トランプ前大統領は20日、大統領選の激戦州の一つ中西部ミシガン州で演説した=ロイター
【シカゴ=飛田臨太郎】
米共和党のトランプ前大統領は20日、11月の米大統領選に無所属で立候補しているロバート・ケネディ・ジュニア氏が自身を支持すれば、再選した場合に要職起用を検討すると表明した。
米CNNテレビのインタビューで質問され「おそらくそうするだろう」と答えた。
ケネディ氏はロバート・ケネディ元司法長官の息子で、ジョン・F・ケネディ元大統領のおいだ。二大政党以外の第3の候補として一定の支持を集める。ケネディ氏が撤退し支持に回れば、トランプ氏の勝利に追い風となる可能性がある。
トランプ氏の表明に先立ち、ケネディ氏の副大統領候補である弁護士のシャナハン氏はケネディ氏がトランプ氏の支持に回ることを検討していると明らかにした。ケネディ氏はX(旧ツイッター)に「どの政党の指導者とも話し合う用意がある」と投稿した。
トランプ氏はケネディ氏を「素晴らしい男だ。とても賢い男だ」などと称賛した。
米メディアによると、ケネディ氏は民主党のハリス副大統領にも話し合いを打診したが、ハリス氏側は関心を示さなかった。
ドナルド・トランプ前アメリカ大統領に関する最新ニュースを紹介します。11月の米大統領選挙で共和党の候補者として、ハリス副大統領と対決します。
選挙戦やトランプ氏が抱える裁判の行方など解説します。
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