雨漏れの原因究明は難しいです。
サッシ回り、外壁のヒビ、エアコンの配管用の穴など
怪しげなところは、意外とその原因で無いことが
多いんですね。
そして屋根から雨漏りすることは、私の経験では滅多にありません。
今回のお宅も窓枠に濡れた跡がありまので、怪しそうな窓サッシに
水道の水をザブザブ掛けましたが、一向に漏れてくる気配が
ありません。
こういう時は、濡れた跡のある壁を開口して、裏側を見るのが早道。
石膏ボードの壁はカッターで簡単に開口出来る上、
室内壁の補修は、あまり費用がかかりません。
さて、開口してみますと、サッシからも外壁のヒビからも
漏れた形跡はなく、もっと上、天井裏から水が伝った跡がありました。
その跡の真上は尾根の棟、どうやら破風板のつなぎ目の隙間が原因のようです。
そこで、破風のつなぎ目に散水してみますと、たちまち水がたれてきました。
一般的に破風のつなぎ目から入った水は室内まで入ってくることは
少なく、軒裏を伝い排出されることが多いのですが、このお住まいでは
破風から入った雨水が室内に流れ込む経路があったようです。
早速、破風の隙間をシール。
調査は一時間かかりましたが、修理は15分で終了。
雨漏れの修理は、調査に手間と時間がかかるケースが多いので
すぐ来てくれるお住まいの近くのリフォーム店に頼むのがオススメです。
雨漏れの原因がはっきりするまでは、屋根の葺き替えや外壁塗装などの
高額の工事は待ったほうがいいですよ。
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