「9/11陰謀論」を与党要職にあって展開する外交感覚(gooニュース・JAPANなニュース) - goo ニュース
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民主党の国際局長がアメリカ政府の公式見解と異なる認識を示したことは民主党の反米傾向を示しているのではないかというワシントンポスト紙の報道に、内容はともかく足下すくわれるのはまずいね。というこのコラムの主旨は正しいと思います。ただアメリカ人の多くはイラクが大量破壊兵器を持っているからという開戦理由がデマ(政府も過ちを認めてるし)であったこともあり、またアルカーイダやビンラディンがもともとCIAの一部だったことも知っている訳で、911も公式見解は怪しい位の認識は持っているでしょう。
ワシントンポストの記事が日本に向けた政治的圧力を目的としたものと見れば納得できる面もありますが、ジャーナリストとして真摯に書いた内容だとすれば随分この新聞もレベルが落ちたなあと感じます。まあ昔から政府御用達的な所はあったわけですが、むしろ日本の与党議員のおえらいさんにも疑問を呈している人がいますよ、ということを提言して「911の何が問題なのか」や「テロとの戦争を終わらせるにはどうするか」といった読者が知りたい疑問を分析することがポスト紙が報道すべき一流のジャーナリズムではないかと思うのですがね。
FOXTVなど右よりとされる放送局で放映されるテレビ映画でも(私はNCISやボストンリーガルのファンです)アフガンやイラクの戦争を「テロとの戦い」という扱いはしても「正義の戦争」と正面からはさすがに扱っていないように見えます。国民目線からは「しかたなく戦っている」「義務だから」という感覚で戦場はひたすら悲惨、帰ってくると精神的にダメージ受けてて犯罪者になってしまうといった扱い。まあドラマで起こるテロ事件が実際にはアメリカ国内では殆ど起こっていないテロに現実味を持たせて国民に戦争を納得させるというドラマの役割を果たしていると言えるのでしょうが。
今回のアカデミー賞もアメリカの侵略主義を寓話化した「アバター」よりも戦場の現実(まだ見てないのですが、死と隣り合わせの戦場の現実を受け入れる心理を描いた映画と言われてますね)を描いた「ハート・ロッカー」の方が国民に戦争を受け入れさせる意義があると判断されたのでしょう。いろんな意味でアメリカメディアは政府御用達になってしまったと言えるのでしょう。
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民主党の国際局長がアメリカ政府の公式見解と異なる認識を示したことは民主党の反米傾向を示しているのではないかというワシントンポスト紙の報道に、内容はともかく足下すくわれるのはまずいね。というこのコラムの主旨は正しいと思います。ただアメリカ人の多くはイラクが大量破壊兵器を持っているからという開戦理由がデマ(政府も過ちを認めてるし)であったこともあり、またアルカーイダやビンラディンがもともとCIAの一部だったことも知っている訳で、911も公式見解は怪しい位の認識は持っているでしょう。
ワシントンポストの記事が日本に向けた政治的圧力を目的としたものと見れば納得できる面もありますが、ジャーナリストとして真摯に書いた内容だとすれば随分この新聞もレベルが落ちたなあと感じます。まあ昔から政府御用達的な所はあったわけですが、むしろ日本の与党議員のおえらいさんにも疑問を呈している人がいますよ、ということを提言して「911の何が問題なのか」や「テロとの戦争を終わらせるにはどうするか」といった読者が知りたい疑問を分析することがポスト紙が報道すべき一流のジャーナリズムではないかと思うのですがね。
FOXTVなど右よりとされる放送局で放映されるテレビ映画でも(私はNCISやボストンリーガルのファンです)アフガンやイラクの戦争を「テロとの戦い」という扱いはしても「正義の戦争」と正面からはさすがに扱っていないように見えます。国民目線からは「しかたなく戦っている」「義務だから」という感覚で戦場はひたすら悲惨、帰ってくると精神的にダメージ受けてて犯罪者になってしまうといった扱い。まあドラマで起こるテロ事件が実際にはアメリカ国内では殆ど起こっていないテロに現実味を持たせて国民に戦争を納得させるというドラマの役割を果たしていると言えるのでしょうが。
今回のアカデミー賞もアメリカの侵略主義を寓話化した「アバター」よりも戦場の現実(まだ見てないのですが、死と隣り合わせの戦場の現実を受け入れる心理を描いた映画と言われてますね)を描いた「ハート・ロッカー」の方が国民に戦争を受け入れさせる意義があると判断されたのでしょう。いろんな意味でアメリカメディアは政府御用達になってしまったと言えるのでしょう。