の構造が広く収容力も充分なことから使い勝手が良いらしく全車が健在です。
また、旧型車は平日朝ラッシュ時のみの運用が多いようですが、1900形は日中、休日でも運用される車両が多く、いつでも見ることができます。
今後も少しでも長く現役を続けて欲しいです。
1枚目は、本線から白島線への渡り線に差し掛かる、1912(旧京都市電1928)の9号線 白島行きです。
日中の9号線は白島線内の折返しですが、平日に3回、休日に2回だけ江波車庫からの送り込みを兼ねた江波発 白島行きが運転されます。
なかなか見ることができない、本線から白島線へ入線する光景が記録できました。
2枚目は、渡り線を右折中の1912です。
3枚目は後追いで、女学院前電停に向かう1912です。
日中の白島線は八丁堀電停での折返し線なので、写真の右下の渡り線を通って女学院前電停に向かいますが、この運用は本線からの乗り入れなので真っ直ぐ向かいます。
京都市電は1978年9月に全線廃止となりましたが、前年10月の河原町、七条線廃止時に2両、1978年の全線廃止時に13両が広島電鉄に譲渡されました。
1900形は京都市電900形として1955年に間接制御車は901~915、1957年に直接制御車は916~935が登場しています。
前面は600形以降の京都市電スタイルが継続されて傾斜角のついた緩やかな丸妻流線型構造で、上部中央に半埋め込み式の砲弾型ケーシングに収められた前照灯が行先方向幕の上に取り付けられていました。
1970年に直接制御車の内、916~931がワンマン化改造され、旧車番に1000を加えた1900形1916~1931に改番されています。
ワンマン化改造に当たって、後部扉を閉鎖して中央に降車扉を新設され、前照灯が白熱灯1灯からシールドビーム2灯に変更されて前面上部左右に振り分けられ、さらに旧前照灯取付位置付近に行灯式のワンマンカー表示が掲げられました。
1900形は1974年に交通事故で廃車となった1922以外の15両が広島電鉄に譲渡され、車番は1901~1915に整理されています。
さらに、前面の行先表示器は電動化されるとともに大型になり、京都市電時代の前面上部ワンマンカーの行灯は撤去され、現在のスタイルとなりました。
京都市電は自分が幼少時から馴染みが有り、高校生の頃に全線廃止となりましたが、名残惜しく運行最終日にも乗車しに行きました。
1900形は京都市電としては21年、広島電鉄として43年間の在籍となり、広島電鉄での在籍期間の方が長いです。
しかし、自分が好きだった京都市電が、改造されたとは言え当時の塗装で現役で活躍中なのは喜ばしいです。
最近の広島電鉄では新型の連接車の導入により、旧型の車両は次々と引退しています。
還暦を過ぎた1900形ですが、出口の構造が広く収容力も充分なことから使い勝手が良いらしく全車が健在です。
また、旧型車は平日朝ラッシュ時のみの運用が多いようですが、1900形は日中、休日でも運用される車両が多く、いつでも見ることができます。
今後も少しでも長く現役を続けて欲しいです。