だ~いぶ前に、クラウドファンディングで「スマホにハードボタンを追加、アプリが一発で起動」という記事を目にしツイートしたら早速中の人がお気に入りリツイートしてくれたんでふとその方のツイを遡って見ていたらなんだか中華コピー商品が早くも同様のものを出してるとディスっててそうかそういう事もあるのねと思って今回買ったのがこのikeyです。
本家 Pressyは公式サイトのみの販売で3,000円くらい。
中華品はいくつかあるがi-KeyはAmazonで売ってて200円前後。
クラウドファンディングでアイデアあげて資金集め開始したらものすごい勢いでコピーもんが出現したという記事。
怖いですね、本家より先にコピーもんの出荷が始まるなんて。
で、iKeyの評価を見ると中華製品らしい、それはもう香ばしいコメントが数々あがってますが、240円だもん。送料込みで。
初期不良も多いそうだから2つ買って、さらに動かなかったら悔しいからアマゾンポイントで一部払っておきました。
240円x2個-300アマゾンポイント=180円。
2個で180円です。百均でイヤホンカバー買うより安いがな。
仕組みは簡単、スマホ(Android)のイヤホンジャックに差し込んだikeyが、押された回数にあわせ予め登録しておいたアプリを起動してくれます。
元々は普通のイヤホン差し込んで早送りなどカチカチ操作してたらアプリが勝手に起動した!というところから、ある決められた信号さえスマホに渡せれば自由にアプリが起動できるはず、というアイデアから始まったそうです。
ワンクリックでメモリクリア、ダブルでメールアプリ、トリプルでツイッター、長押しでライト点灯というような登録の仕方が可能です。
GooglePlayからインストールすると英語版で長押しオプションが無いアプリがインストールされます。パッケージのQRコードから直接ダウンロードしたものは日本語化&長押しオプションが利用できます。
開封の儀とかアプリの設定方法とか注意点とかは先人たちの知恵をググってもらうとして、私の環境をあげておくと、SC-03E(Android4.4.4)で無事動作しました。
私はスマホカバーをしているので、ボタンがカバーにすっぽりと覆われ外観的には全く同化しています。ちょっと押しにくいので、戸当たりなどに使う透明のポチを貼っておこうと思います。
アプリの権限なんてあれもこれも要求されてしまいますから自己責任で。メーカーから直接ダウンロードする際はセキュリティの「提供元不明のアプリインストールを許可」にしておく必要があります。
中華アプリにアレルギーのある方、何を抜かれるか心配な方は、本家のPressyを選択しておくほうがいいと思います。このような野良アプリを使うにはそれなりの覚悟が必要です。
私はまだ覚悟が不十分なので、しばらくはこういうアプリで通信を監視しておくつもりですが。(監視した結果を、文末に追記しました)
もう一つはNexus7(LTE 2013)に装着しました。2012版のNexus7では動作しないとの記事も見かけましたが、こちらは動作可能でした。
※この記事の執筆段階では、Nexus7(Android4)では、GooglePlayは非対応となりメーカーサイトからしかアプリがダウンロードできませんでした。
Nexusにはワンクリックにテザリングオンオフを登録。これでカバンに入れたままポチっと押せばテザリング親機としてサービス開始、停止ができます。
画面スリープのままで動作します。ただAndroid5.0.1ではアプリが対応していないという情報がありましたので、今後OSアップしたらどうしようかな、と。
このように、iKeyは基本的には押した回数で登録してあるアプリを起動させるだけのものですが、きっかけさえアプリにしておけば、そこから先を工夫することで、色々な動作をスマホで自動実行させることができそうです。
自動実行といえば、Taskerという有料アプリが有名ですが、設定が複雑で一般ユーザーにはちょっと敷居が高かったりします。また絶えず自動実行が必要な場面は意外に少なく、「外出時だけ」とか「ドライブの時」なんて週イチ月イチの場面だけだったりします。
私は日常使いのスマホではAutomated Deviceを利用しています。非rootで動作する簡易自動実行アプリです。それでもある程度の階層まで動作を登録することが可能で、ルール(条件一致もしくは不一致)が発生すれば、登録してあるアクションが連続実行されます。
一例で言えば、「自宅Wi-Fiから離れる」というルールに、「Wi-Fiはオフ」「マナーモードをバイブに」「モバイルデータはオン」というアクションを登録してあります。
また、「自宅Wi-Fiから離れる」というのも電池を消費しがちなGPS信号を使うのではなく、自宅近辺の「携帯電話基地局から離れたら」という判別を、Wi-Fi maticにやらせています。
このような自動化アプリをiKeyと組み合わせれば、トリガーとなる事象から連続していくつかの操作や設定を自動化することができるでしょう。
今のところNexus7には、自宅から持ち出す際にナビやテザリング親機としての利用を期待してます。週末に出かけるときだけ、この自動実行が働けば問題はありません。
※その後、実際にiKeyとAutomated Deviceを連動させ運用してみました。
だから、iKey長押しにAutomated Deviceを登録しておき、「自宅Wi-Fiから離れる」と「テザリングオン」「Bluetoothオン」「ナビで画面表示は常に表示」というような一連の設定が自動で行えれば十分に事足ります。
iKeyが無事に動作しそうなので、これからどんどんと拡張していきたいと思います。
追記
中華アプリiKeyが何か良からぬ動きをしていないか監視してみました。
パケセーブというアプリを使い、バックグランドで許可していないインターネット接続が発生していないかを監視。
iKeyは、画面オン・オフに関係なく、終日にわたりインターネット接続はしませんでした。
更に念を入れ、NoRootFirewallで、iKeyはWi-Fi/モバイル通信ともに遮断してみましたが、いずれも通信を行おうとはしていません。
iKeyはいまのところ、権限の要求は多いですが、それを使って何かを収集し中国サーバーへ転送するような挙動はないようです。
これを見ていて気づいたのですが、AirDroidは結構な頻度でインターネット接続していますね。めったに使わないアプリなんでしばらく停止しておこうかな、と。