明治維新以来努力を重ねて強国の仲間入りをした日本は帝国主義化して米英にも逆らうようになり、第二次大戦でアメリカに徹底的に打ちのめされました。戦後努力を重ねて経済大国の仲間入りをした日本はバブルでアメリカの象徴といわれるような物件まで買い漁り「ジャパンアズナンバーワン」などとおだてられましたが、バブル崩壊に続くマネー敗戦で経済的に打ちのめされました。トヨタ自動車は良い車を作ることに全社一丸となって努力を重ね、安全で質の良いまた先進的な技術を持った車を作り続けて当時世界一のGMに販売台数でせまりつつありました。ここで無理に世界一を取りに行けばどうなるか、今までの日本の歴史をみれば解りそうなものです。しかし「次期社長と目される創業者一族の豊田章男氏に世界一の会社を継がせねばならない」と言い出したお調子者がなりふり構わぬ増産販売戦略を採りだしました。数年前のことです。
初めて買った車はいすゞジェミニの中古でしたが、2代目からはビスタ、カルディナ、ノアとトヨタ車ばかりを買ってきて、一時ベンツのVになりましたが、セカンドカーはビッツを迷わず購入したトヨタファンであった私もビッツ(初代)以降魅力のある車を作れなくなったトヨタには愛想をつかしています。世界一を取りに行く戦略をとった時と私にとって魅力ある車を作れなくなった時はどうも一致しているように思います。
創業者の坊々社長に世界一になった会社を継がせよう、などというのは小説の題材になりそうな失敗談のテーマです。「社員一丸となって良い車を作ることが第一」という精神を捨てた段階で失敗の道に踏み込んでいったことは一消費者である小生にさえ見えていたのですが、東大出の重役さん達には自分が悪者になってでも「いままでのトヨタの車作りの精神を捨ててはいけない」と言い切れる人材がいなかったのでしょう。
アメリカで売れ筋のRVやピックアップなどを大量生産する工場を拡大したあげくにリーマンショックで売れ行きががた落ちして大きな赤字を出したことが失敗の始まり。GMを抜いたのは良いけれど、GM自体がつぶれてしまって半ば国営企業となり、アメリカが本腰で再建にかかり始めたことが2点目。そしてトヨタが世界一のハイブリッド技術を持っていてアメリカのどの会社もプリウスに匹敵するエコカーを作れなかったことで「これはトヨタを本気で一度つぶさないといかんな。」とアメリカに決断させてしまったのでしょう。
議会による明らかに意図的なトヨタ叩きの次は弁護士達による訴訟の嵐によるトヨタからの財産むしり取りが待っていると言われています。公聴会による発言や記録が全て裁判では原告有利の材料になるでしょう。トヨタは一度アメリカから撤退するくらいの決断を迫られるかもしれません。アメリカに金をむしり取られるくらいならば、利益を社内留保などせずに不況のなか頑張ってきた社員達や使い捨てにされた派遣社員達に十分な手当を施した方がよっぽど日本国のためになったでしょう。昭和初期の失敗も戦後バブルの失敗も日本人の努力が日本人の生活が欧米並みに豊かになる(金銭的にということでなく、十分休みを取るとかレジャーを楽しむ余裕を持つとかの方向で)前に欧米に努力して貯めた資産をむしり取られたように感じます。きっと今度のトヨタもそうなるでしょう。
そのような行く末が見えてきたので、魅力ある車がなくなったトヨタですが(魅力あるのはマークXくらいかなあ)再生に向けて「ぐあんばれトヨタ」とエールを送ります。
初めて買った車はいすゞジェミニの中古でしたが、2代目からはビスタ、カルディナ、ノアとトヨタ車ばかりを買ってきて、一時ベンツのVになりましたが、セカンドカーはビッツを迷わず購入したトヨタファンであった私もビッツ(初代)以降魅力のある車を作れなくなったトヨタには愛想をつかしています。世界一を取りに行く戦略をとった時と私にとって魅力ある車を作れなくなった時はどうも一致しているように思います。
創業者の坊々社長に世界一になった会社を継がせよう、などというのは小説の題材になりそうな失敗談のテーマです。「社員一丸となって良い車を作ることが第一」という精神を捨てた段階で失敗の道に踏み込んでいったことは一消費者である小生にさえ見えていたのですが、東大出の重役さん達には自分が悪者になってでも「いままでのトヨタの車作りの精神を捨ててはいけない」と言い切れる人材がいなかったのでしょう。
アメリカで売れ筋のRVやピックアップなどを大量生産する工場を拡大したあげくにリーマンショックで売れ行きががた落ちして大きな赤字を出したことが失敗の始まり。GMを抜いたのは良いけれど、GM自体がつぶれてしまって半ば国営企業となり、アメリカが本腰で再建にかかり始めたことが2点目。そしてトヨタが世界一のハイブリッド技術を持っていてアメリカのどの会社もプリウスに匹敵するエコカーを作れなかったことで「これはトヨタを本気で一度つぶさないといかんな。」とアメリカに決断させてしまったのでしょう。
議会による明らかに意図的なトヨタ叩きの次は弁護士達による訴訟の嵐によるトヨタからの財産むしり取りが待っていると言われています。公聴会による発言や記録が全て裁判では原告有利の材料になるでしょう。トヨタは一度アメリカから撤退するくらいの決断を迫られるかもしれません。アメリカに金をむしり取られるくらいならば、利益を社内留保などせずに不況のなか頑張ってきた社員達や使い捨てにされた派遣社員達に十分な手当を施した方がよっぽど日本国のためになったでしょう。昭和初期の失敗も戦後バブルの失敗も日本人の努力が日本人の生活が欧米並みに豊かになる(金銭的にということでなく、十分休みを取るとかレジャーを楽しむ余裕を持つとかの方向で)前に欧米に努力して貯めた資産をむしり取られたように感じます。きっと今度のトヨタもそうなるでしょう。
そのような行く末が見えてきたので、魅力ある車がなくなったトヨタですが(魅力あるのはマークXくらいかなあ)再生に向けて「ぐあんばれトヨタ」とエールを送ります。