お義母さんが出てきて妻とハワイに行って無事に帰ってきたのでお疲れ様でしたと温泉にお連れしました。
嬉野温泉和多屋別荘といえばいつもは貸切湯なのですが、さすがに義理のお母さんとお風呂は一緒に入りません(笑) ということで今日は日帰りの大浴場を利用しました。
和多屋別荘にある高級大浴場「心晶」です。宿泊客、しかも特別な水明荘に泊まった人だけの大浴場で、他の宿泊客は1000円、日帰り客は2000円という高額な設定になっています。
これは温泉じゃなくって、温泉へと続くアプローチに設えられた造園です。高級風呂だけに演出が凝ってます。
たまたま到着したのが午後3時の5分前で営業が始まったばかりでした。男性風呂はわたしだけの貸し切り状態だったので写真をバシャバシャ撮ります。まさか貸し切りになるとは思ってなかったのでカメラを持ってません、スマホで撮影しました。
内風呂が一つ、注ぎ口から熱い源泉とヌルいお湯が交互に出てきます。くじら温度計で計ったら源泉は55度ありました。湯船は中央付近で41度くらいです。
露天もひとつ、左奥にはサウナがありましたが、熱気は苦手なんで入ってません。その前にある円形のお風呂、最初にここへ入ったら水風呂でした。足を突っ込んだ瞬間、池に落ちたネコみたいに3mくらい飛び上がって逃げました(笑)
肩まで浸かってゆっくり、ゆったりとお湯を楽しみました。ほぼ貸し切り、1時間入っていて最後の10分くらいになってちらほらお客さんが現れましたが、あれだけ広い温泉をほとんど独占できたので「貸し切り」だったとしておきます。
脱衣場をちょっと紹介しておくと、綿棒・ティッシュ・櫛などアメニティあり、タオル大小あり、シャンプー類も「試供品」含めて3種類ずつくらいありました。
あと扇風機に暖房にウォーターサーバー、トイレ、ひと通りの設備は揃ってますので手ぶらで行くことができます。
※心晶の入り口は専用カードが無いと開きませんので一般客が入ってくることはありませんが、ロッカーはありませんので貴重品はホテルのフロントで預かってもらいましょう。
女性陣の長風呂に合わせ2時間待ちにしていたので、まだ待ち合わせまでに数十分あります。
心晶の前には立派な専用ロビーがありますのでそこで寛ぎます。
広いロビーに籐製のチェアやソファーが用意され、「さすが2000円取るだけあるよな」と思わせる調度品が揃っています。
カウンターバーもあるのですが、残念ながら今はウォターサーバーがあるだけで、ドリンク類のサービスはやっていないようです。(夜はわかりません)
奥武雄温泉の「風の森」slow minutesみたいな、フリーバーだといいんですがねぇー。全体的にいい感じに作られているんですが、何かちょっと足りない、そしてズレてる感じがします。
たぶん、最初のデザイナーさんのコンセプトどおりに運営されてないじゃないかな?
デッキにもチェアーが並べられ川を見下ろすことができます。「エマニュエルチェア」も2つありました。(このロビーの雰囲気、真似したよね?これ、風の森を参考にしたよね?(笑)
さすがにまだ寒いのでここでくつろぐ気はしませんが、夏には風呂あがり、ここでビール一杯、最高だと思います。これから、ここにお土産コーナー作ったり温泉たまご並べたり、そんな温泉宿のありがちな「ベタ感」に陥らないよう、ぜひ当初のコンセプトを貫いて欲しいですね。
最後はちょっと辛口になりましたが、お湯はよし、雰囲気良し、ほぼ貸し切りでゆっくりと温泉を楽しむことができました。値段はそれなりですが日帰り大浴場としてお薦めできる和多屋別荘「心晶」でした。