首脳会談後の共同記者会見で発言する石破首相(7日、ワシントンのホワイトハウス)=AP
【ワシントン=黒沼晋】
石破茂首相は7日(日本時間8日午前)、為替を巡る問題に関し「第1次トランプ政権時と同様に専門家の日米財務相の間で緊密な議論を継続する」と述べた。日米首脳会談後の共同記者会見で説明した。
トランプ氏は1次政権で通貨安誘導を制限する為替条項を唱えた経緯があり、トランプ氏からの直接的な介入を避ける狙いがあるとみられる。
首相は首脳会談後、ベッセント米財務長官とも面会し、経済分野の日米協力などについて意見交換した。首相から為替について加藤勝信財務相との緊密な連携を改めて要請した。
加藤氏とベッセント氏は首脳会談に先立つ首脳会談に先立つ1月29日にオンラインで協議した。為替についても両国間で緊密に話し合っていくことを確認していた。
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