Que ma vie est belle!

私とは、美しいもの、美味しいもの、楽しいものの集合体。

Mon vieil ami@Paris

2008-03-09 22:53:35 | パリ

友人夫妻が新婚旅行で丁度Parisに滞在していたので、3人でサンルイ島にあるMon vieil ami(http://www.mon-vieil-ami.com/)へ。日曜日も営業しているミシュランの1つ星レストランである。

パンが美味しい。発酵バター(多分)に塩が振られて出てきていた。止められない、止まらない。3切れも食べてしまった。

18ユーロのPlat du jourを選択。3人同じ羊肉の料理を頼んだら、大きな鍋に一杯出てきた。これを取り分けろ、というのか。隣のおじさんが「(ミシュランの星が世界一多い町から来た)日本人か?」と興味深げに話しかけてきていたので、鍋を指して「全部私の」とおどけてみたが、果たして3人で半分も食べることが出来なかった。

食後友人夫妻は、コーヒーだけで、とのことだったが、私はプロフィットロールを注文。Parisにしては珍しく、ふわふわしたシュー生地。美味しい!!友人夫妻に「すごく食べるようになったね」と指摘される。やはりL'Osierだけではなかった。反省せねば。。。しかしたまの美食の街Paris、許して。


Sadaharu Aoki@Paris

2008-03-09 22:36:05 | パティスリー

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Paris5区にあるSadaharu Aoki(http://www.sadaharuaoki.com/boutique/paris-fr.html)へ。何時もあるわけではなく、また店頭に出てもすぐに売れてしまう、というミルフィユをいただく。カスタードが結構固め(生クリームと併せてあるタイプではないようだ)。一口目の印象はフランス人が好きそう。店員の言葉通り、目の前で見る見る売れてゆく。しかし個人的には、Ritzのミルフィユのほうが好きだ(値段も全く異なるが)。

今Sadaharu AokiはParisに4店舗(ラファイエットを含む)あるそう。複数のお店を経営するためか、工場で作って冷凍状態で配送しているらしい。写真のケーキと同じものを食べたかったが、美味しそうに見えたものがまだ解凍しきれていない、ということで諦めた。ミルフィユの「いま一つさ」はこの出来立てをいただけるのではない、と言う点に起因しているのか。

技術が発達し、ブラインドテストをしても冷凍したものを見分けることは出来ないのかもしれないが、その場で作って供してくれるお店の方が好きなお店には多いような気がする。

というわけでミルフィユは正直いま一つだったが、おまけで頂いた出来立て抹茶マドレーヌはとても美味しかった。


美容室@Paris

2008-03-09 22:16:14 | パリ

ショーウィンドウに映る自分の髪の毛があまりに酷い気がして、Parisで教えてもらった美容室に駆け込む。思い切ってパーマを掛けてもらったが。。。

ご期待通り、大失敗である。日本人が海外でパーマを掛けて泣くことがしばしば、という意味が良く分かった。

しかし、流石フランス人、まとめるのが上手いのである。店にやってきていた少女を指して、こんな感じにして、と言ったら、たて巻きカールのちょっとよそ行きスタイルにまとめてくれた。問題は今後の自分でのセット。どうなることか。。。


Sans visibilite@Paris Opera Garnier

2008-03-09 22:10:45 | オペラ

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土曜日の約束がキャンセルになったので、Paris行きを決める。突然のことでオペラのチケットもネットでは完売になっていた。ダメもと、でParis到着後すぐにオペラガルニエのチケットセンターへ。「Sans visibilite」だよ、見えないんだよ、とフランス人特有の皮肉な笑いを受けながら、「経験まで」とチケットを購入。写真左下のSans visibiliteの文字がご覧になれますか。

しかし、ラッキーだったのだろう。オーケストラピットの真横にもかかわらず、9割以上見えていた。それに、普通の座席では見えないだろう歌手の表情が手に取るように見ることができた。

ストラビンスキーのオペラだったが、言語は英語。主役はイギリス人で問題なかったが、準主役にフランス人がいて、彼の英語はオペラでも明らかに訛っていた。イタリア語やドイツ語のオペラは自分が話せない言語だから訛りが分からないだけなのか、急に気になってきた。

オペラガルニエの内装はご存知の通り素晴らしく、コストパフォーマンスの良い経験であった。


演奏会

2008-03-06 20:04:42 | コンサート

モーツァルトの二台のピアノのための協奏曲。昨日の演奏会でのソリストの一人は、我オケのトップチェリスト。ヴァイオリンを弾きながらも、彼の手元が良く見えた。その美しいことといったら!どうしたら人間の指があんなに素早く動くのだろう?また、丁寧にフレーズの最後の音を弾く指は、まるでお習字の「止め」を大切にする時のよう。見惚れ、聞き惚れ、何度演奏に入り損ねたことだろう(本番も含めて。。。ごめんなさい)。

演奏会の後、彼と話をすることができた。彼は、弁護士であり、プロ並みのピアニストであり、チェロも弾く。学生時代にはスポーツにも秀でていたとのこと。すごいですね、と言うと、いやいや、才能に恵まれただけですよ、と答えた。自分の才能を、こんなに気持ちよく認める方には久しぶりに出会った。確かにこれだけ明らかに才能に恵まれているのに謙遜するのは却って傲慢な態度かもしれない。憧れや羨ましさを超えて、清々しさを感じる。

今は、ピアノを演奏することを心から楽しんでいる、と仰っていた。久しぶりに美しい人に出会った(残念ながら見た目はイギリス人であるが)。帰りの地下鉄の中で、かつて数え切れないほど繰り返し聴いたショパンのピアノコンチェルト第一番第二楽章が頭の中で鳴っていた。


William Curley@Richmond

2008-03-01 23:26:08 | パティスリー

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お気に入り、William CurleyのRichmondのお店を訪問。

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箱の中はアプリコットとブラックチェリーのタルト。果物が沢山(個人的にはもう少し少なくても。。。)。下のタルト生地がとても美味しい!もっと食べたい。

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前から購入したいと思っていた、マロンとラム酒のケーキ。John Lewisのfood hallで購入するより1ポンド安い。英国の不思議なところは、正規ルートのブランド物でも売っているお店で値段が違うこと。

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お店に入ると、まずチョコレートの良い香りがしたので、チョコレートのアソートもついつい購入してしまった。ここもAmedei(http://www.amedei.it/jspamedei/index.jsp)のチョコレートを使用しているようだ。

まず、オランジェットにみえたチョコレートをつまんでみたが、中身はオレンジではなく、ステムジンジャーだった。ちょっと一般的なものとは違うけれど、個人的にはスパイシーなもの、塩味のものとのコンビネーションより美味しいと感じた。

さて、これらは何日で全てお腹に収まってしまうのだろう?


Dinner@Galvin bistrot de luxe

2008-03-01 22:55:53 | レストラン

Baker streetのGarlin bistrot de luxe(http://www.galvinrestaurants.com/section.php/4/1/galvin_bistrot_de_luxe)にてDinnerをいただく。

Bistrotとあり、確かに椅子などはBistrotなのだが、リネン類はRestaurantといってもおかしくない。お店の方も丁寧だ。

前菜はエンダイブとロックフォールチーズ、胡桃のサラダ。やっぱりロックフォールは美味しい!!と楽しくいただく。ランチだったら、これとパンだけでも十分に満足できるだろうと思う。

メインは鴨の胸肉と腿肉のコンフィ。キャベツ、白隠元豆、ベーコン、人参が付け合せ。胸肉は柔らかく、鴨胸肉特有のしっとりとした舌触りと赤身肉の味。隠元豆は、いかにもBistrot料理なのだけれど、柔らかく美味しい。

デザートにタルトタタン。見た目は「しまった、イギリス料理」だったが、しっかりカラメリゼされたリンゴとパイ生地はノルマンディークリーム(カルバドス入)を添えると幸せな美味しさ。「大きい!」と思ったのに完食してしまった。

最後にエスプレッソで締めて、大満足。今回はご馳走になってしまったのだけれど、コストパフォーマンス的にも、Londonとしてはかなり良いと思われる。11時過ぎまで話をしていたが、その時間になっても入ってくるお客さんもいて、11時になると寂しくなってしまう銀座とは対照的。日常的に使いたいお店だった。