おはようございます。
今日は寒さが多少緩んだ感じの朝の湘南地方です。
そうはいいつつも、11月つごもり。
やることやらねば。
さて、今日はSankeiBizさんより こんな記事。
(以下引用)
【生かせ!知財ビジネス】中堅企業の専門組織形成を急げ (1/2ページ)
近年、企業のグローバル展開は当然のことのようになっているが、地方創生を担うべき各地の中堅企業には大きな悩みが生じている。知財経営の専門部署である知的財産部やその柱となる知財人材が不在のまま、グローバル展開を続けていることだ。
「経営会議では、担当役員が研究開発部門の出願担当者から報告された特許出願状況を説明するものの、経営課題として議論されることもなく、他の役員も関心を示さない」(素材メーカーの幹部)という話からは、知財面の事業リスク対応が放置されたまま、知財戦略的発想も十分に浸透していないことがうかがえる。大手の経営会議で特許部が重視されなかった時代の光景とだぶる。
中堅企業には研究開発で海外企業などと連携したり、海外に研究開発部門を設立したりするケースもある。しかし「グローバル化しろと言うだけでリスク面を言わない行政は、グローバル化での失敗を仕向けている面がある」とある知財コンサルタントは厳しく指摘する。
(中略)
知財立国宣言から10年以上がたった。企業の自助努力は第一義だが、普及啓蒙(けいもう)主体の中小企業支援とは違い、実践段階にある中堅企業の知財力強化は行政の盲点となっているのではないか。待ったなしの状況である。
(引用終わり)
実際問題、特許部なり知財部なりが「コストセンター」と捉えられている限りは企業規模の大小にかかわらず同じことが起きる。
それで、「知財の活用」→ライセンスビジネス、と短絡的に走ると、どだいそのようなマーケットが整備されているわけではないから頓挫する。
このあたりは「甘い」と思われるかも知れないのだけれど、
攻撃で取る1点も守備で守る1点も同じ1点、とは考えられないのだろうか?
知財があるから攻め込まれなかった。他社の新規参入を遅らせた。
これも経営に対する貢献なわけで、こうした貢献を可視化する試みはこれまでもされている、はず。
人材や組織がバランスシート上での評価が困難であるのと同じように、
同様に知的資産の一部を構成する知的財産の金銭的評価は容易ではない。
「経営目線」に長期的視野が含まれていなければ、知的財産が適正に評価されることもない。
知財を企業のコンテンツと捉えるのか、フレームと捉えるのか。
この点の姿勢がポイントなのじゃないかと思う。
この話題、もうちょっと考えます。
今日は寒さが多少緩んだ感じの朝の湘南地方です。
そうはいいつつも、11月つごもり。
やることやらねば。
さて、今日はSankeiBizさんより こんな記事。
(以下引用)
【生かせ!知財ビジネス】中堅企業の専門組織形成を急げ (1/2ページ)
近年、企業のグローバル展開は当然のことのようになっているが、地方創生を担うべき各地の中堅企業には大きな悩みが生じている。知財経営の専門部署である知的財産部やその柱となる知財人材が不在のまま、グローバル展開を続けていることだ。
「経営会議では、担当役員が研究開発部門の出願担当者から報告された特許出願状況を説明するものの、経営課題として議論されることもなく、他の役員も関心を示さない」(素材メーカーの幹部)という話からは、知財面の事業リスク対応が放置されたまま、知財戦略的発想も十分に浸透していないことがうかがえる。大手の経営会議で特許部が重視されなかった時代の光景とだぶる。
中堅企業には研究開発で海外企業などと連携したり、海外に研究開発部門を設立したりするケースもある。しかし「グローバル化しろと言うだけでリスク面を言わない行政は、グローバル化での失敗を仕向けている面がある」とある知財コンサルタントは厳しく指摘する。
(中略)
知財立国宣言から10年以上がたった。企業の自助努力は第一義だが、普及啓蒙(けいもう)主体の中小企業支援とは違い、実践段階にある中堅企業の知財力強化は行政の盲点となっているのではないか。待ったなしの状況である。
(引用終わり)
実際問題、特許部なり知財部なりが「コストセンター」と捉えられている限りは企業規模の大小にかかわらず同じことが起きる。
それで、「知財の活用」→ライセンスビジネス、と短絡的に走ると、どだいそのようなマーケットが整備されているわけではないから頓挫する。
このあたりは「甘い」と思われるかも知れないのだけれど、
攻撃で取る1点も守備で守る1点も同じ1点、とは考えられないのだろうか?
知財があるから攻め込まれなかった。他社の新規参入を遅らせた。
これも経営に対する貢献なわけで、こうした貢献を可視化する試みはこれまでもされている、はず。
人材や組織がバランスシート上での評価が困難であるのと同じように、
同様に知的資産の一部を構成する知的財産の金銭的評価は容易ではない。
「経営目線」に長期的視野が含まれていなければ、知的財産が適正に評価されることもない。
知財を企業のコンテンツと捉えるのか、フレームと捉えるのか。
この点の姿勢がポイントなのじゃないかと思う。
この話題、もうちょっと考えます。