きのうの豚足は味が薄すぎたので調味料を足した。職場のある大先輩は「苦行のように食事制限して長生きしてなんになる」と割り切って、その後は欲しいままに飲み食いし、見事PPKで大往生したと聞いた。そのことを思い出しつつも、薄味に慣れてきたこともあって調味料は控えめに足した。
歳暮を戴いたので礼状を出そうとはがきを買いに行ったが、郵便局は生憎の日曜日。文具店ではがきを求めると、私製はがきのコーナーに連れて行かれた。次の文具店ではもったいつけて「官製はがき」といったら、若い女店員には通じなかった。自分が前時代の人間のような気がした。
以前は文具屋なら大抵はがきや切手を扱っていたものだが、郵便そのものが前時代的になってしまったのか。内容証明とか特別送達とか法的効力を求める文書もそのうち別の手段に取って代わられるのだろう。
小春日和とくれば走らずにはいられない。ちょっと寄り道して、山土を取るにしては様相が違うなと気になっていた工事現場を見に行った。
防災公園避難広場の工事だった。早期完成を願うばかりだが、それより気になるのは山土を採取している北の黒山である。ここには確か江戸時代の狼煙台があったはずだが、遺跡が損なわれてはいないだろうか。
諸説あるらしいが、アメリカ西部開拓時代、白人の間ではネイティブ・アメリカン(インディアン)は嘘つきの代名詞だったので、きょうのような小春日和をインディアンサマー(偽りの夏)と呼ぶようになった、というのが取り繕いのない本当の語源のように思う。
西部劇が人気だった頃は、「インディアン嘘つかない」というインディアンの台詞が定番ジョークだったとか。もしもネイティブ・アメリカンが西部劇を作っていたら、「白人嘘つかない」をギャグにしただろう。
いつもの海岸コース、9.7km。