【九段 斑鳩 市ヶ谷本店】
九段斑鳩(イカルガ)の創業は2000年4月19日。
地下鉄の九段下が最寄駅で、アパレル出身の店主の坂井さんが、内装もオシャレに、ラーメンは当時「青葉インスパイア系」とも称された、動物系と魚介系のダブルスープ仕立ての美味しい醤油ラーメン主体のお店でした。その後、限定のラーメンも数多く提供。2003年に食べた鰹節が大量に振りかけられた油そばが、全然コッテリしていなくて、さっぱりで「油はどんな油を使ってるんですか?」なんて坂井さんに聞いたら、ニコッとしながら「企業秘密です」と答えられたのが楽しい思い出。サイドのチャーシューおにぎりもとっても美味しかった。あと必ず注文していたのが、締めの「杏仁プリン」。会社の同僚と一緒に行くと、みんな絶賛していたのが、斑鳩でした。とっても懐かしい思い出。
この頃は斑鳩はテレビでも良く紹介されていて、まさかそんなスター店主さんと飲み会の席でいろんなお話を伺える仲になろうとは、人生は不思議ですね。
斑鳩は、2011年4月に東京ラーメンストリートに2号店を出店。その後、2015年5月に九段斑鳩本店が、建物の老朽化で立ち退き。2年ほど前から移転先の物件を探されたそうですが、近隣に良い物件がなく、住所でいうと九段北から、九段南、最寄りの駅が市ヶ谷駅になりました。
2015年6月には3号店の「東京の中華そば ちよがみ」を東京ラーメンストリートに出店。
市ヶ谷本店は、2016年4月27日にプレオープンの形でスタート。
「生涯現場主義」の坂井さんは、3店舗のタレなどを全て自分で仕込みを担当しながら、本店の営業を水、木、金、土の昼営業のみとして、ご自分が本店の厨房に立つスタイルを堅持。
その様は、創業時の「斑鳩」の店名に込めた、聖徳太子の「受け身の気持ちで終わるのではなくて、自ら全てを主体的に始めて行く」という信条の現れです。
僕はその事実を直接聞いた時に、坂井さんってカッコ良いなあと思ったし、17年経った今でもラーメンがブレていないと感じました。
リニューアル移転した新しい本店も、厨房の隅々まで「坂井イズム」が感じられるし、特製らー麺(950円)も以前にも増して、美味しくなりました。
まさに坂井さんの魂のこもったラーメン、週4日しか食べられませんが、これは食べるべき東京ラーメンですよね。
限定の超濃厚らー麺、次はそれを頂きに参上します!
*斑鳩に関する過去のラーメンブログ&ホームページ
http://www.geocities.jp/rockygiants/ikaruga.html=ホームページに掲載された、2003年の九段斑鳩のラーメン記事。
【祝!オープン】「東京の中華そば ちよがみ@東京ラーメンストリート」九段斑鳩のネクストブランドが発車 2015/06
【5月2日で移転する「九段 斑鳩」】10数年前から繁盛する人気店、いつ来ても感動☆ 2015/04
【東京ラーメンストリート】「東京駅 斑鳩(いかるが)@東京駅八重洲地下」~ビバ!おもてなしの空間 2011/05
前日の夜の日本ラーメン協会の懇親会。
ロッキーは斑鳩店主の坂井さんから4日しか営業できない本当の理由を聞きました。
その翌日、スクランブルで、お昼しか営業していない斑鳩の新しい本店へ。
九段下も良かったけど、市ヶ谷も良いですね。
都会だ〜
ええええええ〜
ここだ。
暖簾もない。
看板もない。。。
店外での行列のお客さんのために、日傘があるのが、優しいですね。
まあオヤジは使いませんがw
濃厚らー麺があるのが、時代の流れでしょうか?
この超濃厚がまた気になりますよね〜
しかも時間帯指定の限定。
これは食べねば。
土曜日の午後12時半に来ないと。
カウンター12席のシックな店内。
大人の隠れ家みたい。
坂井さんにご挨拶して、シットダウン。
私が来た途端、あれよ、あれよと行列に。
ラッキーでした!
いつもの特製。
インスタ映えする画像も撮ります。
麺も良い塩梅。
チャーシューも相変わらず上品で美味い!
味玉がちゃんと割ってるでしょ。
これって、最近やってるお店が少ないですよね。
僕はこの割ってあるのが好きです。
半熟の黄身がとろけて美味しい!!!
もちろん汁完!
以前に比べると若干油感が強いようにも感じましたが、やはり、濃厚で油強めが世の中のトレンドでしょうか?
スープは以前の温めではなく、温かめ。
今も雑味の全くない、動物魚介のスープは、流石老舗です。
坂井さんだからこそ出せる味が、ここにはありますね。
「生涯現場主義」、頑張ってくださいね!!