弁理士『三色眼鏡』の業務日誌     ~大海原編~

事務所開設12年目!
本ブログがKindle本に!「アマゾン 三色眼鏡」で検索!!

【業務日誌】ブランド確立と知財

2019年10月31日 16時47分44秒 | 業務日誌
こんにちは!夕暮れ時の@湘南地方です。
あちこち行っていて頭がふわふわしています。

昨日は札幌にてとある組合様向けのブランド/知財に関する話題提供。

「(地域団体)商標を取って、なにかいいことがあるの?」
という疑問に対する解として
「取得自体が世間から注目される(ある程度)、というのはもちろんあるのだけれど、
 むしろ取得に向けた情報整理にこそ意味があるのです」
というお話をさせてもらいました。

まあ、この話自体は色んなところでしているわけですが。
落語の持ちネタじゃないけど、要点を効率よくお伝えするための話し方の緩急を工夫するようになる。

とはいえ久しぶりの「高座」(笑)だったので、もうひとつ熱の入り方が薄かったかなぁ。
来月もセミナーやります。明日告知します。
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【体調管理】歯医者とか人間ドックとか

2019年10月29日 18時10分28秒 | 生活改善
おはようごz…じゃないや、もう「こんばんは!」ですね。
えーっと、とっぷり日も暮れた@札幌です。

今日は、午前中は日帰り人間ドック。
先週までは歯医者で歯周病検査とかもしてもらって、一応一通り体のことを見てもらい。
午後から慌ただしく移動。

まあ便利な時代で、人間ドック受けている間もスマホである程度仕事は進められるし、
移動中もスマホやらPCやらで何とか仕事は進められるし。
…てか、それくらいやらないとインプットの量の方が。
ありがたいことです。

まだもうひと頑張りしないと、色々お待たせしているので。
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【書評(19-17)】「それってパクリじゃないですか?~新米知的財産部員のお仕事~」

2019年10月28日 07時56分25秒 | 書評
おはようございます!
さわやかな秋空が広がる今朝の@湘南地方です。

さて、移動中恒例の読書。
知財がネタになっている小説というのもなかなか珍しく、業界内でもそこはかとなく話題になっていたので読んでみた。


小説ではあるけれど、実際にもありそうな、リアリティのあるケースが取り上げられている。
そりゃフィクションなのでご都合主義な面は無いわけじゃないけど、
一応専門家の目線からみても、“いや、そりゃないでしょ”的なむちゃくちゃなものはあまりなく、ヘンに醒めることなく読み進むことができた。

あるある、と思ったのは、主人公が独り言の中に知財法のアナロジーを入れるくだり(特許法第17条の2第3項 新規事項の追加だよ、的な)。

「パクリ」と「パロディ」の話とか、あんまり書いちゃうとネタバレになるから抑えておくけど、
当職がこれまでセミナーで取り上げたテーマも取り上げられており、何というか親近感。

ただまあ、敢えて一つ言うなら…主人公の上司である弁理士の北脇、ちょっと格好よく描かれ過ぎ(笑)
種々ちりばめられている変わり者っぷりは、ちらほら知り合いの同業者の顔が浮かんだりしてうなづくところはあったけど。


というわけで、業界内の人は勿論、そうでない人にも十分楽しんで読むことができる一冊だと思います。
※実際昨日帯広に同行していた他士業の先生に貸しちゃいました。
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【業務/趣味】帯広出張

2019年10月27日 14時39分42秒 | 業務日誌
こんにちは!
昨日の悪天候からうってかわって好天の@帯広です。

無事、ひとまず無事、フードバレーとかちマラソン走り切りました。
いやー、不本意。とにかく不本意。
というか、毎回書いてるし自覚しているのだけど、
当日だけ頑張ったってどうしようもなくて。
そこまでに積み上げてきたものがレースに出るだけ。
そりゃ、練習で12,3km程度しか走ってなかったんだから無理もないよなぁ。
案の定、15km付近で足が止まり、足がつり…というさんざんな状況。

ま、この機会に来月のセミナーの打ち合わせと、同行してくれている他の士業さんの紹介と。
それから商工会議所への訪問と。
営業もしていかないといけません。

んでもって、今は駅前のモスでお仕事中。
(ヌプカに行ったら満席だった…)
文武両道。大事。
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【知財記事(商標)】「ライズ&シャイン」(…知らんけど)

2019年10月25日 08時20分48秒 | 知財記事コメント
おはようございます!
土砂降り嵐のど真ん中…な今朝の@湘南地方です。

さてさて、今日はこんな記事

(ELLEより引用)
======================================
「ライズ&シャイン」と歌ってバズったカイリー・ジェンナー、商標登録を出願

愛娘ストーミに「ライズ&シャイン」と歌う様子をインスタグラムにアップしたカイリー・ジェンナー。このフレーズを商標登録しようとしていることが明らかになった。

(中略)
この人気に気をよくしたカイリーが歌ったフレーズ「ライズ&シャイン(RIIISE AND SHIIINNEE)」として商標登録しようと出願していることが明らかに! エンタメサイト「TMZ」によるとすでに書類を提出していて「ベルト、パンツ、コート、ドレス、靴、手袋、ヘアバンド、帽子、ジャケット、部屋着、スカーフ、パジャマなどのスリープウェア、ソックス、水着、下着、コスメ」などの名前に使いたいと記載しているという。

ちなみにカイリーは自分のオンラインショップですでに「RIIISE AND SHIIINNEE」と書かれたパーカーを発売している。お値段は65ドル(約7,000円)。
======================================
(引用終わり)

まあ、「ライズ&シャイン」も「カイリー・ジェンナー」も知らんけど。
流行り言葉?を流行るきっかけとなった本人が商品化するにあたって出願するのは極めてまっとうな行為じゃないかな、と。
“「ライズ&シャインはカイリーが生まれるずっと前からあったフレーズ。それを商標登録するなんて……」と呆れるコメントもSNSに浮上している。”
とのことだけど、フレーズとして昔からあったからといって、それをネーミングして商標として保護する、ということは、別に何もおかしくないし、呆れるほうがおかしい(まあ、セレブへのやっかみなのかな?)。


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【雑記】ついつい忘れる

2019年10月24日 09時04分45秒 | 趣味・その他諸々の雑記
おはようございます。
曇り空な‥@横浜近辺です。現在移動中。

最近やろうと思っていたことをついつい忘れがち。
タスクが積みあがり過ぎ、なのかな。
ブログ投稿する時もタグをつけるようにしよう、と思っていたのに
ここ2週間ほど忘れていた。

タグ付けるのと付けないのとでPV違うのかな?という実験をしてみようと思ってたのに
結局できていない。
改めてやってみますか。

そうそう、昨日は公務(=農水知財対応委員会)の月例会合。
10月ということで中間発表会を実施させていただきました。

手前味噌になってしまいますが、大変意欲的、精力的に活動していただいている組織。
だからこそ、自分の所管以外にも興味を持っていただき、また経験豊富な先生にはより広い視野から助言頂けると良いな、
と思いやってみたら、少しずつ変化が起きている様子が見て取れて一安心。




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【雑記】言葉のちから

2019年10月23日 08時04分22秒 | 趣味・その他諸々の雑記
おはようございます!
久々に快晴っ!! な@湘南地方です。
今週末はあちらこちらでハロウィンな感じなんですかね。


ふと、気になった言葉。

諦めが、人を殺す。

思わずうなづく。
ふだんモヤモヤと思っていることを言葉にされると、はっとさせられる。

もとより、「言霊」的なことを強く思っている身の上。
言葉にすると、それが良いことでも悪いことでも現実化に近づいていくと思うところがある。

知らずに書いてたら、もとはこちらの漫画のセリフだった模様。
…読んだことないや。でも、こういう引っかかる言葉に触れると、ちょっと読んでみたくなる。
「言葉の芸術」は、もはや政治ではなく漫画にふさわしい形容句なのかも知れないなぁ。




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【雑記】急に冷えた

2019年10月22日 17時48分29秒 | 趣味・その他諸々の雑記
こんばんは!な時間ですよね、もう。
この秋初めて「寒い」という言葉を使ったかもしれない今日の@湘南地方です。

いやほんとに。急に冷えました。
走りに行こうかな、と思いましたがくじけました。
で、今自宅でお仕事中。
段取り整ったらジムにでも行こうかな、という即位の礼の火曜日。

いや、やることやらんとならんのはわかってるんですけど、
運動もしないと良からぬものが溜まって悪循環なので。

バランス大事。出力は無限大じゃないので、効率よく作業を進めたい。
日中は子守をしていたので、これからの時間が勝負。
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【知財記事】パクリ商品への対応

2019年10月21日 09時08分41秒 | 知財記事コメント
おはようございます!
曇り空、やや風が肌寒い今朝の@湘南地方です。

さて、今日はこんな記事

(ねとらぼより引用)
===============================
「パクリ商品でーすっ」 人気電子楽器「オタマトーン」の模倣品がAmazonで販売→明和電機社長自ら「ばっちりコピーできてます」とのレビュー投稿

音符型の人気電子楽器「オタマトーン」を模倣した商品がAmazon.co.jpで販売されていることを、開発元である明和電機の社長が注意喚起。パクリ商品に対してユーモアあふれるレビューを書くというユニークな手法が注目を集めています。

「オタマトーン」は、中小電機メーカーをイメージした芸術ユニット「明和電機」とキューブが共同開発した電子楽器。音符の形をした愛らしい形状に加えて簡単に音を出せるとあり、年代を問わずに人気を集めています。

そんな「オタマトーン」ですが、人気が出るにつれて模造品も登場しています。明和電機の社長こと、土佐信道さんは10月18日にTwitterで「アマゾンにオタマトーンメロディのパクり商品が売ってまし(た)ので、社長自らレビューを書いちゃいました!みんなの投稿、お待ちしてます!」とユニークな注意喚起を行いました。

(以下略)
===============================
(引用終わり)

で、問題の商品の掲載ページがこちら

飽くまで法的な観点ではなく、「パクリ」という行為に対する世間の見方を考慮に入れた“戦略”、ということになるのかな。
知財屋的な目線としては、ちょっと賛同できない面もあるけど。

「本家」のオタマトーンが正式にいつ発売されたのかはちょっとわからないけど、「Otamatone/オタマトーン」での商標登録出願は2009年7月にはされている(登録5296157号)。
で、例えばそのときに意匠登録もしていれば適切に「パクリ商品」を排除できたところ、と思われる。

取りうる手段を取らないでされてしまった模倣について非難をしても、それは“後の祭り”というやつで。
以前にも書いたけど、“そりゃあ泥棒は悪いけど、家の鍵を開けっぱなしで、なんなら「宝物はここでーす」と示して留守にしている家主だって悪いんじゃん?”
という話だと思う。
ビジネスって“そういうルール”の元で成り立っているんだから、これとは異なる倫理とか道徳とかの話を持ち出す場面ではない。


ただ、今回の事案がこれまでとちょっと違うのは、
明和電機さんは(少なくとも直接的には)「非難」はしていないところ。
どちらかというと“ホメ殺し”(懐かしいな)に近い。
兼ねてから模倣品が出ることは予期していて、その際の対策としてこのような反応をすることを考えていたのではないかと思う。
少なからず世の中に漂っている「模倣することそれ自体への嫌悪感」を、上手に拾っている。
結果、レビューが見事に「☆1つ」の最低評価。

デジタルの時代だからこその対処法といえばそうなのかもしれないなぁ、と考えさせられた今朝の記事でした。


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【書評(19-16)】「実行力 結果を出す「仕組み」の作りかた」(橋下徹)

2019年10月18日 08時30分54秒 | 書評
おはようございます!
なんだかスッキリしない天気が続く@湘南地方です。

久々書評。元大阪府知事・大阪市長の「都構想戦記」とでも言って良いような中身です。
その中でも、組織の中での人との接し方、意思決定の仕方、リーダーの在り方に重きを置いて書かれています。

ためになったかな、と思うところを抜粋。

・「トップが仕事をする上で一番大事なことは、「部下ができないこと」をやれるかどうかです。部下との人間関係というのは、組織マネジメントにおいて決定的な要因ではないと思います。」
・「リーダーは絶対的に正しい決定をするというよりも、誰もが決められない問題について「決める」ということが役割なんです。そう割り切らないとリーダーなんて務まりません。」
・「新しいことや改革を実行しようとするときに、問題点ばかりを挙げる人がいます。もちろん、どんな案にも問題点はたくさんあるでしょう。
  しかし、現状に問題点がないかというと、それは違います。現状に大きな問題点があるから、変えていこうとしているわけです。
  現状と新しいことの両者を比較して、「よりましなほうを選ぶ」「よりましなほうの問題点には目をつぶる」という志向が大事です。
  日本の議論には、こうした「比較優位」の思考が足りないと痛切に感じます。」


全てを解決するような理想的な解なんて転がっていなくて、現状を改善する(これには一部パラメータの低下が伴う)ことの是否を考える、
という姿勢が大事。
お薬と同じ。メリット/デメリットを比較してメリットの方が大きいのだから服用する。

ただ薬と違って組織や社会の場合、皆が一律にデメリットを被るわけではなく、むしろその痛みが偏在する選択肢となることがあるから難しいわけで。
というのと、「皆同じように苦しいんですよ」的な議論が跋扈してくることが往々にしてあるのが問題なわけで。

そういった利害調整をする側近がいて初めて、リーダーは決めていくことができるんじゃないかな、と思う。
トータルで良い方向に向かっている、ということを示す力がないと、周りが付いてこない。

若干尻切れトンボ感がありますが、今日はこんな感じ。
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