たぶん2017年のブログです
*
自然の素晴らしさやすごさや厳しさなどをていねいに小説やエッセイに描いていらっしゃる梨木香歩さんの小説、『西の魔女が死んだ』(2001・新潮文庫)をようやく読みました。
前から気になってはいたのですが、なかなか読めずにいて、ようやく読めました(梨木さん、ごめんなさい)。
いい小説です。
いろいろ大切なことが、自然に述べられていて、心地よいです。
主人公は、友達関係から不登校になった女の子。
気分転換をかねて、おばあちゃんのうちでしばらく過ごします。
お父さんやお母さんとは違う価値観、考え方、生活スタイルの中で過ごすうちに、女の子も少しずつ変化します。
楽しいことや甘いことだけではなく、厳しいことやつらいこと、悲しいことともいっぱい遭遇しますが、少しずつ女の子は強くなっていきます。
いろんなことが、人によって、読み込める、魅力的な小説だと思います。
おそらく正解はないのでしょうが、いろいろな学びがありそうです。
それは人生と同じかもしれません。
できることなら、どんな人生からもよい学びを得て、ゆとりのある生き方をしていきたいなと思わせられるようないい小説です。
どんな世代の人にもおすすめですが、特に、多感な思春期の人たちに読んでもらえたらいいのではないかな、と思います。 (2017?記)
梨木さんの小説は色々読んでいますが、何故か後回しになっていました。
前半を読んだ今のところの感想は、とても美しい話だということです。
そういうこともあるんですね。
後半も楽しみですね。
映画も見ました。若い頃好きだったシャーリー・マクレーンの娘サチちゃんがお婆さんになっていました。感慨深いものがありました。
特に、映画のことは、じーじはとても苦手なので、助かります。
https://blog.goo.ne.jp/np4626/e/b9bff4782b5b392b0a90768168c478b5
そもそもじーじが梨木香歩さんの存在を知ったのが、なぜかかなり遅かったので、この小説を読むのも遅くなってしまいました。
しかし、本当にいい小説なので、さらに読み深めていきたいと思っています。
映画はまだ観ていません。楽しみは先に取っておきましょう。孫娘たちと一緒に観れるかもしれませんね。