東アジア選手権、柿谷の2ゴールで韓国を下し初優勝。
だけどこの試合90分を通じてほとんど良いところなしの日本代表だった。恐らくボール支配率は3:7で韓国という内容だっただろう。
日本のパスワークはよくて3本通った程度でまともに崩すことができなかった。試合中たった2回のカウンターが2得点につながったのが唯一の見せ場だったわけだ。中盤が命の日本代表の良さはまったく見ることが出来なかったのが残念だ。
一方あれだけ押していたのに試合に負けた韓国、なぜ負けたのか納得いかない展開だったろうがサッカーは残酷だ。
東アジア杯初優勝という成果は出たけど苦しい中での結果だった。一時は勝ち点得失点ともにおなじ中国と並び、最後はイエローカードの枚数で優勝の行方がどちらに転ぶかという展開だった。(6枚vs7枚までいった)
試合後のインタビューでザッケローニ監督が答えたのは「すぐにA代表に来る選手も居ればもうしばらくして上がってくる選手も居るだろう」とのこと。
すぐに上がるのが柿谷なんだろうか。個人的にはロスタイムのあわや同点ゴールをクリアした豊田選手を推したい。 このシュートは大会優勝には影響しないシーンだったけど、FW豊田がよく戻ってクリアした。あそこに居ることが大切だ、居なくても怒られないけどキチンと戻っていたことを評価したい。
中盤にタレントが豊富といわれる日本代表、今日のような展開になった時、勝敗にこだわって守り抜けるだろうか。W杯で強豪に押し込まれたときにこのような試合展開になることは間違いないが、その時、このピッチに立っていた選手は今日の経験を活かすことができるのだろうか。A代表レギュラーも同じような経験をもっと積んで欲しいと思った。