Que ma vie est belle!

私とは、美しいもの、美味しいもの、楽しいものの集合体。

リゴレット@ロイヤルオペラ

2009-02-14 23:38:40 | オペラ

2009年2月14日。ロンドンロイヤルオペラ。

Rigoletto (Giuseppe Verdi)

Conductor: Daniel Oren

Duke of Mantua: Francesco Meli

Rigoletto: Leo Nucci

Sparafucile: Brindley Sherratt

Gilda: Ekaterina Siurina

Maddalena: Sara Fulgoni

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2週間前にオペラバスティーユに行ったばかりなので、余計にこの会場の狭さを感じた。でも、この位の規模でないと、歌手は辛い。。。

Bravissimo!と叫んだおじさんも居たけれど、私には?な歌手達であった。ジルダのSiurinaは、中高音までは良いのだけれど、高音になると。。。Meliも、肝心の「La donna e mobile」(大昔の日立冷蔵庫のCMの曲)で声量に欠けてしまった。

その中で、これは、と思ったのがMarulloを演じたChanghan Lim。韓国人なので、東洋人特有の容姿がオペラのなかでどう使われるのか、という問題はあるかもしれないが、声量は充分。実は彼の歌は昨年のエリザベート王妃国際コンクールで聴いていたので、すぐに分かった。ただそれだけのことで、なんだか応援したい気持ちになっている。

ネタ明かしになるけれど、最後の場面で「La donna」が裏から聞こえてきて、思わず笑ってしまった私。昔だったら泣いていただろうか?物事は視点によって悲劇にも喜劇にも見える、ということなのだろうか。あるいは、単純に不謹慎?

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指揮者のスコアは色とりどりのペンで書き込みが。やっぱり、指揮者には憧れる。あとは、チェリスト。リゴレットのアリア「Cortigiani, vil razza dannata」ではチェロも大活躍。最近、ドボコンを聴いていることもあって、チェロに対する憧れ急上昇中である。


今週のLa Fromagerie

2009-02-14 16:37:11 | ロンドン

さて、週末。美味しいものの買出しにいざ出陣。今週、La Fromagerieからはこの2品(撮影は、Dijon出身のご主人に許可をいただいきました)を購入。

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スペインのシェーブル、Madurat Bauma。今日あるシェーブルの中で最も「強い」味わい、とのことだったが、試食させていただいたところ、カビからくる味の後に、甘みが感じられ、購入を決定。

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そして、美味しいものは決して見逃さないこの目が、チーズルームに入ったときから気になっていたのがこのチーズ。シェーブルを賞味した後だったので、ご主人は「味が分からないよ」と言う。で、名前は?と聞くと、

Mont d'Or。

というので、

J'aime pas。

と答えると、「何を言いよる」と味見をさせてくださった。

ご免なさい、私が悪うございました。

だって、、、美味しい!!

Mont d'Orってこんなに熟成して美味しくなるものだったの?いつもMont d'Orにはどこと無く牛乳臭さがあって好きになれなかったのに、完全に別物に変化している。このMont d'Orはhand madeで、10月から3月までのもの、とのこと(工場で作られるMont d'Orは通年である)。

Vacherin du Mont d'Or. France, Hout-Boubs

いやいや、名前だけで好き嫌いをしてはいけないようだ。さて、来週はどれにしよう。Dijonのおじさんに、また教えてもらおう。