Que ma vie est belle!

私とは、美しいもの、美味しいもの、楽しいものの集合体。

パリ

2009-02-02 18:34:05 | パリ

晴れ女の本領発揮。今回のパリも、快晴だった。

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ヴァンドーム広場へ向かって。

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4区からシテ島に入る。

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シテ島から左岸方向を見る。

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ノートルダムはバックシャンでもある。

今回、路上生活者の数は明らかに増えていた。道路の汚さは相変わらずで、ロンドンと最下位争い継続中だ。

それでも、初めて訪れた時そのままにナトリウム燈のオレンジ色に染まる夜のパリには抗いがたい美しさがある。オペラバスティーユに向かってタクシーに乗る私の胸は、まるで恋愛感情に苦しむかのように締め付けられていた。


蝶々夫人@パリオペラバスティーユ

2009-02-02 17:59:11 | オペラ

2009年1月31日、2月1日 パリ オペラバスティーユ

Cio-Cio San: Adina Nitescu (2/1), Cheryl Barker (1/31)

Suzuki: Helene Schneiderman (2/1), Cornelia Oncioiu (1/31)

F.B. Pinkerton Carl Tanner (2/1), Massimiliano Pisapia (1/31)

Sharpless: Franc Ferrari (2/1), Michael Druiett (1/31)

一度は観ておこうと思って、オペラバスティーユに出掛けた。1/31と2/1でキャストが違っていたので、2日連続して鑑賞。

日本人としては、どうしても不思議な感覚に襲われてしまう。蝶々さんの奇妙な精神状態は、プッチーニあるいは原作者(ジョン・ルーサー・ロング)の日本理解の問題なのか、蝶々さんの個人的な問題なのか。これを、イコール日本人女性の心性と思われると困る。。。思わず、自分が見られているのではないかと辺りを見回してしまう。

演出を見ていても、西洋人にとっては、どうやっても、日本と中国の違いというのは理解しきれないのだろうかと感じる。これは映画『SAYURI』でも思ったことだけれど。ま、自分自身も「日本文化」とは何か、と問われて答えることはできないが。

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最近は日本物に限らず、こういうミニマリスムな舞台が多い。まるで石庭を見ている感じだ。写真上は、1幕目、下が2幕目、3幕目(続けて上演)。

キャストに関しては、Nitescuはオペラのソプラノらしい声で、声量もあり全体的に良かったが、Barkerは最後のCio-Cio sanの独白がなぜか心に響いた。

Suzukiを演じたSchneidermanはCio-Cio sanに向いているのではないかと思ったが、どうだろう。

Pinkertonは、Tannerが比較的良いか。Sharplessは土曜日のDruiettが出色の出来。会場の反応も良かった。

オペラバスティーユは音響が自慢だそう。今回は2日ともオケが良い音で鳴っていたと思う。

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