八王子 印鑑 楽善堂
創業1899年:明治32年。東京:八王子 文字工房楽善堂では良いものを長く、一生お使いいただくのにピッタリの感触をご確認いただきたく、実際に印鑑材料をさわってみて、指との相性を見ていただく事をおすすめしております。
──── 八王子で印鑑を作り続けて110年 ────
こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。
先日、八王子祭囃子連合会(お祭の囃子連の集まり)の仲間と、通称“黒塀の会”を開きました。花柳界の建物に黒塀が多いので、芸者さんを呼んでの宴席を“黒塀の会”と言っています。
前回の集まりから半年以上経っていた記憶です。集まったのは主には囃子を趣味にしている連中ですが、仲のよい友人も居たりで合計18人が集まりました。来てくれた八王子の芸者さんは4人、お座敷芸を披露する時間以外も、万遍なく宴席を動いてくれて、座をうまく取り持ってくれます。
今回のお座敷芸、3種の踊りが出ました。そのひとつが『おてもやん』、お面(めん)をかぶっての踊りで私には初めて見る踊りでした。日本舞踊を堪能後、お座敷遊びのじゃんけんを習いました。グーが猟師、チョキが狐、パーは庄屋です。ジェスチャーで表現しますが、通常のじゃんけんと違うのは、両手を使うこと、競技者?が2人とも座っている、生のBGM(三味線)が鳴っている、という点です。じゃんけんを出すタイミングは三味線の音楽に合わせます。負けた人は、罰杯(ばっぱい)といって、酒を飲まされます。
広い意味での“日本の伝統文化”に触れることのできたひと時でした。
▲四人来た芸者さんのうち、二人が踊っています。
珍しくお面(おかめとヒョットコ)を付けています。
踊りは“おてもやん”です。
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