弁理士『三色眼鏡』の業務日誌     ~大海原編~

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【知財記事】アンブッシュマーケティング…?(番外編)

2018年05月18日 08時39分17秒 | 知財記事コメント
おはようございます!
久々の自分のデスク@湘南からです。

さて、今日はこんな記事

(日刊ゲンダイより引用)
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便乗商法? 横綱白鵬の“東京五輪浴衣”はマーク無許可使用

「さすがにあの浴衣はどうなのか……」

横綱白鵬(33)の周辺から、疑問の声が上がっている。

問題の浴衣とは、現在白鵬が着ているもの。派手な赤の地に白い文字で「白鵬」と「2020」とあり、さらに五輪マークまで書かれている。これが2020年東京五輪をイメージしていることは一目瞭然。白鵬はかねて「東京五輪までは現役でいたい」と話しており、そのためのアピールだろう。

自らデザインしたという浴衣を関係者に配った横綱は「みんな欲しがるかなあ」と悦に入っていたが、気になるのがそのデザインだ。

公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会のホームページには、「オリンピック・パラリンピックに関するエンブレム、ロゴ、用語、名称をはじめとする知的財産は、日本国内では『商標法』、『不正競争防止法』、『著作権法』等により保護されています」とあり、さらに「その使用には、これら団体からの事前の許諾が必要となります」とつづられている。団体とはすなわち、JOCや東京五輪の組織委員会などを指す。

(以下略)
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(引用終わり)

実際の浴衣の写真などは引用元をご覧いただきたいのだけど、
まあ、支度部屋で自身が羽織っている浴衣なら、別にいいんじゃない?というのが率直な印象。
別に「便乗商法」ではないし。浴衣を販売しているのなら大いに問題だけど。

このテの話、周りが騒ぎすぎて、本来問題にならないはずのものまでも問題になるかのような印象を与えていることが結構よろしくない。
センスの有無は別として、横綱が制度を知悉した上でギリギリの線を狙ってやっている、というわけではどうもなさそうだし。


ほんと、“せんせーに言うたーろー”的なメンタリティ、なんとかならないのかなあ?
と思ってしまいます。
コメント
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