渋谷で朝ヨガテキスト「オームとは」

今回の渋谷で朝ヨガでは、「マントラ、オーム、ブラフマンとアートマン」について。


★マントラ
「祈り」「讃歌」「真言」「呪文」という意味。
インドでは、マントラを唱えるときに生じるバイブレーションはたいへん強く、そのバイブレーションとしてのエネルギーが様々な効果をもたらすと考えられています。

★オーム
「聖音」と呼ばれる最古にして最高のマントラ。
代表的な密教経典『マハーニルヴァーナ・タントラ』によると、a)字が宇宙の保護者ヴィシュヌ神を、u)字が破壊（再生）者シヴァ神を、m)字が創造者ブラフマー神を表し、「オーム」は、宇宙支配の三大主神が三神一体となった(a+u+m=aum=om)もっとも神聖にして強力なマントラなのである。

★ブラフマンとアートマン
アートマンは真実の自己（小宇宙）でありながら自己をも超えた広がりをもつ実在。それこそが、宇宙の最高原理（大宇宙）というわれるブラフマン。
瞑想が究極まで深められたとき、その境地をヨーガでは、「大宇宙と小宇宙が合一する」と表現する。「梵我一如（ぼんがいちにょ）」「主客合一」。その状態を、頭で理解するのではなく、「自分で実感する」。そのことで、はじめて、「自分観」「世界観」が変わり、苦に満ちた生き方、物事の捉え方から脱することができる。


渋谷で朝ヨガ＠電源カフェbeez（2013年8月24日）

渋谷で朝ヨガテキスト「カルマとは」

今回の渋谷で朝ヨガでは、「カルマと魂の再生」について。

ヨーギにとっては、からだと心はまやかしの物質世界に属し、限られた命しかありまえんが、それに対して魂は永遠で、一つの肉体が滅びても次の肉体に移ってゆきます。

ヨーガの聖典の一つ、「バガヴァットギータ」にもある通り、「人が着古した衣服を脱ぎ捨てて新しい衣服を着るように、肉体に宿る真我もまた、着古した肉体を脱ぎ捨てて別の新しい肉体に入る」のです。

魂の再生のサイクルを通じて徐々に無知のベールが薄くなり、私たちは内なる真我との再会に向かってゆきます。ヨーガ思想の中心には、カルマ、すなわち原因と結果、作用と反作用の法則があります。
すべての行為と思考は、現世か来世のいずれにせよ結果を生みます。撒かぬ種は生えぬ、といいます。現在の行動や思考が、自らの未来をかたちづくるといえるのです。



渋谷で朝ヨガ＠電源カフェbeez（2013年8月17日）