首脳会談で握手を交わす石破首相(左)とトランプ米大統領(7日、ワシントンのホワイトハウス)=共同
石破茂首相は9日のNHK番組で、7日(日本時間8日)にワシントンで開いた日米首脳会談に関して「大勢の方に努力をいただいて良い結果になった」と振り返った。
初対面となったトランプ米大統領の印象について「これから先、かなり落ち着いてじっくり話ができるなという印象を持った。相性は合うと思う」と話した。
首脳会談で合意した経済協力にも触れた。米国からの液化天然ガス(LNG)輸入を巡り「安定的にリーズナブルな値段(の輸入)は日本の国益に間違いなくかなう」と述べた。米国にとって対日貿易赤字の解消にもつながるとも指摘した。
首相は会談で対米投資額を1兆ドルの規模に引き上げると表明した。首相は協力分野として製造業や人工知能(AI)、エネルギーを列挙した。
安全保障協力を巡って、首相は会談でトランプ氏から防衛費の増額要求はなかったと明言した。
石破茂首相は2期目が始まったアメリカのトランプ大統領と7日に首脳会談に臨みました。アメリカは日本にとって唯一の同盟国で、日本の経済や安全保障にとっても重みのある存在です。トランプ政権とのディール(交渉)への備えは欠かせません。トランプ政権下の日米関係を巡る動きを追います。
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