rakitarouのきままな日常

人間様の虐待で小猫の時に隻眼になったrakitarouの名を借りて政治・医療・歴史その他人間界のもやもやを語ります。

一流のメディアである条件

2010-03-10 19:03:25 | 政治
「9/11陰謀論」を与党要職にあって展開する外交感覚(gooニュース・JAPANなニュース) - goo ニュース
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民主党の国際局長がアメリカ政府の公式見解と異なる認識を示したことは民主党の反米傾向を示しているのではないかというワシントンポスト紙の報道に、内容はともかく足下すくわれるのはまずいね。というこのコラムの主旨は正しいと思います。ただアメリカ人の多くはイラクが大量破壊兵器を持っているからという開戦理由がデマ(政府も過ちを認めてるし)であったこともあり、またアルカーイダやビンラディンがもともとCIAの一部だったことも知っている訳で、911も公式見解は怪しい位の認識は持っているでしょう。

ワシントンポストの記事が日本に向けた政治的圧力を目的としたものと見れば納得できる面もありますが、ジャーナリストとして真摯に書いた内容だとすれば随分この新聞もレベルが落ちたなあと感じます。まあ昔から政府御用達的な所はあったわけですが、むしろ日本の与党議員のおえらいさんにも疑問を呈している人がいますよ、ということを提言して「911の何が問題なのか」や「テロとの戦争を終わらせるにはどうするか」といった読者が知りたい疑問を分析することがポスト紙が報道すべき一流のジャーナリズムではないかと思うのですがね。

FOXTVなど右よりとされる放送局で放映されるテレビ映画でも(私はNCISやボストンリーガルのファンです)アフガンやイラクの戦争を「テロとの戦い」という扱いはしても「正義の戦争」と正面からはさすがに扱っていないように見えます。国民目線からは「しかたなく戦っている」「義務だから」という感覚で戦場はひたすら悲惨、帰ってくると精神的にダメージ受けてて犯罪者になってしまうといった扱い。まあドラマで起こるテロ事件が実際にはアメリカ国内では殆ど起こっていないテロに現実味を持たせて国民に戦争を納得させるというドラマの役割を果たしていると言えるのでしょうが。

今回のアカデミー賞もアメリカの侵略主義を寓話化した「アバター」よりも戦場の現実(まだ見てないのですが、死と隣り合わせの戦場の現実を受け入れる心理を描いた映画と言われてますね)を描いた「ハート・ロッカー」の方が国民に戦争を受け入れさせる意義があると判断されたのでしょう。いろんな意味でアメリカメディアは政府御用達になってしまったと言えるのでしょう。
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地方空港は国防上の予備航空基地か

2010-03-10 14:26:08 | 社会
64空港、需要予測下回る 20年度実績 乱立原因明らか(産経新聞) - goo ニュース

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開港前から要らないことが判っている茨城空港がまもなく開港するようですが、関係者がどうせ赤字になることが判っていて県などの地元に費用を負担させている地方空港は、私の予想では百年の計を考えての国防上の航空基地になるために作ったのだろうと考えています。

韓国などでは高速道路が非常時の滑走路になるよう整備されていることは有名ですが、日本ではそのような設備は予算が通るはずありません。また航空自衛隊の基地は限られていますが、新たな基地建設も絶対に不可能と思います。非常時にはジェット機の離着陸にも使える空港を日本中に作るには、頭の良い官僚(天下りを含む)に利用予測を適当にねつ造させて国防費以外で空港を作っておく、というのがあまり反対の出ない賢いやりかただったのだと思います。以前農産物を運ぶための小さな空港を沢山作った時期があったようですが、これなどは陸上自衛隊のヘリ部隊が使用するにはちょうど良い大きさなのではと思います。

茨城空港はもともと百里との軍民両用ですから予備になるのは管制誘導装置だけですが、需要のない64の空港も国防費と思って維持していけばよいのかも知れません。
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