月の瓶詰~ブログ版~

こぼれゆく時の欠片を瓶詰に。

福岡アジア美術館、「萩尾望都原画展」をゆく。

2011-02-14 14:21:09 | 旅行記
先日の三連休。

九博の「ゴッホ展」を見たかったのだが、
混雑しているという話だったので、天神方面へ出かけた。

福岡県立美術館に行くつもりが、雨になり…
(普段はどんなに晴れていても折りたたみ傘を持ち歩いているのに、
 こういう日に限って傘がない。)
福岡アジア美術館で開催中の「萩尾望都原画展」を見ることにした。

とりわけファンという訳ではない。
永井均さんの『マンガは哲学する』という本で「半神」を知った程度。
美術館が中洲川端駅直結の建物にあり、
雨を気にせず移動できるのが決め手だった。
前売り券(といっても既に会期中だが)を慌てて購入。

祝日午後の場内は程よき人出。
じっくり見ることができた。

漫画家という仕事は、凄いものだなあ…

と改めて驚くばかり。
絵の美しさ。(絶妙たる濃淡)
ストーリーの深遠さ。(世間にはずうっと安っぽいモノガタリが闊歩している)

「半神」は何と原稿全頁が展示されていた。
つい見入ってしまう。

凄いなあ…いいなあ…

圧倒されてしまって、他に言葉が見つからない。

グッズも素敵で、ブックカバーと作品集を買いたかったのだが、
既に天神で散財してしまっていたので断念。
いつの日か、『ポーの一族』や『トーマの心臓』あたりを
じっくり読んでみたい。

原画展に行って良かった。