弁理士『三色眼鏡』の業務日誌     ~大海原編~

事務所開設12年目!
本ブログがKindle本に!「アマゾン 三色眼鏡」で検索!!

【知財記事コメント(著作権)】地方自治体のイラスト無断利用

2021年04月30日 09時38分33秒 | 知財記事コメント
おはようございます!
昨日とはうってかわって快晴の@湘南地方です。
…昨夜窓開けっ放しでうとうとしていたので、雨が吹き込んで床がえらいことになってました。
GW中のToDoに「事務所の中掃除(大掃除ほどではないけど、普段よりは念入り目にやる)」が加わった瞬間でした。

はい、ということで、
今朝はこんな記事。

(朝日新聞DIGITALより引用)
===========================
益田市がイラスト無断利用

【島根】益田市は、毎月発行している広報誌「広報ますだ」の2015年9月号で、インターネットに掲載されたイラストを無断利用していたと明らかにした。所有者に使用料など約36万円を専決処分し支払った。

市によると、京都市のイラスト管理会社から指摘があり発覚した。イラストには、多くの人が街中を行き交う様子が描かれており、担当者は「インターネットでイラストを検索し、ダウンロードして原稿に貼り付けた」と説明したという。
(以下略)
===========================
(引用終わり)

この手のはなしは、本当になくならないですね。
勝手に複製したら基本全部アウト、世の中のほとんどの事例は黙認されているか明示的にOKな範囲を予め権利者が開示しているか。
なので、「あれがOKならこれもOKなんじゃん?」は、通用しない。

それにしても「使用料など約36万円」って、結構な金額。。相場がもう一つわからないこの業界。
こんなサイトにイラストのおおまかな相場表が載っていたけど、その根拠はもうひとつよくわからない。
クリエイティブの対価は言い値の世界、という側面も正直あるのかな、と思う。
まあどっちにしたって、「ただで拝借して良いもの」ではないわなー。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【知財記事コメント(意匠)】内装の意匠 その後

2021年04月29日 10時38分18秒 | 知財記事コメント
おはようございます!
雨模様の@湘南地方です。GW中はお天気もう一つのようですね。

さて、意匠法大改正から1年と少しが経過しましたが、
今日はこんな記事

(住宅新報webより引用)
===========================
意匠登録、住宅でも広がる 改正意匠法施行1年 模倣や他社登録防ぐ

20年4月に施行された改正意匠法から1年が経過し、住宅企業も、注文住宅やマンションの外観や内装デザインなどの登録が進んでいる。登録の理由は、模倣防止や他社による類似意匠の先行登録を防ぐためだ。住宅のデザインは個別性が強く、デザインに関してあいまいな部分があったが、昨年末に住宅デザインの模倣が裁判で認められており、今後は住宅分野でも意匠登録が加速する可能性がある。

積水ハウスは、昨年4月の改正法施行以降、4月21日までに38件の住宅などの意匠登録を行っている。改正前から組立家屋として、意匠出願を行い、権利化を図ってきた。改正法で新しく保護対象となった「内装の意匠」についても、積極的に出願を行い、「ブランド価値の向上につなげたい」(積水ハウス)としている。同社では、模倣防止の観点からデザインの権利化を図っているという。
(以下略)
===========================
(引用終わり)

検索してみると、「内装の意匠」については本日現在で34件が登録になっている。
回転寿司店の内装と書店の内装が第一号ということで話題になったが、それ以外にも
オフィスの執務室の内装から電気通信事業の店舗の内装、職員室の内装、果ては瞑想室の内装まで。

新しい制度が施行されると、その運用が落ち着いてくるまでは色々と波風がある。
登録査定率までは今のところわからないのだけど(特許行政年次報告書がでれば分かるのかな?)
登録制の法律なので、もしも今“通りやすい”状況なのであれば、ある意味「出したもの勝ち」の面はある。
特に意匠は息の長い存続期間なので(出願から25年)。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【知財記事】コーポレートガバナンス・コード(企業統治指針)の改定案

2021年04月28日 08時22分44秒 | 知財記事コメント
おはようございます!
微かに雲が漂う空が広がる今朝の@湘南地方です。

4月も28日。切羽詰まってるな。うん。
頑張りましょう。

さて、今日はこんな記事

(日経電子版より引用)
===========================
重み増す知財と人財 金融庁・東証、企業統治指針改定へ

金融庁と東京証券取引所が上場企業の経営統治の指針となるコーポレートガバナンス・コード(企業統治指針)を6月にも改定する。3月末に示された改定案は上場会社にサステナブル(持続可能)な統治改革を迫る。キーワードは「脱炭素」「多様性」「知的財産」の3つだ。各分野で先行する企業の取り組みをみると、新指針が求める、新たなガバナンスの姿が見えてくる。

同指針は約80の原則などからなり、上場会社が株主や顧客、従業員らに配慮しつつ、中長期に企業価値を高めることを求める。罰則はないものの指針に従わない場合、理由を説明しなければならない。

(中略)

3つ目のポイントが「知財の活用」だ。改定案には「取締役会は、知財などをはじめとする経営資源の配分や戦略の実行が企業の持続的な成長に資するよう、実効的に監督を行うべきである」とした。経営層に知財で稼いだり、外部に分かりやすく説明したりするよう求めた。統治指針に「知財」の文字が入ったのは、今回が初めてだ。
(以下略)
===========================
(引用終わり)

IPとカーボンオフセットとダイバーシティ。まあ、ここんとこのトレンドを端的に表す語のパレードではある。
…で、「コーポレートガバナンス・コード」ってなんやねん?て思う向きも多いと思うので、こちら貼っておきます。
説明責任があるって、結構重たいよな。

記事になっている改定案が金融庁HPで開示されていた。
“上場会社ってこうあるべきだよー”というのを「べし/べからず」集としてまとめている感じ。

その中に知的財産という言葉が出てくるのは2点。
(1)【原則3-1.情報開示の充実】の補充原則③として、
「上場会社は、経営戦略の開示に当たって、自社のサステナビリティについての取組みを適切に開示すべきである。また、人的資本や知的財産への投資等についても、自社の経営戦略・経営課題との整合性を意識しつつ分かりやすく具体的に情報を開示・提供すべきである。」

→経営戦略の開示にあたっては、知財戦略の整合性に関しても、単に意識するだけではなくて具体的に情報を開示すべき、とな。ふむ。
 まあ、“競合のA社との関係で優位な〇〇分野に積極的にリソース投入”とかまでは言わなくてよいと思うけど(そもそも情報コントロールが知財戦略のキモなわけで)
 どういうタイプの戦略を選択しているのか、は標榜することが求められる、という風に読める。

(2)【原則4-2.取締役会の役割・責務(2)】の補充原則②として、
「取締役会は、中長期的な企業価値の向上の観点から、自社のサステナビリティを巡る取組みについて基本的な方針を策定すべきである。
また、人的資本・知的財産への投資等の重要性に鑑み、これらをはじめとする経営資源の配分や、事業ポートフォリオに関する戦略の実行が、企業の持続的な成長に資するよう、実効的に監督を行うべきである。」


→取締役会として、知財への戦略的投資に関して持続的成長の観点から、ポートフォリオ全体の整合性をみつつ監督する責務を明示しているわけね。ふむふむ。
 いよいよもって、企業の中の知的財産のウエイト、という点について注目されることになっていくわけだわ。
 ここまでいくと、「知的財産」という言葉がMETIで言っているのよりもかなり広義な概念として(人的資源の対置的意味合いとして)捉えられている向きがないでもない。
 ま、そうはいっても競争の優位/劣位を生じさせる要因は
・「ポジション(≒現在順位)」
・「人的リソース(≒エンジンの性能と出力)」
・「知的財産(≒マシン性能とチューンナップ)」
・「ガバナンス(≒ドライビングテクニック)」
 に大別・集約される
のだろうから(ちょっと乱暴だろうか?)、その括りで言えばポジションだけ見ないでバランスよく見てガバナンスしっかりせーよ、という至極まともな話ではある。

「戦略の開示」という点について、企業の参謀という自分の立ち位置からしたらチクッと”気になる点はあるけれど、上場してるんだから当たり前っちゃ当たり前か。
戦略自体も“開示して良いこと”と“秘匿しておくこと”を仕分ける、ということも必要だが、まあそれは今に始まった話じゃないですわね。

そんなわけで、益々「経営戦略と知財戦略の整合性」というのがキーになっていくわけです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【知財記事(商標)】シャネルvsファーウェイ事件で思ったこと

2021年04月27日 07時58分25秒 | 知財記事コメント
おはようございます!
今日も快晴。仕事しているのがもったいないくらいの快晴、な@湘南地方です。

気が付けばもう4月も終わろうとしている。
今日明日終わればGW突入…まあ、今年も去年同様どこかに行くでもなく淡々と過ごすGWなわけですが。
体力づくりだけはがっつりやろうと思います。ここんとこ運動不足で体調不良だったことを痛感。
日曜日にちょっと多めに運動したら昨日は体調良かったもの。
まあそんなこんなで身体のメンテナンスを中心に過ごしたいと思っております。

さて、今日はこんな記事

(BIGLOBEニュースより引用)
=========================
シャネルがロゴ巡る訴訟でファーウェイに敗訴=中国ネット「全然違う」「むしろあれに似てる…」

2021年4月22日、藍鯨財経は、仏高級ブランド・シャネルと中国IT大手、華為技術(ファーウェイ)とのロゴの商標権を巡る訴訟で、シャネルが敗訴したと報じた。
記事は、2017年9月に華為がEU知的財産庁(EUIPO)に登録申請したコンピューターハードウエアのロゴについて、シャネルが同年11月、同ブランドのロゴ(ココマーク)と酷似しているとEUIPOに異議申し立てを行ったと紹介。華為のロゴは「U」字形と「U」を縦にひっくり返した形を上下に連結させた形状で、EUIPOは19年11月に両者のロゴは類似していないとの判断を下し、申し立てを却下したと伝えた。
そして、この判断を不服としたシャネルはその後も商標権侵害を主張してきたものの、ルクセンブルクの一般裁判所が今月21日に「類似部分はあるものの、視覚的な違いは大きい」として、シャネルの主張を退ける裁決を下したと紹介している。
=========================
(引用終わり)

双方のロゴについては引用元のリンクをご参照。
ま、これで類似と言われてしまうとしたら、世の中の会社がロゴ選択するにあたっての自由の幅が狭くなりすぎ。
とはいえシャネルとしては“この距離感だったら噛みつくよ”というポーズは示しておきたかったのかも。

問題となるのは飽くまでロゴ全体の、標識としての誤認混同の可能性の有無であって、
例えばロゴを作成/特定する際に参考にしたとか、要素に分解したときに共通点があるとか、そういったことは直接的には類否には影響しない。

記事中には中国ネット民の
「むしろアンダーアーマーのロゴに似てない?」という声も掲載されていた。
…いや、もう無理矢理共通点を括りだせば括りだせるけど、の距離感。

今回の件は、大規模な企業同士のやり合いなのでここまで争いが先鋭化しているけれど、
これが一方が財務基盤的にもおぼつかない規模の企業だったら、係争費用を負担できずにギブアップ、ということにもなりかねない。
「リスク負担可能性」の差、という意味で、どのようなマークを選択するかの自由というのは、実は平等ではないなぁ、と思っている。
終局的に勝つと思われる事案でも、そこに至る過程で生じる事務コスト、実際の金銭面での負担を考えてもそのマークでいきたい、
という信念と、それを支える基盤がないと、結局志半ばで終わってしまう。

言い方を変えれば、どのマークを選択するかによって、実は所要コスト(潜在的なものも含めて)は違う
こういう言い方だと「地獄の沙汰もなんとやら」のような響きに聞こえてしまう。が、実際そういう面があることは否めない。
日常の商標出願のご相談においても、中間手続が発生する蓋然性が高い事案は、極力事前にそのようにお伝えする。
「そこは先生のチカラでなんとかしてくださいよー」と言われても、チカラでなんとかできるのはファーストアクションへの対応以降の場面であって、審査官の一次判断に対してできることは殆どない。
むしろ“クリエイティブのチカラ”でローコストで顧客に響くマークを発案選択して欲しい、と思うこともある。

たぶん、リテラシー向上の観点からお伝えしておくべきことって例えばこういうことなんだよなぁ、と思う。
同じ「商標登録出願」という手続でも、選んだポイントによってコストは一律ではない、ということ。
弁理士を活用する利点は、それを大まか予見可能である、ということ。

…動画のネタが一本決まったかな。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【雑記】写真

2021年04月26日 07時49分43秒 | 趣味・その他諸々の雑記
おはようございます!
快晴ですが風はちょっと強めな@湘南地方です。

さあ、GW前、4月最終週。
手元おかしな状況ですが、こつこつやる。やります。

そういや(←無理矢理な話題転換)、子供の写真ってあまりとってないなぁ。
いや、たまたま聴いてたラジオで
「親ってファインダー越しに子供を見ることが多いから、あまり直に見つめていない」
的なことを言っていたけど、
「うち、そんなことないなぁ」と。

なんか、写真撮っても見ない気がしている。
これまでもそうだったもの。
それよりは思い出をなるべく目に焼き付ける。

一日でも多く、そんな思い出を作れる日を作りたいなぁ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【知財記事コメント(特許)】ワクチン関連の知的財産権

2021年04月23日 08時49分14秒 | 実務関係(特・実・意)
おはようございます!
今日も快晴!@湘南地方です。

昨日は一日都内をあちらこちらと飛び回っておりました。
人、多いなー、と思います。そんなもんだよな、と。
緊急事態宣言が明後日には発令される見込みらしいですが、今更それで人の流れを止められるのか。。
ほぼほぼ「オオカミ少年」のような状態になっているわ、
そもそもアクリル板やらなんやら購入させといて営業自粛とかいっているわ、
なんかもう無茶苦茶やな、と思います。

これ以上、今の子供たちの負の遺産を増やす政策の選択はやめていただきたい、というのが率直な気持ちです。

さて、今朝はこんな記事。

(Bloombergより引用)
=========================
コロナワクチン関連の知的財産権、米政府が保護免除の提案支持を検討

バイデン米政権は、世界各国が新型コロナウイルスワクチンにより迅速にアクセスできるよう、知的財産権の保護を免除する提案を支持することを検討している。民主党の進歩派議員が主張しているもので、大手医薬品メーカー各社は反対している。

サンダース上院議員やウォーレン上院議員らは先週、特許や企業秘密を含む知的財産権保護の義務を幅広く免除する提案を支持するようバイデン大統領に求めた。この案は世界貿易機関(WTO)で提示されたもので、コロナ対策に必要なワクチンやその他医療品の生産・輸出に関する規則の緩和が狙い。
(以下略)
=========================
(引用終わり)

メーカーにしちゃたまったもんじゃないでしょうが、
健全な競争状態じゃないコロナ禍にあっては、あってよい選択肢だと個人的には思います。
メーカーに対する一定程度の補償は必要だとは思いますが、それが連邦政府主導のものなのか、はたまた社会的なプレゼンスに基づくものなのか。

国際的な取り決めとしては「TRIPS協定」において以下のような規定があります。
第31条 特許権者の許諾を得ていない他の使用
加盟国の国内法令により,特許権者の許諾を得ていない特許の対象の他の使用(政府による使用又は政府により許諾された第三者による使用を含む。)を認める場合には,次の規定を尊重する。
(f) 他の使用は,主として当該他の使用を許諾する加盟国の国内市場への供給のために許諾される。
第31条の2
(1) 前条(f)に規定する輸出加盟国の義務は,この協定の附属書の(2)に定める条件に従い,医薬品を生産し,及びそれを輸入する資格を有する加盟国に輸出するために必要な範囲において当該輸出加盟国が与える強制実施許諾については,適用しない。

ちなみに日本の特許法の場合、以下のような規定があります。
(公共の利益のための通常実施権の設定の裁定)
第九十三条 特許発明の実施が公共の利益のため特に必要であるときは、その特許発明の実施をしようとする者は、特許権者又は専用実施権者に対し通常実施権の許諾について協議を求めることができる。
2 前項の協議が成立せず、又は協議をすることができないときは、その特許発明の実施をしようとする者は、経済産業大臣の裁定を請求することができる。
3 第八十四条、第八十四条の二、第八十五条第一項及び第八十六条から第九十一条の二までの規定は、前項の裁定に準用する。


逐条解説(いわゆる「青本」と呼ばれるもの)によれば、
・旧法では「特許権の制限、収容、取消」といった制度があったが廃止された
・旧法では通常実施権の設定を受けることができるのは政府のみであったが、その制限もなくなった

といった経緯が書かれているほか、「公共の利益のため特に必要であるとき」の例示として
・発電に関する発明であってその発明を実施すれば発電原価が著しく減少し需要者の負担が半減するような場合
・ガス事業に関する発明であってその発明を実施すればガス漏れがなくなりガス中毒者が著しく少なくなるような場合

を想定してます。
なお、他の裁定通常実施権と異なり裁定請求の権限を有するのが「経済産業大臣」(他は「特許庁長官」)という点は短答試験のチェックポイントのひとつ。

ちなみに、他の裁定通常実施権も含め、これまで裁定により通常実施権が設定されたことは無い模様です。
(H16年とかなり古い資料ではあるけれどこちらがソース)


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【雑記】今日こそ

2021年04月21日 08時42分05秒 | 趣味・その他諸々の雑記
おはようございます!快晴な今朝の@湘南地方です。

連日、
「今日仕事終わったら走りに行こう」
「早めに仕事終わらせて打ちっぱなしに行こう」
とか朝の段階では考えているんだけど、、結局

「おわらねー」

となって断念している。

なので決めた。
今日は、仕事が終わっていなくても、一旦中抜けして走りに行くことにする。
んで、夜改めて仕事する。
要は、通常の土曜日の過ごし方ですわね。

さ、宣言した。
やることばんばんすすめよ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【知財記事コメント(著作権)】にわかに、NFT。

2021年04月20日 08時11分19秒 | 知財記事コメント
おはようございます!今日も快晴、良い天気!な@湘南地方です。

何とか上下水道も復旧し、今日は一日快適に事務所でお仕事、の予定。
…もう選挙カーが走り回っておるのか。。。聞こえた名前には絶対投票しない(←鎌倉市民じゃないのでそもそも選挙権ない)。
気が付けばGWがもう目の前…って、ちょっとアセる。

さてさて、今日は「NFT」の話。
たまたま昨日の朝のNHKのニュースでも取り上げられていたけど、

今日ご紹介はこんな記事

(日経新聞より引用)
=========================
デジタル資産の著作権保護事業

エイベックスは16日、デジタル資産の「非代替性トークン(NFT)」を活用した事業へ参入する。情報を改ざんしにくいブロックチェーン(分散台帳)技術を使い、著作権情報の確からしさを保証する。電通など11社からなる業界団体が運営する、権利の売買や利用ができるシステムと連携し、デジタル上で流通できる仕組みを整える。

(以下略)
=========================
(引用終わり)

NFT(= Non-Fungible Token)とは、“ブロックチェーンと呼ばれるデジタル台帳上のデータの単位”、というのがWikipedia上の説明。
…「データの単位」と言われても、なんだか???という方のためにもう少し柔らかい説明があるのがこちら

その「代替不可能性」「唯一性」が、デジタルアート作品(画像/音楽など)の「所有権」を証明するのに活用される、ということのよう。
まあ以前から著作権管理、特に複製が容易なデジタル著作物の著作権管理には課題が多かったところで、これとブロックチェーンとは親和性が高い(取引履歴が残る・改ざんに強い)とは言われていたわけで。

まあ理屈ではわかるのだけど、例えばこんなページを見ていると、結局アートが投機対象となるだけなんじゃない…?という気もしてしまう。
クリエイターが一回的な取引だけじゃなく、それ以降の転売に関しても“見返り”を受けることができる仕組み、というのは、歓迎されても良いところだとは思う。
ただ、要は「ルールが変わる」というだけであって、結局クリエイターに利益が還元されるというよりはその仕組みを運営する人たちにチャリンチャリン落ちていくだけじゃない?
「クリエイターに日の目を!」という錦の御旗を掲げつつ彼らをダシに新たな儲けの種にしているだけ、
という見方をするのはちょっとひねくれているだろうか?

結局、仕組みを運営する側の「志」と「良心」の問題なんだけど、
一方でクリエイターの側も自らの権利に対する関心を高めることも必要、というありきたりの結論になってしまうなぁ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【業務日誌】ちょっとトラブル

2021年04月19日 09時25分03秒 | 業務日誌
おはようございます!快晴の@湘南地方です。
はい。出張から戻ってまいりました。

昨日の日中は、下のムスメと近くの公園で遊んだりちょっとドライブしたり。
久しぶりに湘南の海を見ました。
お天気も良く、富士山までばっちり見えました。風は超強く、飛散する砂でほっぺたが痛かった。。




さてさて、夜からお仕事(夕方の「推し事」は、ここでは触れない)と思ったら、
どうも上下水道とも水が流れない。。。昨夜の暴風雨の影響なのか、断水している模様。
それが今現在まで続いています。
さしあたり連絡がつく所員は在宅勤務に急遽切り替えていただきました。

先ほどトイレ借りがてら近所のヨーカドーでお昼ご飯を買ってきたところ。
早期復旧すればよいのですが。。。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【業務日誌】出張日誌21-04②

2021年04月15日 10時51分51秒 | 業務日誌
おはようございます!いやもうこんにちは!
曇り空の@札幌です。

本当はゴルフ予定だったのですが諸般の事情でリスケになったので粛々とお仕事を進めています。
却ってこれでよかったのかもしれません。着実に堆積していたので…。

昨日は、お客様をご紹介いただいて「イノベーションと知財」に関するプチセミナー。
もともと2時間でしていた内容を25分にまとめたので、かなりかいつまんだ説明。
でもこういう訓練大事。勘所が、うまく伝わっていればよいなぁ。

そんなこんなで今日はおこもりさま。ZoomMTGはちょこちょこと。
頑張ります。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする