おはようございます!
熱気むんむんな@湘南地方です。
ここんとこ業務日誌ばっかりだったので、久しぶりに知財記事など。
今日は
京都新聞の記事から。
(以下引用)
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ブランド品に似せた模倣品を買わないよう若い世代に呼びかける授業が6月、京都市北区の紫野高であった。生徒ら約300人が、模倣品の売買が正規品を販売する企業に与える影響について考えた。
フリマアプリや交流サイト(SNS)などで模倣品に出合う可能性が高い若者に向けて注意を促すため、北署が特許庁に講義を依頼。同庁の職員が6月19日、生徒らに向け、偽ブランド品が流通することで、価値ある商品を提供する企業のブランドイメージを傷つけてしまうことなどを説明した。
(以下略)
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(引用終わり)
「模倣品を購入してはいけない理由」を一番シンプルに答えるとしたら、
“購入したその人の価値が下がるから”
だと思う。
仮に気が付かずに偽物をつかまされていたとしたなら、その観察眼が疑われるわけだし、
仮に百も承知で偽物を購入していたのだとしたら、単純にダサい。自分のしていることがどれだけ世の中に悪影響を与えるか、が想像できない大人は、ダサイ。
その意味で、高校生にちゃんと理屈をもって説明する機会を設けている、というのは良い取り組みだと思う。
「模倣品」というだけの言い方だと受け手によってその意味するところが色々変わってきてしまうのだけど、
そのあたり京都新聞さんはしっかり伝わるように“ブランド品に似せた模倣品” “偽ブランド品” と表現していて好感が持てる。
先行商品をベンチマークしその一部を取り入れつつ新たな商品を生み出すことは、この文脈で言う「模倣品」ではないからね。
結局、ブランド品それ自体を愛でる、というのもあるのだけれど、
その逸品を所有するにふさわしい「生き様」とか「信条」を実践しているのが、格好いいんだよな、と思う。