Richardに愛をこめて…

旅立った最愛のRichardへ贈る
マダムKのDiary
    

刺し子・・・

2013-09-12 | ちょっと素敵な時間 ・ お出掛け

 

 

 

14年前の暑い夏・・・

その夏は 母が入院していて ベッドの横で看病していました
病室に二人きりでしたので 刺繍をしたり 刺し子したり・・・
私が作っている横で じっと見つめる母の顔が今でも浮かんできます

時には一緒に歌を歌ったり 母は歌が大好きで その頃もコーラスに通ったりしていました
美しい声でした・・・
母は亡くなりましたが あの夏の二人で過ごした日々は今でも忘れられません・・・

 

 

 

 

 

 

 

 


母は手仕事が大好きで 幼い頃の私の洋服は全て手作りでした
このレインコートは ワインの玉虫色で母とお揃い・・・
コートもワンピースもフリルのスカートもブラウスも 記憶の中にたくさん
弟がお腹にいる時に 編み物をする母を傍でじっと見つめてる私の写真もありました
懐かしい・・・
フランス刺繍 刺し子も母の傍で覚えました

 

 

 


さらしを2枚使って正方形にして刺したものです

 

 

 

 

 


藍色の反物に刺した 刺し子

 

 

 


長方形なので 和室の李朝の家具の上に作ったもの
近く父宅へ送って 玄関の下駄箱の上に置いてあげようと思っています

 

 

 

 

 

 

 

 
 反物巾のさらしで作った 刺し子の布巾・・・

 

 

 

 

 

 

 


七宝柄は 刺し子の縫い目を合わせるのが大変でした・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


好きな刺し子柄

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


一針 一針刺しながら いろんなことを思い浮かべる 静かな時間
この夏も暑く・・・
そんな日には 好きな音楽を聞きながら そして母を想いながら一針 一針・・・

ふと 母の香りがして 不思議・・・
幼い頃の記憶の中に覚えてる香りは忘れないのですね

よく笑う母でした
今も母の笑い声が遠く 遠くで聞こえてきます

 

暑かった夏も終わって もう 秋ですね・・・

 

 

 

 

 Madame K

 

 

 

コメント (14)
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