印鑑の楽善堂 四代目店長 平澤 東のブログ

東京 八王子 印鑑文字工房 楽善堂の店長が印鑑や文字の魅力を語る

印鑑の素材、琥珀とシープホーン

2009年03月26日 | 印鑑の素材

──── 八王子で印鑑を作り続けて100年 ────

こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。

八王子は、今日、26日(木)の午前6時過ぎ、細かな雪がちらついていました。
3月も下旬ですがまだまだ寒い日があります。

今日は久しぶりに印鑑の素材のご紹介で、琥珀(こはく)とシープホーン(羊の角)です。
下の写真で左の2本が琥珀、右の4本がシープホーンです。印材(印鑑の素材)として開発されたのは、ここ20年くらい前です。

琥珀は樹液が固まって数千万年以上の時を経て化石になった貴石です。この貴石に特殊樹脂を加えて出来上がったのが、印材の「琥珀」です。透明なので印材の裏側も透けて見えます。色は黄色と茶色の中間くらい、ウイスキーと水を1:1で割ったような色合いです。

シープホーンは羊の角で、琥珀と似たような色合いですが、透明度が琥珀ほどにはありません。光にかざすと裏側の指が少し見えるくらいです。渋く落ち着いた色加減です。

この印材は2種とも主に女性のお客様にお勧めしています。特にギフトという場合にご提案させていただいております。
直径12ミリの銀行印でシープホーン、¥8800.琥珀は¥15800です。


▲琥珀とシープホーン。シープホーンは濃い色と薄い色がある。右の2本は銀丹入りで上の位置を示すためのもの。

楽善堂のホームページ
http://rakuzendo.com


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