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辻仁成『函館物語』1998・集英社文庫-辻仁成さんの青春時代の函館と今の函館を歩く

2024年04月21日 | 北海道を読む

 2021年2月のブログです

     *

 辻仁成さんの『函館物語』(1998・集英社文庫)をすごく久しぶりに読みました。

 20年ぶりくらいでしょうか。

 本棚の上のほうに重ねてあったのですが、偶然、目にとまりました。

 おもしろかったです。

 2日間で一気に読んでしまいました。

 辻さんは青春時代の4年間を函館で過ごされたそうですが、その思い出の地を散策する旅行記です。

 じつは、じーじは函館の生まれ。

 母の実家が函館にあって、そこで生まれました。

 1年ほどで旭川に引っ越したので、育った記憶はないのですが、時々、函館のじーじとばーばのところに遊びに行ったので、函館の記憶は少しだけあります。

 親戚がお寿司屋さんをやっていたので、遊びに行くと、お寿司をお腹いっぱい食べさせてもらった楽しい記憶があります。

 さて、本書、辻さんの青春時代の函館と今の(といっても、1996年当時の)函館を旅します。

 いい町ですね、函館は。

 素敵なお店や素敵な建物、素敵な風景が目白押しです。

 それらが辻さんの青春時代の思い出とあいまって、ノスタルジックな印象を残します。

 歴史のある町ですが、少しの寂寥感があるような感じもします。

 それらも含めて、いい町なのではないでしょうか。

 今年の夏は久しぶりに函館にも足をのばしたいなと思いました。    (2021.2 記)

 


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